容姿・経歴・その他メモ

人物

　所属不明の軍服に身を包んだ、老年のタビット。温和な性格で物腰も穏やかだが、その目には確かな知性と強い意志の光が宿っている。若かりし頃は、とある騎士団の指揮官・参謀としてその辣腕を振るったらしく、戦いの場では別人のように仲間に鋭く檄を飛ばし、熟練の真語魔法で敵を撃ち砕く。
　ゼエブとは昔からの知り合いのようで、彼のことを「ゼエブ君」と呼び、実の息子のように何かと気にかけている。
　いつも身に纏っている物々しい外套は、穏やかな雰囲気の彼には全く似合っていないが、並々ならぬ愛着があるようで決して手放さない。装飾品であるとんがり帽子も、わざわざ軍帽の形にリメイクする拘りようである。
　なお、茶色の体毛は、常にブラッシングが行き届いておりとても柔らかい。
　アメフクラガエルを使い魔として愛用している。危険を察知するとミューミュー鳴く。

来歴

　コルガナ地方の北限にある、モルガナシン公国の出身。
　公国が悪徳に堕ちる前から、稀代の大魔法使いであるネイサン・レイに仕え、共に魔神を打倒すべく"奈落の魔域"の研究に取り組んでいた。しかし、病によってネイサンの死期が近づくにつれ、ヒューイは"奈落"の研究よりも、喫緊の問題である魔神の襲撃と戦うことを決意。ネイサンの元を去り、旧友のダリオン神官が指揮を取る戦士団<樹神の群狼団(ダリオン・ヴェルフェ)>に所属する。旧友の息子であるゼエブ・ダイアモンドと共に、公国を脅かす魔神や蛮族、そして腐敗した上級貴族たちの陰謀に立ち向かった。
　しかし、旧友であるゼエブの父が戦の中で斃れたのを機に、戦士団は次第に統率を失い瓦解していく。魔神たちの執拗な襲撃から幸運にも逃れたヒューイは、いつか悪徳の都から魔神たちを打ち払うチャンスが訪れることを信じ、ダリオン神官の秘術によって眠りについたのであった。
　……そして、十数年の月日が流れた。先に目覚めていたゼエブの目を通して、ヒューイは変わり果てたモルガナシン公国──最早その名すらも忘れられ"ヴァイスシティ"と呼ばれていた──を目の当たりにする。美しかった白亜の都は、今や蛮族と悪人と魔神が我が物顔で歩き回る、悪徳の街へと堕ちてしまっていた。
　──しかし、それがどうしたというのだ？ 祖国が敵の手に堕ちたというのならば、今一度奪い返せば良いだけのこと。旧友の息子でありかつての同志であるゼエブは、公国復興のための計画を既に練り始めている。ならば、自分が力を貸さぬ理由はない。かくして、老いた兎の魔法使いは、再びこの街へと戻ってきたのだった。

◆魔物知識メモ◆
アラクルーデルハンター
オーガウィザード
ゴブリンシャーマン
ゴードベル
ダークトロール
ダークトロールアデプト
ドーンリッパー
バジリスク(人間、魔物形態)
ボルグラウドコマンダー
ミノタウロス

セッション履歴

収支履歴