臨死体験をしたことがある
血縁者と死別したことがある
監禁されたことがある

身分を隠す為

私が生まれたのは鮮血海(ブラッドシー)の近くの蛮族領でバジリスクの暮らす部族の長の一人娘として産まれました。
ウィークリングとして産まれた私でも父と母は私の事を塔に閉じ込めながらも大切に育ててくれました。
最もその理由は
当時の蛮族領のトップであるヴァンパイアテトラヘドロンの一人娘に取り入る為に利用できると考えていたからしいですが...
そして幹部へとなれずに年々のみが経過して私が15歳へとなったとき終わりの時が訪れます。

蛮族領に突如魔域が出現。
気まぐれな魔神たちがヴァンパイアテトラヘドロンの妻を攫ったのでした。
魔域は直ぐさま攻略されましたが残ったのは無残な死に姿だけ。
その後はヴァンパイアテトラヘドロンとその娘は袂を分かち別々の道を歩み始めました。
そして、袂を別った数日後、その報を受けた私を...殺そうとしました。
取り入る娘が居なくなったことで私の存在意義すら失われてしまったのです。
それでも私は必死に請うて何とか命だけは助けて貰いました。
ですが今までもそうでしたが外の世界を見ることも叶わぬまま監禁され続けました。
それからどの位の時が経ってから私の生活は変わりました。

ある日父と母が塔の鍵を開けて私に告げました。
「私達のリーダーヴァンパイアテトラヘドロンが死に新たなるリーダーが誕生した。しかし我々はあの長を気に入らない。
希望を託せるならヴァンパイアテトラへドロンの一人娘のベルガネット嬢ただ一人、貴方を生かしていて良かった。」
「ここから出て行きなさい。ベルガネット嬢の元で力を付けて憎き真リーダーを殺しなさい。」
そう命じられ外へと一人旅立つことになりました。
半ば棄てられた形ですが...

身分を隠しながら人族の世界で冒険者ベルガネットの名だけを頼りに所属ギルドを探しました。
そしてその旅の中でブルライトで有名な海賊の斥候に私は捕まりました。
抵抗はしましたが死なないギリギリまで痛めつけられて奴隷船に乗せられました。

傷は治されましたが檻の中で一人、目隠しをされて監禁されてましたがその中に誰か別の人が入ってきました。
その人は私の目隠しを取り
「大丈夫か？」
と声をかけてくれました。
そこからはあまり覚えてません。
ただ、私は彼...ダグラスと名乗った男に冒険者というものの存在を教え、共に冒険者になりませんか？と誘いました。
もう、どうして冒険者にならなきゃいけないかは忘れてしまいましたがそれでも、このまま死んでいくのは嫌だったから...
彼を頼り、そして救いを求めました。
こんな私でも...助けて下さいと。

その後、不幸中の幸いか、マカジャハット王国で早々に買い手がつきました。
その者はどうやら人身売買は初めてだったようで警戒が甘く、すぐに屋敷から彼が連れ出してくれました。
マカジャハット王国を出て、捕まらないように西へ。ハーヴェス王国を目指し、そこで冒険者になると、彼が教えてくれました。
ハーヴェス王国には、どんな者でも冒険者を志せる冒険者ギルドがあるらしい。
その噂を聞いたから、そこで冒険者になろうと、彼は私に言います。
私はそれを了承し、月狼亭(げつろうてい)の門を彼が叩きました。

■人見知り
〇ダグラス以外のキャラクターと長時間目を見て話す
--すいません...余り目は見ないで下さい...
■箱入り娘
〇冒険中に宿泊施設で同室になる
--あの...これって...どうやって使うんですか？
■妖精と少女
〇妖精と会話を行うカムイを目撃する
--えっと...皆さんは困ったときに助けてくれるんです。