戦闘中に1度だけ、自身の行う主動作での行動を、戦闘エリア内のすべてのキャラクターを対象にして行うことができます。元となった主動作の射程や形状は考慮せず、対象を選ぶことが可能であり、任意のキャラクター（部位）を対象から除外できます。
　この時宣言された宣言特技の効果は1回の主動作に対してのみ適用されるものであっても、例外的にすべての対象に対して効果を発揮します。
　MPやアイテムの消費を伴う行動であっても、その消費量は増加しません。
　ただし、《狙撃》やシンボリックロアのように対象を増やせないような記述のあるものについては、この秘伝の効果を受けることができません。
　この秘伝の効果を受けるには、先制判定に成功（敵対陣営以上の先制値を達成する）しても、《ファストアクション》の効果を放棄する必要があります。《ファストアクション》の効果を放棄するかどうかは、先制判定の直後に決定します。

　1ラウンドに1度だけ、任意の対象の行動判定の出目を下げることを試みることができます。
　任意の対象の行動判定の出目を見た後、その出目を下げたい場合、その魔物の弱点値を目標値として魔物知識判定を行います。判定に成功した場合、対象の行動判定の出目を2下げます。この効果の結果、出目は2より小さくなることはなく、出目が2となった場合は自動失敗になります。
　なお、弱点値を持たないキャラクターに対しては、弱点値を目標値にすることはできません。
　この秘伝の効果で1度でも出目を下げられたキャラクターは、その戦闘中は弱点が無いものとして扱われます。

　1回の戦闘中に1度だけ、任意の1回の物理or魔法ダメージ（範囲攻撃の場合、そのすべての物理or魔法ダメージ）を減少させることができます。減少させるダメージ量は、自身の最大HPを上限とします。範囲攻撃の場合は、ダメージ減少量の合計値が自身の最大HP以下となるように、ダメージの軽減をすることができます。
　この秘伝の効果を使用した戦闘中には、自身の持つ《不屈》は発動しなくなります。