エルフの里の長の娘として生まれた。
親が妖精魔法の適性がめちゃくちゃ高かったので、それを受け継いで生まれてきたライラは里でもみんなから「御子様」と崇められていた。すくすくと育っていたライラだったが、10歳のときに魔族の軍勢がが村に侵略してきた。
「お前はここに隠れているんだ。」そう両親から告げられ、村の奥の倉庫に静かに隠れていたライラ。両親は村を、娘を守るために魔族と戦った。
村は一丸となって魔族の進行を食い止めた。しかし、最後で力尽き村は滅んでしまった。もちろんライラの両親も････。
本人は気づいていないが、想定以上のものすごい魔力をもっており、魔族に発見されたライラは利用価値も高いと判断され魔族に囚われの身となった。それからは苦痛の日々だった。魔族のために魔力を吸われ続け、肉体的にも精神的にも疲弊していった。
それから、6年立ったある日のこと。魔王を倒すために、＜始まりの剣＞の冒険者ランクを持つエルフの勇者が城に現れた。
エルフの勇者と魔王は三日三晩の激闘を繰り広げ、ついに魔王は封印された。だが、魔王もタダではやられなかった。なんとエルフの勇者自身も一緒に封印させたのだ。
こうして、魔王を失った魔族たちは散り散りとなり解放されたライラだったが、助けてくれたお礼などなにもできていないライラは勇者の封印を解き、助け出すことを誓う。
それから強くなるため、そして封印を解く鍵を探し出すために冒険者になることを決め世界中を旅している。

そして、旅の最中に封印を解くための情報が竜の楽園にあると聞き調査をするために訪れたのであった。(『暴龍事変・序』に続く)

囚われていた時代の影響からか孤独に敏感であり、寂しがりや。それを強気な性格でごまかしている。
（強い口調で言う、いわゆる高飛車気味）
興味ないことにはかなりドライであり、冷たいとも思われることもしばしば。
だが面倒見はかなりいい性格で、キツめの口調になっていたとしても、本当にその人のことを思っていっていることが多い。
自分の目的（勇者の封印を解く）のヒントになりそうなことは、どんな些細なことでも知ろうとする。そのため、周りのことを考えず突っ走ってしまいがち。時には、危険だとわかっていても（無謀でも）突き進む。
魔族に対しては囚われ時代の影響で大嫌い。会った魔族は問答無用で魔法が打つことがほとんどである。
しかし、上位の魔族（魔王の幹部クラス）のレベルの強さの魔族に対しては一転して恐怖で埋め尽くされる。
（囚われ時代に圧倒的悪意・魔力を浴びせ続けられたため。）