容姿・経歴・その他メモ

【経歴表】
■監禁されたことがある
■田舎で育った
■冒険に誘われたことがある
【冒険に出た理由】
■友達に勧められて


マカジャハット王国そばの、人間が住む小さな農村。ダグラスはそこでごく普通の農家に生まれた、異質なナイトメアだった。
母親を傷つけ、忌み子として扱われたダグラスは、小さな頃からネグレクト気味に育てられた。触れられず話しかけられず、ただ衣食住は配給のように与えられていた。

しかしダグラスは、それを当たり前のように享受した。農家の仕事を見て覚え、それを真似し働き、貢献した。ナイトメア特有の丈夫で力強い肉体は、農業をするには重宝したため、ダグラスは1人の働き手として扱われた。だが同時にその力強さを恐れられ、腫れ物を触るような扱いは変わることは無かった。
ダグラスはそれでも、毎日欠かさず働き続けていた。

やがてダグラスは親元を離れ、それでも村を離れず、1人で畑を耕し生きていった。外見年齢が変わらない、いつまでも若々しいダグラスは村の中で不気味がられ、ついに誰も寄り付かなくなった。ダグラスが離れて、両親とも縁が切れた。
両親が亡くなった時だけ、ダグラスは元の家の前まで
行って小さく祈った。

そんなある日、1人で森へ採集をしに行った時のことだった。この当たりで有名な海賊の斥候と遭遇し、ダグラスは攫われてしまった。
海賊船の檻の中に放り投げられた時、カムイという女性と出会う。

彼女から、冒険者という存在を聞いて。冒険者になろうと、誘われた。彼女にはのっぴきならない理由があって、自分にその手伝いを求められているようだった。

初めて人に何かを頼まれ、頼られた。言い知れぬ感情が湧き上がり、ああ彼女の力になってやりたいと思うようになった。

2人は不幸中の幸いか、マカジャハット王国で早々に買い手がついた。その者はどうやら人身売買は初めてだったようで警戒が甘く、すぐに屋敷から抜け出すことが出来た。
マカジャハット王国を出て、捕まらないように西へ。ハーヴェス王国を目指し、そこで冒険者になると決めた。
ハーヴェス王国には、どんな者でも冒険者を志せる冒険者ギルドがあるらしい。その噂を聞いて、ダグラスとカムイは月狼亭の門を叩いたのだった。

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