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永久統制国・エスト - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

永久統制国・エスト

基本取引価格:
知名度
形状
カテゴリ
製作時期
概要
効果

●建国期

魔法文明時代初期、永遠を夢見た魔法王エストが建国したもの。人や神の永遠に疑問を持っていたエストは永遠を殺す『感情』を自らの中枢から排除する為、魔法を使った機械(魔動機ではなく、どこの技術かも不明なもの)に全てを担わせ自らをシステムの傀儡とした。それが最初の統制機である『永久統制機・エスト』であり、発展の始まりであった。

●一次発展期

エストが統制機となってから間もなく、様々な統制機が生まれた。裁判と国の方針決定を担う『論理裁定機』、神と星を観測し対処・隠蔽する『天星観測機』、自国の民と作物・資金を統制する『繁栄統制機』、他国と自国内の治安維持をする『永世保障機』。これらは国の中枢として配置され、以降の統制機は一部を除きこれらの命令により動くようになっていた。
感情に依らない統制は上手く行き、国は大きく発展を始めた。

●論理裁定機の動向

国の規模が拡大すると、やがて論理裁定機は国の自立性の確立の為、繁栄統制機に次のように指導を行った。
『可及的速やかに、全ての資産と収穫を自国内で完結するように。』
次に天星観測機に次のように命令を下した。
『不確実性を示す天体や神を重点的に観測し、イレギュラーがあれば逐一全統制機に報告せよ。』
永世保障機には次のように提案した。
『天星観測機からの報告を元に、即座に兵力を整えられるようすべきである。また、他国への抑止力として天星観測機と共に開発すべきである。』
エスト貨幣が生まれたのもこの辺の時期である。

●二次発展期

論理裁定機からの伝達を元に各統制機は速やかに実行した。結果、一時的に他国からの警戒度が高まったものの、すぐに元通りに落ち着いた。
国は一層発展し、領土を拡大し始めた。論理裁定機が侵略行為を禁じた為、少しずつの開墾であったがそれが功を奏したようだ。
論理裁定機はこれに伴い、更なる不確実性の排除の為、第三者視点の記録機関を設立した。それが『公正監査機』である。公正監査機に記録をさせ、逸脱行為に対して逐一指導を行わせた。
国は、永遠の一歩手前まで来ていた

●綻び

天星観測機がある日、次のような報告を行った。
『不明領域のイレギュラー発生。世界規模の消滅と再出現を繰り返している。』
論理裁定機は次の判断を下した。
『混乱防止の為、民への通達を禁じる。繁栄統制機・永世保障機と共に原因の対処をせよ。』
その次の日、天星観測機は『どこでもない空間』へと攻撃を行った。
一度綻びが生じてから、全てが崩れ去るまではそう時間は掛からなかった。

●永遠の終わり

エストの滅亡については様々な説がある。エスト貨幣を作ったことによりガメル神の怒りに触れたとも、永世保障機の暴走により民を滅ぼしたとも、統制機の内部分裂とも………だが妙なことに、未だになぜ滅びたのか、どうやって滅びたのかはわかっていない。

製作者:ゆーも。