第1話
ハーヴェスに来たけど奈落教の手がかりはない。
食い扶持も借金することになってしまったし……。
しばらくは冒険者の手を借りて情報収集と金策をすることにするわ。

第3話(休み)
奈落教について手がかりがあったから皆とは離れて調査をしていた。
そしたらそいつらは例の奈落の魔域にいることが分かった。次回はそこに行こう。

第4話
平和そうな街なのに海はとても恐ろしかった。
魔動機アンデッドもそうだけど、何で海の魔物が勝手にアビス化するのよ。

第5話
奈落教徒にとっては魔神でさえ餌に過ぎないらしい。本当に恐ろしい連中。
ここだけの話、思わず魔神に一瞬同情してしまったわ。

第6話
どうやら一連の事件で糸を引いていたのはグレッグだったらしい。
力及ばず逃げられてしまったけど……。
コンドルワンは彼を殺せるか聞いてきた。
彼がどれだけ酒に溺れてカルトに傾倒しても「親なんだから」と言ってきた周りの大人とは大違いで少し驚いてしまったわ。

第7話
奈落教の調査でお世話になったからスペンサーについていくことにした。どう見ても危険そうだし。
魔神使いを皆殺しにしたいという神官がいた。正直その思想は分からなくはないけど、スペンサー的にはいいのだろうか……と思ったけどここではそのぐらいの頭のおかしさは日常茶飯事らしい。
にしてもこういう頭のおかしい神官からはカルトの臭いがして心配になってしまうわ。絶好のカモみたいな勇者もいたし。
ここに来てから初めて死を覚悟した。もっと強くならなきゃ。

第8話
新たな手掛かりを求めてユーシズに行くことにした。
これまで人間が一番恐ろしいと思っていたけど、自然環境の恐ろしさを垣間見た。
ダイケホーンの人々は「替えの利く駒」と称していたけどなかなか理解しがたい価値観だわ。
私がもしナイトメアでなかったらもっと違う人生を送っていただろうに……

第9話
密猟者との戦いでは後れをとってしまったけど、聖域での戦いでは活躍出来て良かったわ。
”ウマソウル”や”うまひょい”のことはよく分からなかったけど、競馬で儲けることが出来て良かった。気分がいいし、今回参加出来なかった皆にも分けてあげましょう。
にしてもあのユニコーン、やたら処女にこだわりがあるみたいだけど……。不快だわ。

第10話
まさか冒険者をしていて探偵をすることがあるとは。
ミラージで行われる美食大会か。奴らが何か起こすかもしれないけど……ついに帰る時が来てしまうのかしら。

第11話
恐ろしい魔航船に乗せてもらった。もうしばらくしたら、兵士という職業はなくなるかもしれない。
まあその分冒険者とかは増えるかもしれないけど。
蛮族の将軍は思ったより好人物だった。でもいきなり腕を斬り落とせと言ってくるのはやはり蛮族なのかもしれない。

第12話
氷に閉ざされているせいか、人間関係でがんじがらめになった陰湿な社会だった。
今回の依頼だって彼を追放しなければ蛮族を倒すだけで済んだのに。
にしても来年には世界が凍結されるかもしれないと聞くと、自分の悩みまでちっぽけなものに思えてきたわ。

第13話
ラージャハの偉い人たちとたくさん会った。いきなり謀反の疑いがあるといわれたときはびっくりしたけど、屋敷に侵入するのはスリルがあって良かったわ。うちの屋敷とは全然違ったけど、あの女がいた部屋だけは似てたかも。
最後は作戦もうまくいったし、なかなか楽しかった。

第14話
恐ろしい謎解きをさせられた。自分の経路を覚えてない探偵は許せないわ。
聖餐の使徒はメリアでサラダを作ろうとしていた。相変わらずおぞましい趣味。
ついに”迅雷浴びせ独楽”を覚えることが出来た。これで覚えたい技は大体覚えることが出来たわ。

第15話
ついにミラージ連邦に帰ることになった。
クレメンテがいたから事情を聴いてみたけど、まさか父さんが最初は私を守ろうとしていたなんて……。
改めて会ってみたいと思ったけど、もう亡くなっているとのこと。
今まで誤解していたことも謝れないし、過去にけりをつけることが出来なくなったと思うと喪失感がすごいわ。

第16話
ユーシズが馬鹿みたいなことになっていると思ったけど、思いのほか大変なことになっていた。どうもミーナは魔導公(かそれに匹敵する存在)らしい。何か恐るべき呪いでああなってしまったのかしら。それにしては随分楽しそうな性格だけど。
そしてスペンサーの知り合いも随分楽しそうな人々らしい。あの周辺だけ世界が違う気がするわ。

第17・18話(休み)
今回はユーシズ近辺で単独調査。
最近は何だかんだ皆と一緒だったから、すごい久しぶりな気がするわ。気が付いたらこんなに長く一緒にいてしまうなんて、不思議な関係ね。

第19話　空の書
今回は空の書についての依頼だったわ。空の書を研究している博士の部屋に行くと、何と彼は殺されていた。すごい凄惨な殺され方だったけど、フィーナのポゼッションによりすぐに真犯人は分かったの。「空の書を手にすると呪われる」みたいな話はあったけど、本当はただの私怨だったみたい。
ワールイ・オカネモッチ男爵とかお姫様とか私が会ったことない人が色々考えてたけど、最終的には書物を盗んだ奴らを捕まえて解決した。まあ、依頼人が空の書の詐取を持ちかけてきたのはびっくりしたけど。

20話
久々に帰ってくると色々と家の周りではおかしくなっていた。そして家にいつく、料理人の名前を被った邪教徒たち。変わり果てた家を取り戻した私は昔の神殿を見つける。どうやらこの件でお父さんに成り代わっている魔神を封印するための剣らしい。ハイファンド家の全てに抑圧されていたと思った日々から自由を手に入れることが出来るのよ。

23話　蓋空王
ついにカイトの父親との邂逅があったわ。彼らは周到な戦略で地上を混乱させ、サンドキアを目指した。そしえついにカイトの父との高いに勝ってしまった。正直あの戦いは数の暴力でしかなかったけど蛮族たちはカイトにより倒れされたと認識し、彼を王にすることにしたらしい。
それを見て、私も考えさせられたわ。周囲が敵ばかりだからと放浪者になり、思ったよりその過ごし方が楽しくなってきて。でも偽物のの父上を倒したら、その時はそれ以上我がままを言うことは出来ないだろう。

24話
謎に満ちていたスペンサーの師匠はなんと女性だった！　……じゃなくて、本来の師匠の妄想の”悪のデーモンルーラー”が実体化した存在だったらしい。悲しいことに、元の師匠は大分前に亡くなっていたとか。
彼女はラージャハ帝国の巨大魔動機兵を操り、”大いなる術”とやらを使って死兵部隊を蘇らせ、全ての魔動機兵を手に入れようとしていたとか。もうそれは”悪のデーモンルーラー”じゃなくない？　と思ったけど、妄執になり果てた彼女はもはや行動が合理性を失っていたみたい。正直、ラージャハ帝国の死兵部隊の方がよほど手ごわかったわ。
”大いなる術”とかラージャハ帝国の過去は色々気になったけど、詮索しないであげることにした。誰だって後ろ暗いことはあるから仕方ない。

長期情報
・リンの名前と似顔絵が記された文書もあり「魔神の食指を動かす血筋。聖下も期待している」と記されている。
・キルガリーニの正体がマルコス・ウルバーノという人物だと分かる。彼はミラージ共和連邦構成国の1つ、オスクリダード公国の貴族である。
・ハイファンド家は数代に一度優れた英雄を輩出している。そのおかげか「神の血脈」と称されることがある。知られている最古の記録では魔導機文明中期にもハイファンドの家名が出てくる。ハイファンドの英雄は揃って絵画を嫌い、たとえ描かせたとしても目深に帽子や兜を被った姿で描かせている。ある英雄譚では、双角の勇士と表現されており、ナイトメアではないかと囁かれている。
・先先代の当主がウルバーノ家と「一族にナイトメアが生まれたら引き渡すことを条件に支援する」との契約をしていた。
グレッグはリンが生まれてから存在を隠そうとした。
・リンの生家：ハイファンド家。オスクリダードの貴族。

赤き聖餐の使徒：”シェフ・ド・パルティ” 聖セイザールという男に率いられる奈落教の一派。魔神を材料とした異常な食事をする、”赤き聖餐”という儀式によってで神に近づくことを目的とする。メンバーの大半が美食家で、元々ミィルズ信仰の異端派として生じた。
”ミィルズの皿”：ミラージ共和連邦で開催される美食の祭典。背後で赤き聖餐の使徒が暗躍しており、目的は弑神。会場を大規模な奈落の魔域で包み込んで優れた料理人たちを招きこみ、使徒たちの”並外れた”料理を味あわせて食のアザーサイドを見せることで、ミィルズ信仰を局所的に変性させるという極めて大規模なもの。コンドルワンが潜入する予定。
リンの一族：リンの生家ハイファンド家は、古くから数代に一度優れた力を持つ英雄（おそらくナイトメア）を輩出することから、「神の血脈」と呼ばれている。赤き聖餐の使徒では”狂神の落し種”とされている。三代前の当主が資産を蕩尽したところをウルバーノ家（赤き聖餐の使徒メンバーの有力者。キルガリーニの本家）に付け込まれ、「一族にナイトメアが生まれたら引き渡すことを条件に支援する」との契約をしていた。
グレッグ・ハイファンド：リンの父親。執事のクレメンテによると、グレッグはリンを赤き聖餐の使徒から守るために隠していたらしい。現在のグレッグは魔神による成り代わりだという。


いままでの活動
5話：ミラージの貴族、キルガリーニがハーヴェス郊外で奈落の魔域を発生させていた。
6話：キルガリーニの残党がハーヴェスで活動していた。リンの父親グレッグらしき人物がいた。
14話："骨肉の"ウィラードが西の海賊艦隊（博物誌63頁）を支配した。豪華客船ア・ラギア・ハーヴェスで殺人事件を引き起こして、脱出した”情熱の歌姫”ミラーナを艦隊で狙う作戦を立てていた。後に冒険者に尋問されたところ、ウィラードは爆散した。
15話：”彼岸の魚河岸”マーサがミラージ共和連邦郊外の森で食材調達していた。