容姿・経歴・その他メモ

1、人族を助けたことがある(蛮族経歴表)
2、大きな嘘をついている
3、体に傷跡がある
ヴァグランツになった理由
たくさんの笑顔を見る為に


人族と蛮族の間にできた恋などというものでもなく、ミノタウロスとしては当たり前のように、彼女は人族を母として愛も無く産まれている。
しかし、ウィークリングであったからか、彼女の価値観は人族のそれと変わりなく、10になるときに父親であるミノタウロスの隙をついて殺し、母親を連れて逃げ出している。
しかし、10年という時間は母親の精神を壊すには充分であり、彼女の事を自分と同じソレイユの子供だと思い込んでしまっており、彼女もまた、望まれるようにそれを演じていた。
そんな母親を連れてたどり着いた村では、母親を助けたという事もあり、公に迫害されることもなく、受け入れられたものの、どれだけ人を助けようとも、ウィークリングであろうと、彼女がミノタウロスであるというだけで嫌悪する人が多く、居心地がいいものではなかった。
結局、15になる前に村から出ていくことにしたのだが、最後まで母親に自分の事を正直に話す事はできなかった。

そのような経緯から、自分が犠牲になればだれかを助けられるのなら助けるべきと考えており、自分というものを大切にしないその姿勢がなおの事不気味に思われてしまっている。
また、本人は無自覚なものの、愛されなかったからこそ、愛されたいとも思っており、それが料理道具セットや、2人分の食器セットという、自分では使えず、料理ができて、かつ一緒に食卓を囲む誰かが居なければ使えない無用の長物を持ち歩く理由となっている。

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