アルフレイムのどっかで生まれてなんか適当に育ったんじゃないかのう？
魔法に関係ないから忘れたわ！だっはっはっはっはっ！
あっ腹減ったのう～にんじんﾎﾟﾘｯ

な～んか冒険者デビューしてぶいぶい言わせてた気がするのう～！
思い出って魔法の威力に寄与しないからよう覚えとらんわ！だーっはっはっはっはっ！

おっそうじゃそうじゃこの辺りの時期でワシって神なんじゃね！？って気付いたんじゃよ！
ほんで親からもらった名前だとダサいからワシが考えた最高にイカす名を名乗り始めたんじゃったな！
ところで腹減ったのう、飯まだかの？
えっ本名？とうに忘れっちまったわ！だははのは！！

おおこれくらい最近のことならちゃんと覚えとるぞ！5年くらい前にウォルタ河上流のしみったれた集落で村の守り神？とか呼ばれてた幻獣を魔法の的にしてのう～！いや最高じゃったぞ！あれほど撃ち甲斐のある的はそうおらん！あやつもワシの的になれて後衛じゃったろうて！
けどなーんか集落の愚かモン共はワシが守り神をぶっ飛ばしたのが気に食わなかったらしくての～、両手両足縛った上に樽に詰めて河に投げ込みやがったんじゃよ！神を樽に詰めて流すなんて不敬の極みじゃの！
も～大変じゃったよ、樽に思いっきり浸水してきて溺れかけるわ身ぐるみ全部剥がされたから財産なくなるわで！
まあその後ハーヴェスに流れ着いてターニャとかいう小娘に拾われての、ワシの装備がもう一度整うまでの間、ワシの衣食住を提供するのと交換条件であやつに魔法を教えてやることになったんじゃ。
これが中々どうして気が合っての～ついついワシの魔法哲学の全てを教え込んでしもうたわ！だっはっはっはっ！
ほんで1年くらい経ってターニャがいっぱしの魔術師になった頃、ワシの装備も全盛期とまではいかないまでもある程度整ったので再び魔法研鑽の旅に出たっちゅうワケじゃな！

だぁ～っ！最近オスカーのやつも黒いのも弟子だなんだとジメジメと鬱陶しくて敵わんわ！！
<テレポート>を使えるようになったと触れ回ったら足目的で使おうとする馬鹿者も後を絶たんし……黒レプラカーンの小娘はわしのことをボールか何かだと思っとるし……毎度毎度死にかけるような冒険に駆り出されるし……なんだか暫くゆっくりしたくなってきたのう。
そうじゃ、前に立ち寄った国で覚えた封印術とやらを使って力を抑えて新米冒険者にでも混じってみようかの。気が狂った<青空の船出亭>の連中から暫く離れれば良いリフレッシュになるじゃろ。

・1年ほど前、ブルライト地方のとある山で－180度というバチクソ異常寒波が発生した際に冬眠した。丸々1シーズン眠りこけて身体を動かさなかったため、ボケにボケてしまう。その結果元々はソーサラー13、フェアテ11、セージ12だったのが見るも無残な状態になってしまったのだった。
・高級男娼5は数年前、路銀が尽きた時に「もふもふカフェ♡ラビット」というふれあいカフェで働いた時に見に着いた。主な業務内容は客の膝にのって全力で可愛い子ぶること。
・その不遜な態度が災いしてよく知り合いに両手両足を縛られたり簀巻きにされた上で樽に詰められ、川に流される。あまりに繰り返し流されているため段々水上での樽さばきが卓越してきた。そうして航海士1が身に着いた。

溺れたことがある
魔物を倒したことがある
破産したことがある
目的：神になる