容姿・性格

金髪、赤い瞳と黒い眼球、蠟のように白い肌を持つ。
魔術師・神官としての適性は高いが、その他は人並み。
世俗からやや離れて育ったせいか、性格はおっとりしている。

コロロポッカの森の最奥にあるマナの湧き出す泉で体に何らかの影響を受けたようだが、今はまだ顕在化していない。

イーヴの神官だけあって、奈落の魔域を滅ぼす事においては人一倍意欲を示す。
アルヴへの偏見を憂いており、人族として広く認められるよう努力している。
ユーシズ魔導公国から国外追放を受けている身であり、正規の冒険者として活動できずヴァグランツとして生きている。

家族構成

父
カルロス(人間、46歳)ユーシズ魔導公国の宮廷魔術師。元は第二位であったが、今は第五位まで位を落としている。
　元伯爵だがラインハルトの事を知られた後に子爵へ格下げされた。
　イザベルが国外追放された後も後妻は取っておらず、独身。
　密かにイザベルやラインハルトとも連絡を取りあっており、ラインハルトが世に認められるよう援助をしている。(パトロン)

母
イザベル(人間、42歳)元宮廷魔術師。魔導師であり、ドルイド。ラインハルトの魔術の師でもある。
　ラインハルトの出産でノスフェラトゥの血を引いている事が発覚。数年後、ラインハルト共々国外追放されてしまう。
　普段は優しい母親だが、ラインハルトへの魔術の修行は苛烈であった。
　ラインハルトが神官へ目覚めた時は激怒したものの、新たな生き方に理解を示してくれた。
　今もコロロポッカの森のメリアの里(アムレベリア)で暮らしている。

アムレベリア(コロロポッカの森のメリアの里)の人々

長
ニコライ・アムレベリア(メリア/男/長命種、186歳)高位のドルイド。
　イザベルの師でもある。彼の伝手が無ければラインハルト達は路頭に迷っていただろう。

友人
ユーリ(メリア/男/短命種、13歳)面倒見のいい兄貴分。
マカール(メリア/男/長命種、15歳)あわてんぼうな弟分。
リュドミラ(メリア/女/長命種、22歳)サバサバした姉貴分。

師匠
ターニャ(メリア/女/長命種、52歳)イーヴの神官戦士であり、防人。
必要以外は語ろうとしない武骨な武人。「少しは自分の頭で考えろ！」が口癖。

経歴

ユーシズ魔導公国の貴族の家庭に生まれる。
両親は人間だが、母方の血の先祖返りでアルヴとして生を受けた。

幼少期は暖かい家庭で育ったが使用人に蛮族と密告され、母親共々国外追放されてしまう。


少年期は母の伝手でアムレベリアに身を寄せて育つ。

好奇心に駆られて友達と森の最奥にあるマナの湧き出す泉に行き、純粋なマナの輝きを見た。
魔法の根源と無限の可能性…それは今まで見た何よりも美しく、激しく心を揺さぶった。

これ以後、熱心に魔術の修行に励むようになるが、操霊魔法の基礎ができるようになった頃にイーヴの声を聞く。
『汝は人生を何に賭けるのか』、と。
父と母のような立派な魔導師になりたいと答えたが、
『魔導師になって何を成すのか？』と更に問われたとき、二の句を継げなかった。
翌日、ラインハルトはイーヴの神官であるターニャを訪ね、イーヴの言葉を告げると
「少しは自分の頭で考えろ！」と突っぱねられた。
今まで母の言うとおりに歩んできた事を振り返ってみると、
自分の意志で何かを成し遂げたことは一度も無かったことに気が付いた。

自分の為すべきこと、自分のあるべき姿…

この頃から時間があれば物思いに耽るようになる。
気が付いたことは、自分という存在が里の中ではアルヴそのものとして見られている事。
自分の行いが、即ちアルヴの行いであると。
漫然とただ魔導を極める事があるべき姿ではないと感じるようになった。

アムレベリアの近くに奈落の魔域が出来た時、母がターニャ達と共にこれを踏破してきた事があった。
その時の周囲の反応はどうだっただろう？
仏頂面のターニャでさえ、相好を崩して互いを称え合っていた。

ただ修行をするのではなく、それを人の幸せに活かしたい。
そう願ってイーヴ神官になることを決意した。

改めてターニャを訪ね、その旨を伝えると「修行は厳しいぞ？」とだけ言われた。
瞑想だけで一日終わる事もあれば、問答無用で奈落の魔域へ投げ込まれる事もあったが、
どうにか一通りの修行を終え、イーヴの神官を名乗れる程度には実力を付けることが出来た。


成人を期に里を出て、アルヴへの偏見を正すべくヴァグランツとして奈落の魔域を踏破して回っている。

生まれた環境

奇跡的な環境：都市部の貴族や金持ちと共に暮らしていた。しかしアルヴであることが知られ、そこにはいられなくなった。

アルヴの幼少期の経験

自然に学ぶ：自然からのささやきを、きみは感じ取ることができた。それは、最高の師となった。

1回目のハプニング

なし。

少年期の経験

純粋なマナの輝きを見た：魔法の源であるマナ。その力をもっとも美しく完全に表現しているのが真語魔法だと感じた。

2回目のハプニング

相手を褒めるのが得意。

青年期の経験

鍛錬と根性：こつこつと、地道に魔法をかける対象の数をふたつ、みっつと増やしていった。気を失うほどの鍛錬の果てに手に入れた技は、多くの人を救うだろう。

3回目のハプニング

蛮族の血が流れている（当たり前だね？）。

ヴァグランツになった理由

平和を求めて。

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