禁術
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- 【『節制』第６のゴドルコン】
- 消費
- 術者／指定対象
- 対象
- 術者／
1体全
- 射程/
形状 - 術者／―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- 消滅
- 属性
- 無属性
- 概要
- 『第６のゴドルコン』を生成する魔法
- 効果
指定された詠唱を行うことで自身か対象を『第６のゴドルコン』にします。詠唱が完遂された時点で意思のないアイテムとなり、他者からの《パーフェクト・キャンセレーション》以外の魔法では解除できなくなります。またアイテムであるため、種族特徴や装備品、所持アイテム、[剣の託宣／運命凌駕]は使用できません。
詠唱は以下の3つの段階で成り立っています。- 1段階目
- 肉体の解放
- 2段階目
- 記憶の解放
- 3段階目
- 精神の解放
いずれかの1つでも拒むと、詠唱は失敗となります。強制的に解放させる事も可能ですが、その場合は精神抵抗力との勝負になります。
- 詠唱
世の理よ、ならべ。
闇よりいでし世界に我は立つ。光届く場で我は語る。
この身は風をうけて癒された。
この身は水によって生かされた。
この身は炎によって強められた。
しかいて我は今ここに、５つの理より道を外す。５つの理より受けし恩、遥か彼方へと忘却せん。
恨め、憎め、５つの理。
我は汝の放蕩者。得たものすべてを無へと帰す。
怒れ、許すな、５つの理。
この裏切りを恥とせず、誇る我が身を滅ぼしたまえ。
開け、内の内。
肉に隠れし真なる我。その姿を今ここに。積み重ねし醜悪を、怒れる理の目の前に。
崩せ、壊せ、５つの理。
これは我の鉄枷。旅に不要な重荷なり。
滅ぼせ、取りされ、５つの理。
未だ人たるこの欠片。微塵も残さず消し去りたまえ。
我は化す。６つめの理に。
(以下の詠唱は失われている)
由来・逸話など
魔法使い1人の存在と引き換えに、無限の魔力を永久に生み出し続ける宝石、『第６のゴドルコン』を生成する魔法。
『第６のゴドルコン』は魔法使いの魔力生成能力に注目したある工芸職人の気付きであり、同時に禁忌の始まりであった。生命活動も、人格も、魂すらも超越し、ただただ魔力を作るだけの存在となれば、そこに残るモノは何なのだろうか、と。それは魔晶石や魔晶宝石の終着点となり、越えてはならない最後の一線となった。
何より恐ろしいとされているのは、魔法の構築が極めて容易であるという点である。極端な話をすれば詠唱さえ出来るのならば、才がなくとも使えてしまう。魔法王はもちろんの事、平民までもが使えてしまうというのは極めて脅威であり、後にとある魔法王が『禁術』の1つとして厳重に封印したとされている。