妖精卿のお世話役

妖精卿アレフに付き従う四→五人の妖精たちの呼称。来歴のせいもあってか最低限度の生活を営むことができればそれ以上は望まないスタンスの主の為に、綺麗な衣装や美しい装飾品などを献上してみたりと身の回りのもののほとんどは守護妖精が何とかしている。その興味のなさ足るや本当に人族なのかと疑うほどで、彼女たちは毎日のように呆れたり驚いたりしながらも、割とモノづくりに対してノリノリだとか。素材は虚空から生み出す。

妖精卿の護衛役

妖精使い、フェアリーテイマー。それは至る所に無数に存在する妖精と契約を行い、自身のマナを代償として力を行使してもらう技術。これが一般的なフェアリーテイマーの在り方だが、アレフはそれと少し異なる。彼女は生まれながら人族としては規格外の量と純度のマナを体内に内包していた。そして、その質は歳を重ねる毎に向上していき……成人を終える頃には、それこそそのまま放置していればマナの濃度に人体が耐えきれなくなってしまうほどにまで達していた。
アレフはそのマナを調整させる役割を妖精たちに任せ、その一部を代償として受け渡し、その上で彼女たちを名有り(named)とすることにより現界との繋がりを堅固なものとし、強大な魔力を安定して操ることに成功している。
裏を返せば、守護妖精の消滅はアレフの死を意味する。
その性質上、アレフと守護妖精とは一心同体であり、戦闘時なども基本的には守護妖精自身が魔法を使用することが当たり前となっている。【サモンフェアリー】に関しても、守護妖精に通常よりも高純度のマナを譲渡することで、より強力かつ確実に能力を行使させる……という絡繰となっている。ただし、アレフの体内のマナが暴走しないよう緻密な調整を要求されるため、マナを譲渡されている守護妖精を除き妖精魔法は行使することができず、またその時間も30秒程度が限界である。

五人の守護妖精

活動について

オーロラが夜空に光る頃、“奈落の魔域”の訪れと共に動き出す。正体不明のアイドルグループ『オーロラビス(通称ラビス)』。
ナイトメア(生まれは全員異なる)の女性四人で構成されており、メンバーの加入や脱退は絶対に起こり得ない(起こるとすれば活動休止または解散)ことを明言している。
“魔術”を用いた遠隔での映像投影により、約28日に1度を目処に1時間程度のライヴを行い、様々な街や村、森の中などに歌や踊りを届けている(場所に関しては事前に映像投影の許可を得ている)。

メンバーについて

ちなみにアレフちゃんはリーダーだがあまり表に出ず、作曲や振り付け、小道具の製作を担当することが多い。それでも顔面が強いので人気は高いらしいが。