［蛮族の身体］

　能力値の精神力が「＋３」点される。
　「弱点:物理ダメージ」が追加される。敵が「知力:人間並み」以上ならば、戦闘準備段階で自身の「冒険者レベル＋知力ボーナス」と、敵１体の「魔力、もしくはセージ技能レベル＋知力ボーナス」を基準値に「弱点隠蔽判定」を行い、失敗で弱点が適用される。

［水中適性］

　水中でも地上と同じように行動できる。

［甲殻の手］

　右手が硬質化し、外殻のように変形している。その手を武器のようにできる。
　通常の手のように扱えるが細かい作業は苦手なため、両手を用いる判定に「ー２」のペナルティ修正を受ける。

　身長:125cm　体重:24kg
　金髪のエルフらしい外見をしているが、右手が水棲蛮族の外殻のように変形している。
　貧弱な体格で、心配になるほど細い。

【経歴】

　ライン・イーヴストンと同じ牢獄に閉じ込められていたタンノズのウィークリングです。強さを価値の基準とする蛮族社会に産まれながら、身体が脆弱であったために虐待を受けて育ちました。蛮族社会から逃れるために人族の街へ脱出するが、街での稼ぎ方や過ごし方を知らずに、盗みなどの軽犯罪を繰り返してしまったので、囚人として捕らえられました。そして最後には、ラインによって処刑されました。

　蛮族に育てられたにも関わらず明るく活発で、すぐ行動するような実践的な性格でした。特にラインにとって印象的だったのは、処刑が決定しそれを告げられた時さえも笑っていたことです。憎みを溜め込んでいるはずなのに、この世の全てを楽しむような考え方で日々を過ごしていました。

【名前の決定】

本名:ボ
　血親によって名付けられた。「排泄物」という意味であり、侮辱や差別の表れである。

あだ名:ボン
　ラインと出会ってから自ら名乗り始めたあだ名。特に意味はないが、血筋を嫌った結果かもしれない。
　ラインのことは、彼の本名をもじって「ゴン」と呼んでいた。