この武器の所有者（携行していれば装備している必要はありません）が、HP０以下となって死亡せず気絶した場合、自動的に魂が抜け出てレイス（『ML』１３９頁）となります。睡眠、催眠、放心状態、HP「１」点以上ではレイスになりません。レイスのHP現在値はHP最大値の４分の１（端数切り上げ）となります。MPは現在値を引き継ぎます。他は操霊魔法【レイス・フォーム】と同様ですが、自らの意思で肉体に戻れません。肉体のHPが「１」点以上となったら、自動的にレイスは距離や障害物に関わらず、即座に肉体に戻ります。肉体に戻った場合、レイスのHPは無視し、肉体のHPを適用します。肉体に戻る前に、レイスのHPが０以下になったら、生死判定を行わず消滅し、二度と復活することはできません。肉体が失われた場合は、永遠にレイスのまま行動しなければならなくなります。レイスが、「対象：術者」の魔法を行使する場合、それはレイスが対象となり、肉体は対象にできません。「対象：１体」などであれば、肉体を対象にできます。
この武器は、〈魔法の発動体〉かつ〈小魔の封入具〉です。

レイスの注意点
・〈守りの剣〉の下では一切行動できない（レイスは「分類：アンデッド」で穢れが「５」点のため）。
・物理的な干渉はできない。武器による近接・遠隔攻撃、物理的動作によるアイテムの使用など。
・魔法は行使可能。〈魔法の発動体〉などは肉体が装備していれば魔法行使条件を満たすものとする。
・魔晶石やマギスフィアなど物理的動作が必要ないアイテムは肉体と同じ座標にいれば使用可能。
・召異魔法の魔神召喚に必要な召喚供物、送還供物は肉体と同じ座標にいれば使用可能。
・賦術は肉体と同じ座標にいれば使用可能。
・練技は使用できない（レイスは呼吸しないため）。
・呪歌は使用できない（レイスは楽器を演奏できないため）。
・相域は〈ジオグラフ〉展開後は肉体から離れても使用可能（〈ジオグラフ〉はレイスに付いて行く）。

用法	必筋	命中	威力	C値	追加D	備考
1H投	2		2	10