<裕福な家に生まれた>

<絶対に知られたくない秘密がある>

<守りの剣を手に持ったことがある>

<無理やり巻き込まれて>

ネルファヴル家と言う裕福な貴族の御令嬢。
傲慢でありながら怠惰であり、そして強欲。何を取っても良い所は一つもないような性格。
だがエルサリアはその反面に、冒険者としては文句の無い力を有している……らしい？
そんなエルサリアだが、慣れてしまえばどうって事はなく、接し方を理解すればちょっとマイペースで甘えたがりな女の子に変わり果てる。
だがエルサリアは腐っても貴族の令嬢、責任や他者への敬意は忘れない。
たまにメスガキになる。
常に日傘を持ち歩いている。
容姿はかなり整っており、巷では『世で生まれる事が不可能に近い才色兼備な容姿』と評されている。本人は到底そうだと言わない。何せ自分の容姿等気にしていないからだ。

ネルファヴル家とは、神官を主とした魔法使いの冒険者を輩出している冒険者貴族。
力量は確かであり、先祖が大破局から続いているようで、その歴史も長い。
だがその詳細は世の中には知れ渡っておらず、一部の貴族や民間人、学者しか知らないらしい。
と言っても、魔法使いに長けているだけでなく、その他の力を有している博識人の執事やメイド、冒険者も配属されている。実はあまり表に出ていないだけで、かなりの力を有している。
だが、ネルファヴル家の歴史にはまだまだ謎は深いようで、6%程しか解析されていない様子。

昔、魔域に入り込んだ時に守りの剣を興味本位で手に持った事があるらしい。
詳しくはエルサリア本人が話したがらないようだ。
エルサリアは、秘密を隠しているのかもしれない。

本人、実は冒険者になる事をあまり良く思っていなかった。
だが仲間に連れられ、無理やり巻き込まれて冒険者になった。