ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

無限の魔剣 龍世界 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

無限の魔剣 龍世界

基本取引価格:取引不能
知名度
50
形状
赤銅の輝きを放つ両手剣です。剣の軌跡を辿るようにして数多の剣の虚像が現れ、空間をも歪ませます。
カテゴリ
〈ソード〉SS
製作時期
神紀文明
概要
〝原初の赤銅〝と呼ばれたドレイクの蛮王が所持していたとされる魔剣です。本来の力は失われているとされますが、それでも充分強力なものとなっています。
効果
[常]無限の剣

命中判定の達成値が、命中に必要な数値を2上回るごと、追加として1本の剣が対象に命中します。命中力が自動成功であった場合には達成値を+10換算して、この判断を行います。
追加として命中する剣の属性は任意のものを選択し、これらは確定ダメージとなります。

[常]魔法拡大/無限

魔法拡大の際に増加するMPが0になります。ただし、自身の最大MPを超えるような拡大はできません。

[常]龍世界の魔力

使用者のMPの最大値が所有者のレベル×30点上昇し、すべての魔力が+100されます。

用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考
2H 100 +10 100 +10

由来・逸話

〝原初の赤銅〝と呼ばれたドレイクの王の魔剣です。

〝原初の赤銅〝は元々はガイアという名の人間の少女でしたが、戦神ダルクレムによって生み出された最初の蛮族となります。


龍世界はガイアがドレイクとなった時に戦神ダルクレムより賜ったとされるものです。もっともダルクレムは剣として与えたのではなく、ガイアを龍と融合させる際始まりの剣イグニスから抽出したエネルギーを以て彼女と龍の肉体と魂を繋ぎ留める楔として利用したと言われます。 その結果として彼女は楔として用いられたエネルギーを魔剣として具現化させることができるようになり、その魔剣を取り込むことによって龍の姿へとなることが出来るようになりました。

イグニスのエネルギーの片鱗とも言えるこの剣は、軽く振るうだけでも天変地異を発生させ、いかなる魔剣と打ち合おうとも刃こぼれすらしない強靭さを持っていました。
更に無限とも思える膨大な魔力を宿しておりカルディアが砕け世界にマナが満ちていた当時でさえ、彼女の扱える魔力量は大神の域を遥かに超え古代神の領域にまで差し迫っていたとされます。 ———しかしこの時はまだ真の意味で〝無限〝には至っていませんでした。

龍世界は確かに強力な魔剣ではあったものの、あくまでそれは第二世代の魔剣と比べた場合の話であり、第一世代———始まりの剣には明確に劣っていました。
彼女はダルクレムの眷属でありながら、神々の戦で戦果を挙げることで戦神ダルクレムに近づき、機を図りイグニスを奪い取る算段でした。 人の身であった頃にはなかった力への渇望が芽生え、より強い魔剣を求める衝動が抑えられなくなりつつあったのです。しかし結果として先んじて後の死の神ザールギアスがダルクレムに神格を授けてほしいと話を持ちかけ、一度はザールギアスは瀕死にまで追い込まれますがブラグサバスの奸計もありイグニスは奪われ、その後激しさと複雑さを増した戦の混乱に紛れイグニスは行方知れずとなってしまいました。



神々の戦が終結し、力を使い果たした彼女も長い眠りについていました。目的であるイグニスを見失い、意気消沈していたのだとされる説もあります。
しかし魔法文明中期、彼女の元に数人の英雄が現れます。眠りを妨げられた彼女は即座に追い返そうとしましたが英雄の1人が持つ魔剣に目を奪われます。そう、そこには、遥かなる太古の昔に渇望した〝始まりの剣 イグニス〝が握られていたのです。 気付けば無意識のうちに英雄たちを鏖殺し英雄が手にしていた魔剣を手にとっていました。 しかし当然と言うべきか、英雄が持っていた魔剣は本物のイグニスではありませんでした。
———だがしかし、微かではありますが、確かにイグニスの力を有していたのです。 どのような経緯かは不明ですが、本物のイグニスの力、その一端が魔剣には宿っていました。 彼女は嬉々としてその魔剣を取り込みました。 その結果、死よりも激しい苦痛を7日間の間に渡り被り続けましたが、それを耐えきり、彼女は魔剣を呑み込むことに成功したのです。
結果、彼女はその魔剣が如何にして造られたかを識ります。
神々の戦にて数多の魔剣とイグニスが打ち合った際、僅かに刃こぼれしたもの。それがエネルギーとなって結晶化したものが魔剣の核として用いれていました。 つまり、剣としては本質的に不足している状態であると。 それから力を取り戻した彼女は、自分と同じドレイクを集め一族を興し、歴史の裏であらゆる魔剣を蒐集させました。集めた魔剣を取り込み、次々と自身の力としていったのです。 気に入ったドレイクがいれば、その者を魔剣ごと喰らい尽くすことさえあったため、人族や他の蛮族から恐怖の対象となっているドレイクたちですら彼女のことを深く恐れました。 しかし同時に圧倒的な美貌とカリスマを持っていたため、彼女に喰らわれることを至上の栄誉とし成果を上げることに邁進するドレイクが後を絶たなかったとまで言われています。 そうした経緯で今の彼女の魔剣には無数の剣が宿っており、剣の中には無限の世界が内包されています。そこは竜たちのみが棲まう広大な世界であると、一族に仕えたドレイクの古老は語ります。

製作者:戦神