容姿・経歴・その他メモ

本来とは異なる性別で育てられた＋まだ恋をしたことがない＋体に傷跡がある＋家族・仲間の敵を討つため　

短命種のメリアとして生まれる。
ライラック・リルに母親はいない。
捨て子だったライラックは、生まれた時点で母と呼ばれる人物はおらず、父親代わりの男の手で育てられた。
父親はいろいろなことに無頓着であり、生まれたばかりのライラックの性別を男だと勘違いしたまま、1年近く育てられた。
（捨てられた時点で2週間近くがたち、ライラックがある程度行動でき、着替えなどができていたせいもある）
男として1年近く育てられたライラックは、それに応じて言葉遣いが男じみていくことになるのだが、それは割愛。
捨てられてから1年近く以上たち、大人として体が成長する段階で、彼女が女だと育ての親が気づくものの、それまでの生活で培った性格やしぐさは修正できなかった。

事件が起きたのは1年半がすぎたころ。彼女が日課の果実取りに出かけていた時、自分の住んでいた家から煙が上がり、不審に思った彼女がもどると、そこには焼けただれた家と、その中に家の柱に押しつぶされている男を見つける。
その男は押しつぶされた状態で、ライラックに「逃げろ」と告げると、そのまま息を引き取る。
彼女がそのことに同様していると、彼女の背後から声が聞こえた。
「まだいたのか」と。その声に振り向く彼女に、白刃が煌めいた。その刃は彼女を傷つけ、致命傷を食らい気絶する。

目が覚めた時、そこは冒険者ギルドだった。
話によると、以下のことを話す。
彼女は盗賊に襲われたとのこと。
その盗賊は冒険者を見つけ出すなり、即座に逃げ出した。
父親がわりの男は、つぶれて死んでいるのを確認したということ。
倒れ伏した、彼女を依頼を受けた冒険者が助け出したという話だった。

彼女は一晩なき、そして自分の手でその盗賊を討つことを決意する。
その盗賊はこの地域一帯を渡り歩く盗賊団で、人族と蛮族が混合するそれなりに大きい勢力らしい。
だが、それでも彼女はその報いを受けさせなければならないと、冒険者になることを決意する

そんな彼女の春はまだとおい。

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