コルガナ地方の古モルガナンシン王国にて発祥した流派。魔法での広範囲な後方支援を得意とする。

《戦域魔導術アンナマリーナ》複数対象の際、基本消費ＭＰー１点。

　《魔法拡大／数》変化型。
　習得者が魔法にて複数を対象に宣言した場合、その魔法の消費ＭＰを「ー１」点する。使用の前提として、魔法の対象となるキャラクターが〈ロッサリーニの印形絵具〉にて、身体か装備品のいずれかに〈ロッサリーニの魔法印〉を刻まれている必要がある。

【経歴表：Ｂ】

６－４

特定の異種族を好んでいる（いた）

５－６

絶対に知られたいくない秘密がある

１－１

大きな失敗をしたことがある

【経歴】

　300年前の〈大破局〉に出陣した、ティエンスの持つ魔力が鉱石に流れ込むことで生み出された。当時ではまだ自我が形成されておらず、あいまいな記憶のみ残っている。自我が形成されたのは出土してから10年ほど経った頃で、その時に名前が必要になっため自分を「アメジス」と名付けた。苗字はなんとなく憶えていたため、そのまま使っている。そのような経緯から今でもティエンスを好んでおり、その生態的にも親近感を感じている。

　結晶には内部に異物が混入し、そのまま結晶化する場合がある。透明度の高い鉱石や色味ならば、それが外部から確認することが出来る。アメジスには体の内部に血が込められている。誰の血なのかアメジス自身にも分からないが、自我が形成された頃からずっと腹の中に異物感がある。そしてこの自身に秘められた血液は、決して誰にも渡してはならないと感じている。

　かつて、ある依頼の解決のために行動していた時に、敵によって右手を砕かれてしまった。その部分は今でも砕かれた影響で、少し醜くなってしまっている。特に小指は酷く砕かれ消失してしまった。砕かれたのは約30年前、アメジスが出土してから200年ほどの出来事だった。そして現在のアメジスは出土してから230年ほど経っており、今でも冒険者を行い魔人撲滅をなんとなく目的にしながら、己の知的好奇心を満たすために行動している。

【性格】

　冷静かつ行動的。俯瞰的な視点を重視していて、常に冷静な対処を心掛けている。行動原理は知的好奇心であり、己の知力を高める事、魔法の腕を向上させる事に何よりも喜びを感じる。

【信条】

知識：肯定

学びを蓄積させる事を肯定している。知識は誰も否定しない、努力の結晶だ。

快楽：否定

感情的な喜びなど必要ない。そんなものは、ただ獣と同じで頭脳を放棄するような侮辱的な行為だ。

【矜持／執着】

矜持：知識の獲得はなにものにも優先する

学び、鍛え、蓄えよ。それのみが崇高である。

執着：自分の生命、利益を優先する

砕かれず、割られず、壊されるな。最悪なのは、自己の破損である。