容姿・経歴・その他メモ

魔動機文明時代ラクシアの海を統べたと言われる大海賊アイフリードの海賊団に所属していたティエンスの航海士。
手にした魔法筆で中空に魔法文字を描いて行使する操霊魔法と、意識を通じ合わせることによって通常の術師のそれを凌駕する精密な動作を行うゴーレムを駆使する戦闘スタイルを得意とする。
手にした拳銃に攻撃性能はなく、かつての仲間が手にしていた魔動銃をカードシューターに改造したもの。

7つの頃、奈落の壁付近で魔神の襲撃に遭って両親を失い、自身も魔神の凶刃の前に倒れそうになっていたところを偶然通りがかったアイフリードに救われ、以来彼の海賊団の一員として加わることとなった。

海賊団加入当時は操霊魔法の心得が少しあるだけの小娘に過ぎなかったが、魔動機や魔法生物と心を通わせられるという種族特徴のお陰で船体のほとんどが魔動機で構成されている海賊船バルフートとの相性がとても良く、また海賊団の航海士がフウラの才能を見込んで熱心に技術を伝授してくれたこともあり瞬く間に航海士としての腕を上げて行った。

それから数年海賊団の一員として世界を飛び回っていたが、<大破局>の勃発によって再び運命が大きく変わることとなる。
蛮族と魔神が次々に襲い来る中、海賊団の者達は船長と海賊団最年少だったフウラのことだけでも生かそうと身を挺して戦い、二人をハーヴェス近海に逃がすことに成功した。

無二の仲間達を失い、冒険心を失ってしまったアイフリードは後世の者の冒険の一助とするために海賊船バルフートを遺すことに決め、単独でバルフートを動かすことのできる唯一の航海士フウラに船と一緒に長い時の中を眠って過ごして欲しいと頼むことにした。

フウラはこれを二つ返事で受け入れ、ハーヴェス地下にある隠し港にてバルフートと共に数百年の眠りにつくこととなった。

そして現在、<栄誉の旅>の冒険者達の手によってフウラと海賊船バルフートは目覚め、新たな船出を迎えることとなる。
今は<栄誉の旅>と<巡る空鯨亭>所属冒険者兼、海賊船バルフートの航海士として腕を振るっている。

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