PC③：
あなたは人の姿をしているが、それはこの世界で生きるための仮の姿である。あなたは「魔神」なのである。
あなたはその魔神の中でも有名で、人々の中では「メフィストフェレス」と呼ばれていた。あなたは人間と、人間の持つ感情が大好きでたまに面白い人間を見つけては密かに人としてその人間を観察したり、時には悪魔として契約を結んでやったりしてきた。あなたは人間たちと人間たちの作り出した文明を愛しているのである。
そして、あなたは異界に居た頃からの因縁の敵がいる。彼の者の名は「魔神バフォメット」
山羊のような頭を持ち、炎と氷を操る魔神である。叡智に長けており、人に禁忌の知恵を与えることと代償にその人間の魂や血肉を奪う。
その行き過ぎた禁術により数々の文明を崩壊させており、人の文明をこよなく愛するあなたとは相反する存在なのである。
あなたは旅の途中でPC②と出会った。彼女の中からフツフツと燃え上がるような怒りと、真っ直ぐなその心情に惹かれて旅に同行することとなった。

名前の由来：エレボス＝ギリシャ神話の暗黒の神　ニュクス＝ギリシャ神話の夜の女神
【表向きの設定】
　とある平凡な家庭に生まれた人間のナイトメア。異貌の見た目により、ノイローゼとなった親に瀕死の重傷を負わされたが、奇跡的に回復。その後、自分たちを捨てた親の元を離れ、スラム街でごみを拾ったり不用品を譲ってもらったりして何とか生き延びた（スラム街やその近くの人々曰く「スラムの住人にしては、妙な魅力があった」とのこと）
そのうちに冒険者になれば自分で生きることができると聞き、それまでスラム生活でため込んだお金で道具を買い込んで冒険者となった。最初は魔術師となった。補助的な役割と、魔力枯渇の際の手段として呪歌を取得。その際に見かけた「楽器にもなるし武器にもなる道具」を見て「このギミック面白そうだなあ」ということで、ストリングボウを購入。その際にギミックを生かすためにそれを魔法の発動体へと加工の上、さらに射手を取得した。
　その後は一人、あるいはその場での寄せ集めの冒険者に混ざって冒険をし、着々と成長していった（ギルドの職員曰く「ナイトメアにしては人懐っこくて、妙な魅力で人々にうまく取り入っていた」とのこと）
そして、彼はとある冒険者と出会い、たびに同行することを決めたのだった。

【裏向きの設定】
　彼は、瀕死の重傷を負った際に「まだ生きたい、生き延びたい」と強く願った。その際に彼の願いを聞いた【秘匿により隠蔽】が現れ、【秘匿により隠蔽】の気まぐれにより、契約。彼は冒険者として亡くなった際にその魂を【秘匿により隠蔽】に渡す条件で、生きることを許された。それ以降、彼は【秘匿により隠蔽】の器として生きることになったが、彼自身はその状況に満足しているようだ。時に【秘匿により隠蔽】の能力を使うことを許されて、それを利用してうまく立ち回ることに楽しさを感じているあたり、似た者同士なのかもしれない。