【血剣操術】
(ランドール・ウルシラ地方)- 入門条件
- 100名誉点&ノスフェラトゥへの従属
ノスフェラトゥのクローネ氏族に伝わる戦闘術です。自らの血液を武器として遠隔攻撃を行います。
○バーバヤーガの死
クローネ氏族の真祖バーバヤーガが勇敢な冒険者達によって討ち果たされました。この事件により、彼女に従属させられていた人族の多くは解放されました。
彼らは支配から解放された後も、血を武器として操る技術を失わず、一つの戦闘体系として人族社会に持ち帰りました。彼らから技術を教わる場合、ノスフェラトゥへの従属は不要ですが、《呪詛喰らい》を習得することはできません。クローネ氏族に従属していた過去をもつ者であれば、習得は可能です。
流派装備
秘伝
《ブラッド・ウェポンⅠ》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 《任意の1回の近接攻撃に適用する宣言特技Ⅰ》
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 確定ダメージ10点を受ける
- 概要
- 血武器による攻撃を行い、呪い属性物理ダメージを与える。
- 効果
自身の血を武器の形に操り浮かべて、攻撃します。
血武器による攻撃は、自身が使える《○○Ⅰ》と名前の付いた、1回の近接攻撃に適用される宣言特技を1つ指定して使用します。
血武器による攻撃は、その宣言特技が宣言された近接攻撃と同じ効果を持つ呪い属性攻撃になり、自身から「半径6m」以内のキャラクター1体(《薙ぎ払い》など複数対象を選択できる宣言特技を指定していればその数)を対象に攻撃を行うことができます。
なお、血武器による攻撃は《マルチアクション》を宣言した際に、近接攻撃の代わりに使用することができます。
血武器による攻撃は、基本的に遠隔攻撃として扱いますが、同一乱戦エリア・同座標のキャラクターのみを対象にする場合のみ近接攻撃として行うことができます。ただし、近接攻撃として行ったとしても、遠隔攻撃として行ったとしても、血武器による攻撃は自身が装備している近接攻撃用の武器による攻撃とみなされ、その武器で攻撃を行う際に用いられる命中力判定とダメージ決定を行います。
血武器による攻撃には、近接攻撃と遠隔攻撃の選択によって、それぞれの攻撃種別に宣言できる宣言特技を宣言することができ、血武器による攻撃の元となった宣言特技と同じ宣言特技も重複して効果を発揮します。ただし、《必殺攻撃》などにより、威力表の出目は+2以上にはなりません。
また、血武器による攻撃に《薙ぎ払い》を宣言した場合、血武器による攻撃に指定した宣言特技の効果は、《薙ぎ払い》の対象すべてに適用されます。対象の数によってリスクは重複しません。
リスクとして自身のHPに10点の確定ダメージを受けます。
《ブラッド・ウェポンⅡ》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 《ブラッド・ウェポンⅠ》《任意の1回の近接攻撃に適用する宣言特技Ⅱ》
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 確定ダメージ10点を受ける
- 概要
- 血武器による遠隔攻撃を行い、呪い属性物理ダメージを与える。
- 効果
《ブラッドウェポンⅠ》と同じ効果ですが、下記の変更がされます。
・《○○Ⅰ》の宣言特技ではなく、自身が使える《○○Ⅱ》もしくは《○○Ⅲ》と名前の付いた、1回の近接攻撃に適用される宣言特技を1つ指定して使用します。
・自身から「半径6m」以内ではなく、「半径12m」以内のキャラクター1体(《薙ぎ払い》など複数対象を選択できる宣言特技を指定していればその数)を対象にできます。
・《マルチアクション》を宣言した際に、近接攻撃だけでなく魔法行使の代わりに使用することができます。
《呪詛喰らい》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 秘伝詳細「バーバヤーガの死」参照
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- なし
- 概要
- 呪い属性ダメージを吸収する。
- 効果
呪い属性のダメージ・効果を無効化し、HPを10点回復します。
この効果による回復は1ラウンドに5回まで発動します。
《血の代償》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- ー
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 自らの血を代償にして呪詛の防壁を構築して、他者からの干渉を妨げる。
- 効果
この能力は、自身が受動側となる1回の行為判定を行う直前に、HPを10点消費することで任意に発動することができます。
この能力を発動した場合、自身が能動側として抵抗力判定を行うものについては判定に自動成功します。さらに、行為判定の結果行われるダメージ決定により、能動側のキャラクターから受けるダメージを1点に軽減します。
この能力は12時間に1度まで使用できます。
秘伝魔法
以下の能力は全て魔法ではなく、【血剣操術】の使い手が持つ特殊能力です。これらの多くは、バーバヤーガの死後、解放された人族たちによって編み出されました。
これらの能力は【血剣操術】の使い手の冒険者レベルが習得レベルに達したら習得可能になります。
- 2
- ≫【紅の鎖】
- 必要名誉点
- 20
- 消費
- HP10点
- 対象
- 1体全
- 射程/
形状 - 1(10m)/
射撃
- 時間
- 効果参照
- 抵抗
- 必中
- 属性
- 呪い
- 概要
- 血の鎖で拘束して、対象を拘束する。
- 効果
対象を呪いの血で拘束して、この能力を使用した者の手番終了時まであらゆる行為判定に−1のペナルティ修正を与えます。
- 4
- ≫【流血の滾り】
- 必要名誉点
- 20
- 消費
- HP10点
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 流した血を武器にして反撃する。
- 効果
自身が物理ダメージを受けた時、《ブラッド・ウェポン》によって反撃することができます(反撃の対象は自身にダメージを与えたキャラクターでなくともよいです)。ただし、この反撃に対して宣言特技を宣言することはできません。
この能力による反撃は10秒間に1度だけ使用できます。
- 7
- ≫【抱擁】
- 必要名誉点
- 20
- 消費
- HP10点
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 《ブラッド・ウェポン》の対象に血液を流し込み回復させる。
- 効果
10秒間、《ブラッド・ウェポン》による攻撃が命中した対象に、ダメージを与える代わりに以下のいずれかの効果を与えることができるようになります。
・【アウェイクン】と同じ効果を与える。
・対象のHPを回復する。回復量は《ブラッド・ウェポン》によるダメージ決定を用いて、その半分(小数点以下切り上げ)を回復させます。
この能力は戦闘中のみ使用でき、この能力を受けたキャラクターは戦闘終了時に50点の確定ダメージを受けます。ただし、このダメージでHPは0以下になりません。
- 10
- ≫【赤河の支配者】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP10点
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 【血剣操術】によるHP消費を抑制する。
- 効果
10秒間、自身が使用する【血剣操術】の秘伝特技・特殊能力で消費するHP(あるいはHPに受ける確定ダメージ)を、1回あたり5点軽減します。
- 13
- ≫【始祖の血統】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- HP10点
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 《ブラッド・ウェポン》の命中力判定を2dではなく4dで行う。
- 効果
10秒間、自身が行う《ブラッド・ウェポン》の命中力判定を2dではなく4dで行い、そのうちの2つのダイスの結果を使用します。