容姿・経歴・その他メモ

経歴表
choice　裕福な家に産まれた
1-4-4　両親に愛されて育った
6-1-6　純潔である

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奈落近くの街を治める貴族である、コランダム家の長女。
父である現コランダム家当主の第二夫人であるエルフを母に持ち、腹違いの兄が一人と弟が二人居る。
唯一の自分の子ということで、母にはとても愛されて育った。とはいえそれは甘やかされたということではなく、多くの知識や技術を仕込まれている。

おしとやかで穏やかな物腰、柔らかい口調、丁寧な所作。どこに出しても恥ずかしくない御令嬢で。
……それでいて、からかい上手のいたずら好き。
立派な淑女として、悪癖は抑えているものの。気を許した相手、好きな相手には甘えるようにその本性を見せる。
現在はもっぱら上の弟が被害にあっている。兄は反応が薄くてつまらない、下の弟は幼すぎて可愛そう、とのこと。

16年前まで、サフィアには4歳上の義理の兄がいた。弟が産まれた直後、父が連れてきた養子だった。
サフィアは義兄のことが好きではなかったが、それでもまだ幼かった弟とは違い、嫌える程度にはきちんと認識していた。そして、その処刑は、当時8歳の少女であった彼女に深く刻み込まれている
……義兄とその母は、サフィアの腹違いの兄と弟、彼らを暗殺しようとした罪で捕縛され、処断が決定された。
その際、取り調べの結果、叔母はサフィアも殺そうとしていたが、義兄がそれを止めていたと判明した。その理由は単純で、サフィアの見目と身体が良いから。
自分で“使う”にしても、他家に売るにしても、アレは良い玉だろう、と。

……このことがきっかけで、彼女は自分の美貌が武器になることを知った。そして同時に、狙われるに足る宝物であることも。
で、あるならば。自分を磨くことは、武器を鍛えることにも、身を守ることにも繋がると、そう考えて。母に教えを乞い、その手管を吸収していった。
容姿をより魅力的に見せ、自然に誘惑する術。それでいて、のらりくらりと躱す術。 社交術。古典や芸術、歴史等の教養。政治や経済、商売の知識。内政の定石や過去の事例、法務論。男心をくすぐる会話法。寝物語。

数多の男を虜にし、求められる存在に成長して、されども指一本たりとも触れることは許さない。
優雅な胡蝶は捕まってはならず、高嶺の花は手折られてはならないのだから。

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