ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

スカーレット - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

スカーレット

プレイヤー:

私の家族は師父ただ一人」

種族
ミストエルフ
年齢
49
性別
種族特徴
[暗視][剣の加護/惑いの霧]
生まれ
軍師生まれ
信仰
ランク
ブロードソード
穢れ
0
10
6
10
10
6
5
10
5
5
成長
2
成長
2
成長
2
成長
2
成長
1
成長
0
器用度
22
敏捷度
18
筋力
13
生命力
18
知力
16
精神力
15
増強
2
増強
増強
2
増強
増強
2
増強
器用度
4
敏捷度
3
筋力
2
生命力
3
知力
3
精神力
2
生命抵抗
8
精神抵抗
7
HP
33+15=48
MP
15
冒険者レベル
5

経験点

使用
15,500
残り
500
総計
16,000

技能

ファイター
5
レンジャー
3
エンハンサー
3
ウォーリーダー
3
アルケミスト
1
ダークハンター
1

一般技能 合計レベル:10

娼婦プロスティチュート
5
家政婦ハウスキーパー
5

戦闘特技

  • 《武器習熟A/フレイル》
  • 《薙ぎ払いⅠ》
  • 《頑強》

練技

  • [補]【キャッツアイ】
  • [補]【マッスルベアー】
  • [補][準]【ガゼルフット】

賦術

  • [補]【ヴォーパルウェポン】

鼓咆/陣率

  • [補]【怒涛の攻陣Ⅰ】
  • [準]【陣率:軍師の知略】
  • [補]【怒涛の攻陣Ⅱ:烈火】

操気

  • [補]【念縛術Ⅰ】

判定パッケージ

レンジャー技能レベル3 技巧 7
運動 6
観察 6
アルケミスト技能レベル1 知識 4
ウォーリーダー技能レベル3 先制 6
先制(知) +1= 7
ダークハンター技能レベル1 知識 4
魔物知識
4
先制力
7
制限移動
3 m
移動力
18 m
全力移動
54 m

言語

会話読文
交易共通語
エルフ語
魔動機文明語

賦術/操気

理力賦術/操気
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
アルケミスト技能レベル1 賦術 4
ダークハンター技能レベル1 操気 3 3 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル5 15 9 7
《武器習熟A/フレイル》 1
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 備考
〈ライジングサン〉[打] 1H両 14 -1=8 24 10 8
〈ライジングサン〉[打] 2H 14 -1=8 34 10 8
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル5 15 8
防具 必筋 回避力 防護点 備考
スプリントアーマー 15 5
合計:すべての防具・効果 0 5
装飾品 効果
軍師徽章
右手 叡智の腕輪
左手 宗匠の腕輪
アルケミーキット
スマルティエの剛力の腕輪
所持金
2,730 G
預金/借金
G

所持品

マテリアルカード

BASSS
5
名誉点
50
冒険者ランク
ブロードソード

名誉アイテム

点数
冒険者ランク100

経歴

A4-3:忘れられない恐怖を体験したことがある
C1-6:純潔である
B1-2:師と呼べる人物がいる

簡易詳細

娼婦から生まれた娼婦
男性怖い、娼婦嫌い。それ以外にはきっと優しい
自分を産んだ娼婦の母を探している

詳細

スカーレットとは、恩人から賜った名だ。綺麗な瞳をしているからと、これからはそう名乗りなさいと言って貰えた。10歳の頃だった。それがスカーレットの持つ、初めての暖かい記憶。

スカーレットは人権を持たず生まれた。娼婦の借金のカタとしてどこぞの好事家に買われ、生涯を男の性の捌け口として消費されることが決まった。否、それは娼婦の胎にいた時から決まっていて、その時決まったのは誰が最初の飼い主になるか、ということだった。幸運だったのはその飼い主が手に入れたものを早々に壊してしまう趣味はなかったことで、不幸だったのはスカーレットもまた娼婦として扱われたことだ。5歳になる頃には口での奉仕が日課になっていた。

日課

朝、娼婦を侍らせて眠る飼い主のそれを咥えこむ。何人もの娼婦の中に入れて洗いもせずに寝入ったそれは醜悪な臭いがして、毎日えずいて飼い主の睡眠を妨げた。折檻と称して鞭で叩かれた。
昼、奉仕の仕方を教えてやると飼い主のそれが喉にまで突き入れられる。喉を突かれた生理的な反応からまたえずくと、今度は褒められた。が、何度も喉を突かれることが気持ち悪くて吐き出すと、やはり折檻を受けた。
夜、娼婦との本番前の前戯をやらされる。少女もいたし、大人もいた。少女は10になると本番に参加させられるようだった。

恐怖と痛みに耐えながら、逆らわず媚を売り、来るはずのない助けを願って5年の月日が過ぎ去った。10歳になる日が近付いて、いよいよスカーレットの番が回って来る日の午後のことだった。飼い主の部屋の前を通った時、飼い主と何度か聞いたことのある飼い主の友人の会話が聞こえた。
「やっとあのエルフの全てを頂くことができる」
これは、自分のことだとすぐに理解できた。
「あのミストエルフか。知ってるか?あれの母親」
母のことは聞いたことがなかった。耳を澄ませる。
「随分従順になったと聞いた。腹を痛めて産んだ子を奪われて自棄になったとも」
母の境遇があまり自分と変わりなさそう、ということは分かった。その上で、母はそれを受け入れていることも。
「だから、一つ趣向を考えていてな」
飼い主がこう言った時は私たちにとってとても都合が悪いことだというのは、既に身に沁みていた。
「今日、あれの母親を借りて来ている。我が子が女になる手伝いをやらせてやろうと思ってな。従うのか、反抗しようとするのか、楽しみだ。両方孕ませるのもいいな」
ぞっとした。今まで耐えてきた恐怖の比ではなかった。今日、この後、この館で夜を迎えると自分は本当に全てを奪われてしまう。その実感に襲われた。今までだって逃げ出したかった。けれどそうして連れ戻された娘達への凄惨な折檻に怯えて出来なかった。だが今、このまま立ち尽くしていてもそうなる運命なのだと提示されてしまった。逃げなければならない。万が一の可能性に掛けて、そうしなければ、未来など存在しない。
声を上げることなくその場を離れられたのは、奇跡だったと思う。飼い主達の笑い声が、やけに耳にこだましていた。

夜を待たずに館を抜け出した。夜になれば呼ばれる。呼ばれるといないことに気付かれる。どこに迎えばいいかも分からないままがむしゃらに駆ける。道端に転がるゴミが足裏に刺さった。転がる。人にもぶつかる。飛んでくる怒号が、追手のものかぶつかってしまったせいのものかの判断も出来ないまま立ち上がって走り出す。恐怖に駆られて。倒れるまで走り続けた。
いつしか夜は更け、朝になった。すっかり身体はボロボロになっていた。限界を迎えて倒れこんで、そんな自分を最初に見つけたのが善人だったことが、私の人生で最も幸運なことだろう。

私を助けてくれたのは、かつて冒険者だったという初老の男性だった。治療をしてくれて、サイズは少し大きかったけれど服も用意してくれて。それでも彼が男性だったから怯える私に、彼は根気よく接してくれた。読み書きを学んでこれなかった私に教えてくれた。識別番号以外の呼び名がなかった私に名を授けてくれた。彼がまだ冒険者だった頃に使用していた技術を伝えてくれた。いつしか私は彼を先生と呼ぶようになっていた。
いつか──先生が何故結婚していないのかを聞いたことがある。
曰く、住んでいた村では婚約者がいたが村での生活が退屈で全てを放り投げて外の世界に来てしまったのだという。
無責任ではと私が半目で言うと、先生は困ったように笑った。全く以てその通りで、その因果と言うべきか出会いに恵まれないまま今まで生きてきた。寂しくはあるが自分の行動の結果だ。受け入れている、と。
「それにこの年になってお前が家に来てくれた。お前は嫌かもしれないが、娘のように思っているよ」
嬉しかった。自分の居場所だと思えるところが出来たのが。先生と二人の安穏した日々は30年ほど続いた。

先生が寿命で天へと昇られた後の私は、先生の遺言に従い火葬にし、遺骨と灰を先生の生まれ故郷へと持って行っていくために旅をしていた。冒険者となったのはその時のことだった。十分な技能は仕込まれていたし、先生亡き今は自分で食い扶持を稼げるようになる必要があったから。先生が居を構えていた場所から先生の故郷は二つ三つほどの地方を挟んだ所にあって、冒険者に成り立ての私には骨の折れる仕事だったが、一年が経つ頃にようやく村に辿り着くことが出来た。
村では──思いのほか歓迎された。先生がいつ村を出たにせよ、それは人間からすればとても昔の話だと思っていたから、誰も先生を知らないのでは。という懸念はあったが、先生の現役時代は私が思っていたよりも凄かったようで、その活躍が故郷にまで届いていたようだった。
遺骨とともに託されていた手紙を手渡す。お疲れでしょう、と先生の家系の人達に食事を振舞って貰って、食後。村での先生の話を聞いたり、逆に私は私が知っている先生の話を彼らにして団欒のひと時を過ごしている時、家長らしき人が先刻私が託した先生の手紙を持って私に言った。
私が先生にとって娘のような存在であり、先生亡きあとは孤独になってしまうから、出来ればこの村・この家に住まわせてやってはくれないか、と。そうした内容が書かれているらしかった。
家長は、わざわざ遺骨をこんな辺鄙な村にまで届けてくれたのだから、もう家族のようなものだ、と。私を受け入れてくれる意志を固めたらしかった。
私は。
私は。
頷けない自分がいることに気付いた。彼らと共に過ごせる自信がない私がいることに気付いた。彼らに恐怖している私に気付いた。
その時、記憶がフラッシュバックした。遠い昔。先生に拾われる前。地獄に住んでいたころ。私がスカーレットではなくてモノだったころ。
固まる私に家長達は急に言われてもびっくりするだろうから、と気を使ってくれた。外の空気でも当たってきたらどうだい、と。その言葉に従って私はふらふらと家を出て、しばらく歩いて。弾かれたように走り出した。走って村を出た。何処かに向かって走り出した。

頭の中で反芻している。
モノ扱いされていた時のこと。娼婦だった時のこと。口内を犯されている時のこと。
ずっとずっと、忘れていただけだった。あの時のことは私の魂にこびりついていた。恐怖が私を今も歪めていることに気付いた。許せなかった。何故、そのような目に合わなければならなかったのか。何故と言えば、それは私が“モノ”から産まれたせいだ。人扱いされない“モノ”から産まれたから私も“モノ”になった。私の恐怖の根源は、母にある。
断ち切らなければならないと思った。エルフの一生は500年。今の私は49歳。あと450年もある時間を、恐怖に怯えて生きるなど耐えられるとは思えなかった。
母。母よ、会ったことも名も知らぬ母よ。何故あなたは私をこの世に産み落としたのか。あなたの生くる世界に私を巻き込むことを罪とは思わなかったのか。それとも母と娘で仲睦まじく過ごせるとでも思っていたのか。母よ、あなたはまだ生きているのか。
生きているのなら娼婦を続けているのだろう、従順になったと言っていたのを、今でも覚えている。
私はあなたを否定するために、あなたを探す。あなたと私の縁を断ち切るために。
涙でぐちゃぐちゃになった顔で、そう決めた。
「私の家族は師父ただ一人」

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 16,000 14,000 150 器用×2
敏捷×2
筋力×2
生命×2
知力×1
能力値作成履歴#593183-2
取得総計 16,000 14,000 150 9

装備

ライジングサン::-1200
スプリントアーマー::-520
叡智の腕輪*2::-2000
スマルティエの剛力の腕輪::-900
宗匠の腕輪*2::-2000
軍師徽章::-100
アルケミーキット::-200

アイテム

冒険者セット::-100
テント(4人用)::-250

消耗品

マテカ赤A*5::-1000
救命草*20::-600
魔香草*4::-400
3点魔晶石*3::-900
アウェイクンポーション::-100
陽光の魔符+1::-500
月光の魔符+1::-500

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