対象が受けている【バニッシュ】や【フィアー】、「属性：精神効果」の効果のうち、任意のものを選び、その効果を無視することができます。達成値の比べあいは必要ありません。
　効果時間中に新たに無視できる効果を受けた場合、即座に無視するか、そのまま受けるかを対象が選ぶことができます。
　効果を解除するものではないため、この魔法が消滅すると、それらの影響を再び受けることになります。

　範囲内にいる、知覚が「五感(暗視)」や種族特徴［暗視］などにより、暗視能力を持つキャラクターは、その能力を一時的に失います。
　この魔法は魂を持たない生物（「分類：魔法生物」や「分類：魔動機」など）に対しては影響がありません。

　対象の再生能力を著しく低下させます。
　対象に対するＨＰ回復効果をすべて無効化します。【バーチャルタフネス】などのＨＰ最大値を追加したり、ＨＰを変動させる効果はそのままです。

　対象が受けているこの魔法の達成値以下の魔法や練技などの効果をすべて失わせます。対象が永続的に受けていて魂や精神に起因する効果（１２レベル深智魔法【ギアス】やバジリスクの［潜魂の邪視］など）も失われます。対象の魂が肉体に２つ以上ある場合も本体の魂以外はすべて消滅します（魂が一つの肉体にどれだけあるかはＧＭが判断します）。反対に魂が欠けた状態であっても元通りになります。
　この魔法は魂を持たない生物（「分類：魔法生物」や「分類：魔動機」など）に対しては影響がありません。

　この魔法は２体の対象を同時に選ばなければなりません。また、２体のうちどちらか片方はこの効果に同意している必要があります。
　この効果に同意する対象の１体は、ＨＰとＭＰが０となり死亡します（生死判定を行うことなく死亡します）。その対価として、もう片方の対象に以下のうち１つの効果を強制的に与えます。どの効果を与えるかは命を差し出したキャラクターが選択します。

蘇生させる（術者が命を対価に差し出した場合のみ使用可能）
　生死判定に失敗したキャラクターや、すでに死亡しているキャラクター１体を強制的に蘇生させます（この効果を選択した場合、この魔法は「対象：１体全＋死体１つ」「抵抗：任意＋なし」となります）。このとき、「穢れ表」を振ることなく蘇生します（“穢れ”の増加や“穢れ”によって発生した影響をいっさい受けません）。

判定の結果を自動成功に変更する
　10秒(１ラウンド）以内の、すでに結果の確定した判定の結果１つを自動成功したものとして裁定しなおすことができます。判定の結果により連鎖的に起こるゲーム的な処理については無視して構いません。あくまで術者の望むようにＧＭが解釈して裁定してください。

ＨＰとＭＰを回復し、悪影響をぬぐい去る
　ＨＰとＭＰが最大値まで回復し、自身が受けている効果を任意に選び、それらをすべて消滅させることができます。達成値の比べあいは必要ありません。

　命を差し出したキャラクターは、以降いかなる魔法や能力を用いても蘇生することができなくなります。【リーンカーネーション】によって転生させることは可能です。
　この魔法は魂を持たない生物（「分類：魔法生物」や「分類：魔動機」など）に対しては影響がありません。