解説

新市街で活動していた強盗団のリーダー。
元冒険者らしく実践的な技術を身につけており、抜け目のない剣技を以て悪徳へと踏み込む。

(魔物知識判定に成功した時点で、あなたたちは以下の情報を伝聞からか知っていたこととしても良い。)

かつては冒険者ギルド支部『右肩の剣亭』に所属していた。
真面目な性格で、模範的冒険者であろうとする「弱き者の味方」であったため、信頼できる者として頭角を現していた。

ある依頼をこなす過程で“理不尽な事故”により無念の死を遂げる。しかし依頼人のためにと諦めきれなかった彼は蘇りを受け入れ、執念で依頼を達成したという。
そんな彼を、市民はもちろん価値観が古風な右肩の剣亭の関係者も受け入れることはなかった。
支部や冒険者達から追放に近い待遇を受け、やがて彼は人知れず姿を消した。

彼の矜持が色褪せたのは、受け入れたその穢れの所為か。それとも別の何かの所為だったのだろうか。