容姿・経歴・その他メモ

経歴／物心ついた時には１人だった、家族に探されている、負けず嫌いと称されている
冒険に出た理由／最強の存在になるため

赤い実をつける低木樹のメリア（長命種）の少年。
気が付けば周囲に同族はおろか人っ子一人いない静謐な山奥の崖の中腹にひっそり生えていた。
不安と混乱の中どうにかこうにか人里にたどり着き、なりゆきで冒険者の宿に転がり込む。
身体能力に劣るが優れた知性を持っており、生来自然と使えた森羅魔法を駆使する魔法使いになった。
より優れた存在で在らねば生きていけないという切迫感が根底にあり、自分を高めようとすることに貪欲。

ちなみに名前は、頭に生えている植物がたぶんヒイラギなんじゃないかなということでそこから適当につけた。
「サンゴ色の実をつけたヒイラギ」の意味である。

実は本人もわかっていないことだが、極めて珍しい「マンリョウ」という植物のメリア。
この植物はあまり大きくならず冬に美しい赤い実をつけるその様から珍重されているが、根が細く植え替えには適さず接ぎ木でも増えないうえに実のほとんどに繁殖力がなく、殖やすのがとても難しい。
そのくせ、鳥などに実が運ばれたのか、岩場などに１株だけ勃然と生えていることがまれにあり、栽培家の間では「野良マンリョウ」として珍しがられる。
ホーリィはその「野良マンリョウ」なのである。
貴重なマンリョウのメリアの種がどこでどうして行方不明になってホーリィになったかはもはや定かではないが、親はきっと血眼になってホーリィを捜し歩いたことだろう。

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