容姿・経歴・その他メモ

大破局が発生した時代、魔動機文明の力を結集されて製造された、【TypeZ】シリーズ。
その中でも、蛮族の排除を目的として作られた、対戦闘機動型である【Exe（Executionerの意）】の1機。
しかし、完成する頃にはかの国は滅亡の危機に瀕しており、全てを稼働させても滅びは免れない、と察した科学者達が、せめて後世のためになれば、と何機かを厳重な封印処置を施し、研究所の深部に保管。
その後、かの国は滅亡し、研究所は荒らされ、残ったのは最も深部に保管された1機だけであった。

そして、とある遺跡から冒険者が探り当てた古代の遺物の中から発見され、物好きな魔動機技師に買い取られる。
その技師は古代の遺物であるこの鏖殺兵器を修復。
過剰なまでの殺戮機構を良しとせず、文献でしか残っていないような鏖殺兵器、【TypeZ-Exe】をリメイクし、
ルーンフォーク【ゼロ】として蘇らせた。
技師は言う。
『お前はもう殺戮兵器ではない！』
『お前のその機構は命を奪うだけのものではないはずだ！』
『誰かに命令されるのは終わりだ！』
『自ら考え、自らの意思でその力を使え！』
『例えそれが悪の道であろうと、正義の道であろうと、そのどちらでもなかろうと』
『お前自身が選び、進め！』

そして現在。
とある街に一人のルーンフォークが現れる。
背中に一振りの剣を背負い、ギルドの門を叩く。

「冒険者の登録はココか？」
「名前、そうだな…。」
【TypeZ-Executioner-Remake-No.0】
「…長いしよく分からない？」

（『お前の名前は…【ゼロ】だ！』）

「ならば、【ゼロ】。それでいい。」

（『何にでもなれる！お前はこれからを生きて行け！』）

「これから宜しく頼む。」

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