“奪命の妾姫”ナナリィ
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 友好的
- 言語
- 交易共通語、魔法文明語、妖精語、魔動機文明語、魔神語
- 生息地
- なし
- 知名度/弱点値
- ※+8/
- 弱点
- なし
- 先制値
- ※
- 移動速度
- 14
- 生命抵抗力
- ※+4
- 精神抵抗力
- ※+5
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
美麗な剣 | ※+4 | 2d+※+5 | ※+2 | ※+3 | (※×3)+28 | (※×6)+30 |
特殊能力
[常]使役者による
この魔物の強さは、使役者の冒険者レベルに依存します。各種数値欄で「※」となっている場所に、使役者の冒険者レベル(魔物データの場合は魔物レベル)の数値を当てはめてください。
[常]野伏の技
スカウト技能「※-1」を有しているものとして各種の判定を行えます。このとき、器用度ボーナスは+4、敏捷度ボーナスは+2、知力ボーナスは+5として扱います。
[主]妖精、森羅魔法※レベル/魔力※+5
妖精魔法で使用する属性は、使役者がこの魔物を召喚する際に、4つまで属性を選択して決定します。
[宣]魔法&詩人適正
戦闘特技《ターゲッティング》《魔法拡大/数》《魔法収束》《MP軽減/ドルイド》《終律増強》《楽素転換》を習得しています。
[常]魔晶石保持
この魔物は、5点のMPを保有する魔晶石を1つ保有しています。
[主]基本呪歌10レベル/※+7/全エリア(半径50m)
[主]基本終律10レベル/※+7/射程:2(50m)
解説
“奪命の妾姫”ナナリィは、本名を「ナーナレイネリア・トゥリバリンナ」といい、トゥリバリンナ皇国の皇女だった。しかし、トゥリバリンナ皇国は、魔神の攻撃と、同盟国の裏切りにによって滅亡したといわれている。彼女は、長い赤毛と美しい緑色の瞳を持ち、壁や手首などにジャスミンの花を咲かせた清楚な美女で、竪琴の名手であった。
ナナリィは、ニィレムという“壁の守人”に頼まれ、皇国の都を魔神迎撃の拠点として提供するよう母親である女皇を説得したが、結果的にそれが皇国の滅亡を招いた。ナナリィは、「故国の仇を討つ」と称して“壁の守人”となり、ニィレムに故国滅亡の責を咎めて死地へと追いやった。以後も、多くの異性を篭絡して戦場へと駆り立て、多大の戦果と引き換えに、多数の戦死者を生んだ。ナナリィは、魔神と同様に、ニィレムと“壁の守人”たちを故国の仇として憎んでいたのだとされている。しかし、最後は、魔神との戦いで、数々の悪評にもかかわらず、ナナリィを守ろうとした“壁の守人”ヌーリッキを庇って死亡し、その場で樹木になった。その樹木は、いまもパルアケに遺されている。
ナナリィが愛用していた〈大聖樹の盾〉は、妖精使いとしての力量に応じて性能が変化したとされる。現在は、失われてしまっているが、パルアケのどこかに残されているのではないかという者もいる。