容姿・経歴・その他メモ

「なにがあなたを見捨てても、闇は決して見捨てはしない。」

◻︎特徴
金髪に赤い瞳、常に黒い衣装を身に包んでいる。
争い事を好まない温和な性格をしている。口も静かめ。
暗闇が大好き、暗い物陰や光源の無い屋内にいると落ち着く。その闇に身を溶け込ませるために黒い服しか着ない。明るい所が苦手で昼間はほぼ常に日傘をさしている。
シーンの熱狂的信者である。シーンに心酔しているためかティダンを内心好ましく思っていない、だがそれを表に出す事は稀である。

◻︎境遇
(必要な情報は特徴にまとまってます、読みたい方だけ読んでね。)
　フロリアーヌは夜鷹の娘である、父親は知る由もない。
　気が付けば母親をも失っていた彼女は幼くして単身の生活を余儀なくされた。身寄りもなく、生まれながらに「穢れ」を持った子への世間の目はあまりにも冷たい。迫害されるだけの十分な理由を生まれ持っているのだ。当然のように仕事などあるはずもなく、同じ身分の者も彼女の事を蔑んでいた。仕事もない頼れる者もいないとなれば生活の手段は自ずと限られてくる、残飯拾いそして物取りである。街の市場に忍び込み食べ物を掻っ攫って暗闇へと逃げ込むのだ。その誰もいない暗闇と誰もが寝静まる夜の闇だけが彼女の安堵できる空間だった。

　だがそんな生活が長く続けられるはずもない。彼女に転機が訪れたのは偶然だった。ある日、飢えに苦しむ彼女が身を潜めていた街角の暗闇に暴漢が女を引きずり込んだ。フロリアーヌは叫び声をあげた。それはその女の顔を月光がわずかに照らし出したとき、そこに母親の顔を見たからだった。その声に興が覚めたのか、暴漢はその場から立ち去り結果的にその女を助ける運びとなった。女はシーンの神官だった、よく見れば母とは似ていない。

「月夜の女神とあなたに感謝を。」

　その言葉と共に女はフロリアーヌの小さな体を抱きしめた。
　真っ黒なローブから伝わる体温、それは母親以来の温もりだった。

　それからフロリアーヌはその女と暮らすことになった。平和を愛し争い事を嫌う女神を信仰するその女はフロリアーヌの「穢れ」を疎んじる事は無かった。何よりもフランボワズの事を自分の危機に女神が遣わした奇跡だと信じて疑ってなかったのだ。次第にフロリアーヌもその女との出会いが女神の奇跡によるものだと思うようになった。元より闇夜に抱かれて生まれ育ったフロリアーヌが月夜の女神への信仰に目覚めるのにも時間を要さなかった。再び人の温もりを齎してくれた闇に心酔していたのだ。

　フロリアーヌはシーンを信仰すると同時に闇に魅了されていた。闇こそが万物に平穏を齎す力だと信じている、月夜の女神の伝説にもそう語られている。彼女はより深い闇を研究し、より深くシーンを信仰するために冒険者となる道を選んだ。お金を稼ぐことが出来れば月神シーンの神殿の活動を援助する事も出来る。素晴らしき夜の女神の名をこの世界に広める事も出来るのだ。フロリアーヌは月神シーンの狂信者である。

-経歴表-　
・誰かを救ったことがある
・物心がついた時には独りだった
・のめり込む趣味がある

身長153cm　体重38kg

セッション履歴

収支履歴