周囲からマナを吸って、〈恋人の呼び笛〉（ET131）のように、あらかじめ設定しておいた特定の音調の音を定期的に発します。
また、〈恋人の受音機〉（ET141）のように、あらかじめ設定しておいた特定の音調の音を検知し、その聞こえた方角を示す機能も備わっています。
この魔道具が発する音と、検知する音は、それぞれ別の音調の音を設定することができます。（自機の発する音と、検知する音を同じに設定すると、自機の発した音を検知してしまうため、別々の音調を設定することが推奨されます。）

この魔道具は通常、迷子になった恋人や家族がお互いの居場所を見つけるために身につけておくものですが、ラージャハ軍では軍事利用が計画されています。具体的には、作戦行動中の兵士の座標把握に用い、即時性の高い作戦立案・指示を行おうとする動きがあります。ただし、有効距離の問題により、未だ実用には至っていません。

通常の〈恋人の共鳴機〉（1,000G）の有効距離は500mですが、軍用グレードのもの（5,000G）の有効距離は2,000mとなっています。