容姿・経歴・その他メモ

経歴1：C-3-1 大きな嘘をついている
経歴2：B-1-1 大きな失敗をしたことがある
経歴3：B-5-3 大切な人と生き別れている
冒険に出た理由：2-4 王になる

リルドラケンの里にて生まれた少女。生まれながらに高い魔法への才覚を秘めていたこともあり、里では蝶よ花よとのびのびと育てられ、リルドラケンのナイトメアらしく高い自己肯定感を抱きながらすくすくと育っていった
魔法使いの少ないリルドラケンの例にもれず、その里ではまともな書物がない中才能ありきで力をつけていき、同時に機動力を補うために騎獣の扱いを並行して学び身に着けるなど多彩なセンスを発揮し、12になる頃には里で狩りや外敵との交戦の際には一部隊を任されるなど失敗しらずでメキメキと頭角を現しつつあった

……それがよくなかった、あまりにも順調すぎる過ごしをするのではなく、失敗をするべきだったのだ

ある夜、里へ襲撃を受けた。攻められた地点はティアが本来受け持っていた箇所
しかしそこは慢心から自分一人でいいなどと言い出し単独で見張り、挙句の果てにその時間を警備せず自身の勉強にあてるなどという嘘を伝えていたのだ。その結果非戦闘員も多くいる村の中へ多数の蛮族や獣を侵入させる大失態を犯すこととなる

戦いが終わり、夜が明けたころ。骸となった敵襲の傍には多数の同胞が倒れ、そこには当然ティアの家族もいた
誰が見てもティアの失態であったのにもかかわらず、里の皆は誰一人として彼女を責めず。だからこそティアの自責の念はより強くその体と心を蝕んでいった
あれだけ自信のあった魔法も今や扱う気力もわかず、その堕落を制する家族もいない。日々を無為に過ごしていたころ里に一人のナイトメアが来訪する。その男は数名の村のものと話したのち、ティアの元へと来ると問答無用で拉致。喚き散らすも里の人たちは達者でなーと見送る始末、ついに捨てられた……？などと考えたがそういうわけでもなかった

連れ去られた先の孤児院、そこはナイトメアが多くクラス施設。外の世界ではあまりナイトメアの扱いはよくないと知識で知っていたものの、ここの彼らはよく笑う普通の子のようで
話を聞くと里の人達に頼まれて外の世界に連れ出し見識を広げさせたかったのだと、それは追放などでは決してなくあの場にとどまり続けていても何も進めないティアを思っての荒療治だったのと

話を聞き、ひとしきり泣いた後ティアは再び机へと向かいなおす。今度は間違えぬように、驕らず誠実に戦えるように、次はだれも失わないように


拉致られてから数年がたち、十分な知識を蓄えた頃ティアは旅へと出る。里の皆を守れるような知恵と力をつけるため、それまでは一度家名を捨て孤児院の者らと同じ姓を名乗る。自分を救い上げてくれた彼らへの恩義も忘れぬよう、すべてを今度はちゃんと背負った上で失いたくないものを失わない世界を作り出すために
すなわち、いつか未来に自分の国を建国するために

セッション履歴

収支履歴