ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

バーンアップ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

バーンアップ

分類:未分類
知能
知覚
反応
言語
生息地
知名度/弱点値
弱点
先制値
移動速度
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
- - - -
部位数
1(
コア部位

特殊能力

[常]炎焼化(バーンアップ)

 戦闘状態に入った事で体内のマナが活性化し、炎燃化が促進される。経過したラウンドに応じてどんどん炎燃化が進み、それに伴いより体内に眠るマナが暴走していき狂暴となり、ステータスと特殊能力が強化される。
 どの魔物がどれだけ強化されるかは個体により異なり、「[常]ラウンド経過時、○形態へ移行」という形を取る。これはドレイクの「[主]竜化」やバジリスクの「[主]魔物化」の様に、別の魔物データへと移行する形で強化が発生するが、共通してHPとMPの回復は行われず、自身が受けている悪影響のみ消滅される。
 強化段階は4段階(極めて強力な個体では5段階)まで存在する(が、3段階目に入った時点で大抵の魔物は手が付けられないほど狂暴化し、4段階目では殆どの冒険者では敵わないとされている)。

[常]魔力の霧(マナミスト)

 炎熱化した魔物の手番開始時、体内より湧き上がるマナによりMPを「魔物レベル」点だけ回復する。
 更に炎熱化した魔物から発せられた魔力の霧により、戦場にいる自身を除いた全てのキャラクターのMPが「1d」点だけ回復する。複数の対象が存在する場合でも一度の「1d」の結果だけ全員にそのMPを与える。
 これらの効果は強化段階が進む事に強化され、自身のMP回復は2段階目では「魔物レベル×2」点、3段階目では「魔物レベル×3」点、4段階目以降では「全回復」となる。
 一方、この効果を受ける周りのキャラクターも、2段階目では「2d」、3段階目では「レベル(冒険者レベルまたは魔物レベルのこと)」点、4段階目では「レベル×2」点、5段階目では「レベル×3」点だけ回復する。

戦利品

自動
マナの残滓(500G)×魔物レベル分

解説

 炎焼化(バーンアップ)とは、ケルディオンでは比較的よく見られる現象である。大気中に存在する属性を司るマナのバランスが地方によって大きく異なるケルディオンでは、特定の属性のマナを摂取し過ぎる事によって発生する病気である。これは人族や蛮族が患う事もあるが、症状としては軽度の風邪の様なものでまず大事には至らない。
 しかし、マナの摂取量が多い魔物であれば話が変わる。この場合、魔物の体内にあるマナの濃度が高まり、同時に錯乱状態へと入り暴走を始める。この時、熱を発する様に、目視でも確認できるほどの濃いマナが皮膚や口から漏れ出す。この漏れ出たマナは霧状に広がる為にこの現象を魔力の霧(マナミスト)と呼ばれている。
 炎焼化(バーンアップ)は時間を置けば徐々に快復する為、炎焼化(バーンアップ)した魔物には近づかないのが基本。しかし、暴走とも言えるこの状態の魔物が街や村、あるいはその近辺に現れる事も少なくなく、その場合は被害が出る前に討伐する事が推奨される。基本的に、炎焼化(バーンアップ)が収まるのは二日から三日の間とされており、長引いても一週間程度である。

 炎焼化(バーンアップ)した魔物は、基本的に極めて狂暴で見境なく襲い掛かってくる。炎焼化(バーンアップ)した魔物を操る事は不可能で、衝動のままに暴れるしかなくなる。
 アンデッド・魔動機・魔法生物にも炎焼化(バーンアップ)は発生する。ある意味ではマナを動力源とする様な魔物達は、このケルディオンの地は"誤作動"を起こし易い環境であると言える。一ヵ月程度の短期間なら炎焼化(バーンアップ)はまず起きないが、数年単位ともなれば多くのアンデッドは炎焼化(バーンアップ)し、魔法生物や魔動機も対策をしなければ炎焼化(バーンアップ)してしまう。この時の彼らは身体や機体の表面からマナが漏れ出て、やはり魔力の霧(マナミスト)を発生させている。
 これは魔神はおろか、妖精すら例外ではない。妖精の場合は、自身と異なる属性のマナが蓄積する事で引き起こされる(尤も、殆どの妖精は炎焼化(バーンアップ)する前には別の地へと移動しているが)。
 騎獣も同様で、炎焼化(バーンアップ)してしまった場合、暴れる体力がなくなるほど弱らせるか、野に放ち存分に暴れさせるしかなくなる。現在では騎獣用の炎焼化(バーンアップ)特効薬が開発はされているが、一般の魔物には効果がなくまだまだ研究が期待されている様な状況である。
 また、炎焼化(バーンアップ)は極稀にだが人族や蛮族も魔物と同じ様に悪化する事がある。前述通り、人族や蛮族は魔物と比べて日常におけるマナの摂取量は少ないから軽度の風邪程度に留まるのだが、極端にこの摂取量が多くなると魔物と同様に炎焼化(バーンアップ)する。知性のある人族や蛮族も、この状態となると意識が朦朧しながらも暴れ始める為、極めて危険である。
 
 炎焼化(バーンアップ)した魔物は、無意識にマナを放出する様に動く。具体的には魔法やブレスといった特殊能力の類だ。彼らはそうして無意識ながらマナを放出する事で自身の"冷却"を行うのだ。これは炎焼化(バーンアップ)した人族や蛮族も同様だ。
 高レベルの魔術師が炎焼化(バーンアップ)した場合、その危険度は極めて高く、時には討伐すら厭わない状況に陥ってしまう。一方で、特定属性のマナを多く摂取すると発生する現象だと既に解明されている為、意図的に炎焼化(バーンアップ)を引き起こす研究が行われていた時期もあった。大変危険である為に魔動機文明時代初期では禁じられたが、現在でも隠れて研究する者がいるとの噂である。

 何故この現象が起きるかと言うと、ラクシアに存在する者達はすべて各々にマナを蓄えている。大気中にもマナは存在しており、それを呼吸する様に摂取と排泄を繰り返している。カルディアが砕け散る前はそうではなかったが、砕けてから幾千年もの月日が流れマナを得る事が当たり前となった時から、そうなったと考えられている。
 そして、蓄えられているマナにも種類があり、それらは均等となる様に蓄えられているのだが、ケルディオンの特異な環境によりある一つのマナだけが蓄えられてしまうと炎焼化(バーンアップ)が起きてしまう。炎焼化(バーンアップ)が起きると、その蓄えられ過ぎた種類のマナを排泄する為に発熱と共に魔力の霧(マナミスト)が発生する。こうして特定のマナが排泄される事によって、正常化を図る仕組みとなっている。これが炎焼化(バーンアップ)の仕組みである。炎焼化(バーンアップ)の名は、偏ったマナを燃焼させようとする自浄作用から付けられたとされている。
 

 なお、魔力の霧(マナミスト)は極端に偏ったマナを排泄する行為で産まれる現象であり、特定属性のマナを多く含まれている為、これを吸い込む形で取り込むのは危険。とはいえ、あくまでも「摂りすぎる」のは問題であり、短時間(具体的には2時間~4時間ほど。半日以上吸い続けるのは危険)の摂取ではまず炎焼化(バーンアップ)は誘発しない。

製作者:くにみち

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