【看護師】
神殿でシスターの手伝いをガキの頃からずっとしてたンだ。
そこらのヤブ医者より知識も経験もあるぞ。
・・・なんだその顔は。ツラに似合わねェってか？ほっとけ。

【家政夫】
姉さん達と一緒に孤児院だなんだと色々世話焼いてたからな。
まぁ、オレらリルドラケンは他の人族と違って成人するのが遅ぇ分、下積みも長くやれるって事だ。
ケツの青いガキの身支度から育ちざかりのガキのメシの世話くらいはよくやったモンだ。
お前らは自分の事くらい自分でちゃんとしろよ。
オレァ世話しねェからな。

・シグ＝ジグルフィン

希少種である小翼のリルドラケン。
６歳上の長女と３歳上の次女、２歳上の双子の姉、５歳年下の双子の弟妹がいる。
６歳の頃、４人の姉と、弟と妹を連れて、"慈愛と復讐の女神"ミリッツァの神殿に併設されている孤児院の院長でもある、ドワーフのシスターに拾われる。
その孤児院は財政的にとても貧しかったが、優しい姉達と孤児院の仲間、そして自分達を助けてくれたシスターのおかげで温かかった。
幼少の頃から孤児院のみんなを守りたい一心で、姉、弟妹、孤児院の子供達に何かあれば、相手がどんな大人だろうと噛みついた。
姉も弟妹も普通のリルドラケンで、「姉達のように大人になれば自分にも大きな翼が出来るに違いない」と信じており、姉達はシグが小翼種である事を隠していたが、ある日その事実に気付いてしまい、ショックを受ける。
しかし、彼は「これで姉さん達と一緒だ」と背中に大きな翼の刺青を入れ、姉達は心身共に自分達が思っていた以上に強い竜となっている事に気付いた。
2回目の脱皮を終えてしばらくし、育ての親となってくれたシスターに恩を返すべくミリッツァ神殿にてシスターの手伝いをし始めようとしたが、この神殿が男子禁制だったため、彼女の推薦で"奈落の盾神"イーヴの神官見習いとして就任。

育ての親となってくれたシスターを見習い、神の教えに従って虐げられる弱者に救いの手を差し伸べ、自身の教会はそれを行えるだけの力があると上層部に訴えるが、シグを良く思わない者が「必要以上の救済を行う必要はない」として彼の発言の悉くを握りつぶした。
上層部から圧力をかけられながらも、それでもシグは懲りずに独断で弱者に救いの手を差し伸べ続けた。
暴漢を差し向ける等の直接的な嫌がらせは全て返り討ちにし、「神の使いである我らの言葉は神の言葉。神の言葉に背くつもりか」と脅されれば「弱者を救わねぇで何が神の使いだ。お前らこそ金と権力に溺れたクソ汚ェ背信者だ」と言い返す等、やりたい放題だった。
そんな事を続けているうちに、「汝、弱き人々の不倒の盾となれ」という神の声を聞き、正式に神官となった。
その事実を快く思わない人が多かったが、そんなシグにも教会内部に協力者がいたおかげで、彼は彼なりのやり方で弱者の救済を行う事が出来た。

そんな彼にある日、とある任務が言い渡される。
「神殿からヴァイスシティで密かに信仰されているビスクーネという神について、協力者と共に調べてほしい」と。
この任務を内密に進めたいため、表向きは左遷という形で送り出す事になったが、その間孤児院の支援を約束してくれた。
こうして、シグは協力者と共にヴァイスシティへと向かうのであった。

身体のどこかに刺青がある
始まりの剣を求めている（いた）
５人以上の兄弟姉妹がいる（いた）

神殿からヴァイスシティで密かに信仰されているビスクーネという神について調べてほしいと依頼された。
ビスクーネの神格と由来、またその教団についての情報を持ち帰れば1万ガメルの報酬が手に入る。