容姿・経歴・その他メモ

【経歴1】
彼は幼い頃奴隷だった。彼が奴隷でなくなったのは、雪国のとある戦士達が彼を解放してくれたからだ。そのまま彼は雪国の戦士たちの一人、メリアの家庭で育てられた。

【経歴2】
彼に師はいない。だが友ならばいた。同じ屋根の下で育った大柄で屈強な白樺のメリアの女だ。彼女は、冷静沈着で利己主義なトムテとは対照的に、猪突猛進で、情に厚かった。

【経歴3】
彼女はトムテを冒険者に誘った。私達二人で英雄になろう、と。当然トムテは嫌がったが、無理を通される形で冒険者となっていた。
冒険者となってからは碌なことがなかった。オークの悪臭の中を進んだと思えば、奈落に吸い込まれ迷宮を彷徨い歩かされた。だが、どんな冒険も最後には酒と笑いが待っていた。トムテはだんだんと彼女に染まっていった。

【冒険者になった理由】
で、その馬鹿メリアなんだが、朝起きたら消えやがった。慌てて番頭に聞いたら、『先に発つ。冒険の先で会おう。』だの抜かしやがったらしい。笑わせんな。いや笑えねぇっつの。仕方なく、二人分の宿代を払ったのはさっきの話。通話のピアスはどっかの馬鹿が壊してただのお洒落なピアスになっているし...さて、とりあえず金が入り用だ。どうしたものか...

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