ノエルの日記(6月)
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- ノエルの日記帳の一部。(R7.6月の内容)
- 効果
由来・逸話
6/1 子供の王国
街で子供たちが行方不明になってるみたいで、捜索と原因調査の依頼が来てたからみんなで行くことになった。
調査を進めていくと、怪しいおもちゃ屋さんの話が聞けたり、子供たちがいなくなる時に黒猫がいたりしたみたいだったの。
やっぱり夜になると、おかしなことがあるみたいで、一度お昼にそのお店に行ってみんだけど……。
魔神によく似た、寧ろ魔神を小さくした、みたいなフィギュアが置いてあって、そのことを店長さんに聞こうとしたら、急に勢いよく詰め寄られてびっくりしちゃった…、
その後、ステラさんのこと、まだ小さい子って勘違いしたみたいで、フィギュアを渡しながら夜にまた裏口から来てって。
嫌な予感がしたけど、僕に何か出来るわけじゃないし…。
と思って、みんなと店を見張ってたら、ステラさんが中に入ってから、出て来なくて、お店の鍵も閉められちゃって。
中にはなんとか入れたけど、2階には魔域があったんだ。
ステラさんの姿もなくて、魔域に入ったんだろうってことで、すぐに追いかけることになった。
ステラさんと合流出来て、周りの家を探してみたら、攫われていた街の子どもたちがたくさんいた。ガットくんの姿はなくて、店長さんも見つからない。
探していたら、店長さんとガットくんを見つけたの。
なんだか、ステラさんに騙されたと思って怒ってたみたいだけど、勝手に店長さんが勘違いしてただけ、だよね…?
みんなで魔神を倒すことになったんだけど…。
僕、魔法の攻撃に耐え切れなくて気絶しちゃったんだよね。
でも、みんなのおかげで無事に倒せて、子供たちも無事に救出出来たし。
今日の依頼も、無事に終わってよかった。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| レティシアさん(サボテンさん)ハロさん(lostskullさん)アウグルーナさん(くがみさ)ステラさん(巽香遠さん) |
6/1 大鉄道祭の饗宴④【ミソを忘れるな】【花と実、赤く染めて】【鮮やかに種を狩れ】
大鉄道祭の準備も随分進んで、今回もまたお料理の為の材料集めに行くことになったの。
いつもの顔触れに、今回はハロさんも一緒に行くことになったんだー。
まずはカニを獲りに行くことになったんだけど、まさか船の上で戦うことになるなんて思わなかったよ…。
狭い所で戦うのって難しいね…。普段前に出ないハロさんが狙われちゃうのは当然と言えば当然、なのかもしれないけど…。やっぱり、仲間が目の前で倒れる姿は、何度見ても慣れないや…。
それでも、少しは冷静に対応出来た気がする。……僕も少しは、成長してるのかな。
次はサラダの材料集めに、ブラッディペタルっていう魔物を倒しに向かったの。
でも、その時にね、別の蛮族も出て来ちゃって、びっくりしたよ。それにしても、あの蛮族たちが持ってる手紙、やっぱり何かに指示されてるってことだよね?
うーん、大鉄道祭の当日、何も起きなきゃいいけど…。
次は食前酒を作る材料集め!
魔物がいる所まで辿り着くのに、霧の中を歩いて行くことになったんだけど、途中で崖になってる所があって、僕とハロさんはルシエルに乗って降りたんだけど、「行ける!」って言ってた皆が転んでて、あららってなっちゃった。ルシエルがいてよかったー。
それにしても、戦ったあの魔物、気持ち悪かったし、面倒な魔物だったなぁ…あんなのもいるんだね。これからもっと強い魔物や面倒な魔物に出会うことになるのかな。
出来ること、もっと増やしていきたいな…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| アルト・ソアレさん(マヨネズさん)、イドさん(かんづめさん)、フロウ・サフィニアさん(ラウスさん)、レティシアさん(サボテンさん)、ハロさん(lostskullさん) |
6/3 偽りは真実の鏡
今日はユーシズ魔法学校の先生からの依頼を受けることになったの。
今回は、初めて一緒に依頼に行く人がたくさんいたよ。ガストンさん、ココエルさん、クレペリアさん。
ラピネさんは、最近よく一緒に依頼に行く人の一人。
そんな感じのメンバーで、魔法学校に向かったの。
シリル先生から、内容を聞いてみたら、生徒たちが何人か行方不明になってるみたいだったんだけど…保身ばっかり考えてるから、何というか、うーん…。
とにかく、調査をしないといけないから、生徒さんたちに話を聞くことにした。
んだけど…何だか、話を聞けば聞くほど、よくわからなくなってきちゃった。でも、みんなで情報を整理しながら、協力して隠し通路を見つけることが出来たの。
通路の先には蛮族がいて、シリル先生に言われて、生徒さんたちを攫ったんだって。
とにかく、生徒さんたちを助けないといけないから、みんなで戦うことに。
クレペリアさんは僕と同じで、妖精魔法を使う人で、他にも魔神を召喚したりして戦ってた。魔神を召喚する魔法があるのは知ってたけど、実際に見たのは初めてだったなぁ…。
魔神は、倒すべきものって印象だったけど、中には力を貸してくれる魔神もいるってこと、なのかな…?いや……魔神の力を制御出来てるみんながすごいんだよね、きっと。
みんなで力を合わせて蛮族を倒して、生徒さんたちは無事に助け出すことも出来たし、一件落着だね。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| ラピネさん(よーげつさん)、ココエル・タウシャン(三宅猫之助さん)、ガストンさん(ジャンギャバンさん)、クレペリアさん(裂け目さん) |
6/5 狂気の楽園
今日はミレイユさんの捜索をすることになったの。
調査依頼に出てたミレイユさんが、帰ってこなくなっちゃったんだって。
村に着いてから、ミレイユさんの行方を探す為に、村の人や宿の人に話を聞いたんだけど、知らないって言われちゃう。
何かを隠してるようにしか見えなくて、村全体が怪しく感じちゃう。
村の外れに住んでる人に話を聞いたら、何だか邪神?とか、魔神とかが関わってそうな感じがした。
宿の人は、持って来てくれた飲み物に睡眠薬を混ぜてるし、何なのかなぁ…。
って思ってたら、宿屋さんのご主人さんが、奥さんのことを教えてくれた。自分の子供まで犠牲にして、美しさを手に入れようなんて…どうしてそんなこと考えられるんだろう。
子供さんを助ける為にも、早く行かないと。
向かった先には、応援を待ってたミレイユさんがいたの。一人では手に負えないから、身を隠してたみたいだった。
みんなで力を合わせて魔物も倒して、無事に依頼終了!ミレイユさんも一緒に帰ってきたよ。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| コノハさん(しぃらさん)シアーシャさん(暁ショーダイさん)フィオネさん(かいとさん)ペポロさん(結城さん) |
6/5 何処かの小高い丘にて。
いつもみたいに、夜にこっそりギルドを抜け出して…来たはずなのに、後ろからアダールさんに襲撃されたの!
冷たくてびっくりしたんだからね!
どうしてここにいるのがわかったのかなーって、不思議だったけど、せっかくだからゆっくりお話することにした。
持って来てくれた飲み物は、魔導機文明時代のものなんだって。そんなものまで作れちゃうなんて、すごいね。よく冷えてて、すごく美味しかったや。
アダールさんと話してると、不思議と気持ちが落ち着く気がする。穏やかな時間が流れてる…って、言えばいいのかな?
それに、僕が悩んだり考え込んでると、すぐに気付いてくれるの、不思議だよね。
抱きしめていい?って聞かれた時は、普通のハグだって、思ってた…違う。思おうとした、んだけどなぁ……。
あんな風に言われたら、誤魔化せないじゃない…。まだ、言うつもり、なかったのに…。
待ってるって、言ってくれたから。
何処にも行かないって、言ってくれたから。
そばにいるって、言ってくれたから…。
仕方ないよね。
もらうばっかりは嫌だって、思っちゃったんだもん。
この人のことを、放っておけないって、思っちゃったんだもん。
僕に、何が出来るかわからないけど、でも…少しずつ、出来ることを見つけていこう。
アダールさんのこと、支えられるように、なりたいもの。
| 一緒にお話した人 |
|---|
| アダールさん(MITAさん) |
6/6 白銀に消ゆ
今回は雪崩が起きて、連絡が取れなくなった村の安全確認の為の依頼に行くことになったの。
雪山に行くことになるから、防寒していかないとだし、と思って前からほしかったペンギンマントを買っちゃった。これね、羽織ると可愛いんだー。
リンさんと累さんは、初めて一緒に依頼に行くんだけど、ランディさんとカルネさんはよく知ってる人。
雪山を登っていくのは大変だったなぁ…風が強くなったり、急に吹雪いてきたり。ずっとお天気なままがいいけど、それはそれで雪が溶けてきて危なくなっちゃうから、寒い方がいいのかな?
1週間掛けて山を登り終わったら、村が見えてきた。
けど、なんだか村の様子がおかしくて、なんだろうって…人の気配がしなくて、人がいるはず、なのに…。
家の中とか調べようと思ったけど、みんなで中に入っちゃうのもよくないから、僕は外で見張り役。
村の人たち、何処にも姿が見えないけど…無事、なのかな…。
村がおかしなことになったのは、魔神が関わってたんだって。外で見張りをしてたら、魔神に乗っ取られた…操られた?わかんないけど、村をこんなにした犯人が帰って来た。
慌ててみんなに知らせて、戦闘態勢を取る。
いつもだけど、ルシエルがいてくれるから周りの警戒とかもしやすくて助かるや。
みんなで力を合わせて、いつものように敵を倒して一件落着。
あとで、魔術に詳しい冒険者さんを派遣してもらって、ってことになった。
知らないことばっかりで、困っちゃうや…。
こんなことのない、平和な世界になってほしいな…なんて、そんなこと、出来ないのかな。
| 一緒に冒険した人たち |
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| リン・チユーさん(けむりさん)ランディさん(エンリさん)累さん(みりゅう。さん)カルネさん(くろはすさん) |
6/6 開拓村の現状2&開拓村の生誕祭
今回は開拓村に現れた蛮族や魔神たちの討伐をすることになったの。
コルサさんはリカントだけど、僕、リカント語がわかるようになったから、よかったなーって思ったの。
わからないままだと、獣変貌した後のコルサさんが言ってること、わからないままだったもん。
村についてみたら、なんだかたくさんいろんな蛮族や魔神?や妖精さんもいたの。
なんだか、美味しいかぼちゃパイになりたいかぼちゃの魔神や、いたずら好きなやんちゃなエコーさんたちがいて、困っちゃった。
みんなでとにかく蛮族たちを退治して、美味しいかぼちゃが手に入ったから、村の人がかぼちゃでスイーツを作ってくれたの。
桃のはちみつ漬けも美味しかったなぁ…。
その後も、大きなピアノのアンデットだったり、草を刈って整えてほしい魔物さんだったり、暴走してるゴーレムがいて、大変だったなぁ。
エコーさんたちも僕らのこと巻き込んで魔法を使ってくるし、本当に困っちゃう!
でも、お祭りの準備のお手伝いが出来て、楽しかった!
プレゼント交換は、セレーネさんから、弾き玉っていうのをもらったの。
クリスマスみたいで、ちょっと嬉しくなっちゃった。僕のノエルって名前の由来が、雪の降るクリスマスの日に出会ったから、だから。
団長さんのこと、思い出しちゃった。
サーカスのみんなは、元気にしてるかな?今何処にいるんだろう。
何だか、今回の依頼はいつもより楽しい依頼の内容だった。
また、こんな風に楽しい依頼にも、出会えるといいなぁ。
| 一緒に冒険した人たち |
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| コルサさん(鳥多さん)アウイナさん(椥辻さん)セレーネさん(たからさん)パトリックさん(ポンさん) |
6/9 狂乱の叫び
男の人が錯乱して、周りの人を傷つける事件があったらしい。
その場にいたみんなで、依頼を受けることになったの。
ファーナさんとシュヴァルトさんは初めて会ったんだけど、2人はお付き合い?してるみたい。仲良しなんだなぁ、ふふっ。
アズロマさんにも久し振りに会えたの、元気そうでよかった!
セレーネさんはこの前振りだし、カルネさんはこの頃よく会う気がするね。
話を聞いてたら、今回関わっていそうな魔物が、バンシーだってことがわかったの。
なんとなく、聞いたことがあったけど、バンシーってちゃんと対策しないといけないよね…。
ということで、しっかり準備を整えることに。
僕も、いいきっかけだし、装備をしっかり整えることにしたの。
いつもは全属性契約にしてるけど、今回は3属性契約にする。ちゃんとしっかり魔法を使えるようにしとかないとね。
装備を整えて、いざ、出発!
現地についたら、バンシーがいた。使えるようになったばかりのベロニカを使って、みんなを守れるように魔法をかける。要請魔法は、いろんな属性の魔法が使えるのが利点なんだってこと、改めて理解したよ。
でも、流石にあんな高火力の魔法を受けることになるなんて思わなかったや。
ルシエルも僕もぼろぼろ…あとて回復はしたけど、とにかく、何とかなってよかった。
バンシー、何処かで戦ったことがある気がするんだけど…あれは、何処、だったのかな…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| ファーナ・ストラトフォートさん(ヰ譜さん)セレーネさん(たからさん)シュヴァルトさん(うわびーさん)アズロマさん(黒戸はるひささん)カルネさん(くろはすさん) |
6/10 魔術王国の蒼穹
今日の依頼は魔導気球のテスト運行のお手伝い。
いつもはルシエルに乗ってるから、魔導気球に乗るのは初めて。楽しみでわくわくしちゃった!
途中で鳥にたくさん襲われたりとか、怪我をした子に出会って治してあげたりとか、夜に魔物に襲われたりとか、いろいろなことがあったけど、1週間かけて目的地に無事に到着!
と思ったら、到着点が蛮族に襲われてたの。
そのままになんてしておけないし、緊急着陸して、蛮族を倒しに向かった。
…んだけど、向かった先に、グリフォンもいて、三つ巴?みたいな形になってたの。でも、そのままにしておくなんて出来ないし…。グリフォンたちは、どうしてあそこにいたんだろ、聞こうにも聞けないんだけど…。
それにしても、ドランさんすごかったなぁ、あんなに攻撃受けてもピンピン?してたし。僕だったらひとたまりもないや。
僕は避けるのが得意だから、そもそも得意なことが違うって感じではあるんだけどね。
僕は僕の得意なことを、もっと出来るようにしていきたいなぁ…。
| 一緒に冒険した人たち |
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| ドランさん(なすさん)ルミナさん(りあさん)ルミナスさん(ゆうだちさん)ジ・オードさん(うちす亭さん)シアーシャさん(暁さん) |
6/13 夜、静かな小高い丘で。
夜の散歩に出掛けてみたら、ハロさんがいた。
声を掛けてみたら、驚かせちゃったみたい。
ハロさんはメリアだから、寝る時間が必要ないんだって。だから、夜は星を眺めて過ごしてるのかな?
ギルドにいる時とか、依頼の時とかにしか話すそんなに機会がないから、ゆっくりお話出来て、何だか嬉しかったなぁ…。
ハロさんは、英雄になりたくて、英雄になる為に、冒険者になったんだって。
僕が、記憶を探すために冒険者になったって話をしたら、記憶喪失なの本当だったんですか?って驚かれちゃった。本当なんだけどなぁ。
でも、なくした記憶が、つらいものだったとしても、思い出したいの?って聞かれて。
僕は、なんの迷いもなく、思い出したいって、答えた。
記憶がないままなのが不安なのも、間違いなくて。
記憶がないままなのが怖いのも、間違いなくて。
だけど、それ以上に、思い出さなきゃいけないって、そう思うから。
そんな感じなだけ、なんだけどね。
ハロさんが、出来ることがあれば力を貸してくれるって言ってくれた時、嬉しかったよ。
ありがとう、ハロさん。
| お話した人 |
|---|
| ハロさん(lostskullさん) |
6/14 夜、星が綺麗に見える草原で。
最近、日課になって来てる気がするけど、いろいろあって、今日も少し遠出をすることにしたの。
誰にも見つからないように、って思ってたはずなのに、どうしてアダールさんには見つかっちゃうのかな…?
隣に座って、お話をする。
いつも通りにしてたつもり、だったんだけど…アダールさんから、話を聞いた。報告書を見たりとか、一緒に行っていた人から話を聞いたりしてたから、知ってはいたけど…。本当だったんだなってわかって、………、
ちゃんと、お話しないといけないなって思った。
アダールさんのことを、ちゃんと知らないといけないと思った。
アダールさんが話してくれることは難しくて、でも、ちゃんと理解は出来る。
アダールさんと、僕の思う恋人、の違いもわかったけど、僕は……。
どうして、僕じゃだめなのかなって、思ってしまう。
キスをしたりとか、そういうことをする、のは…好きな人と、じゃないのかな、とか…。
どうしても、思ってしまうの。
それなら、僕らの間に、『恋人』って肩書は必要ないんじゃないかなって。その気持ちはやっぱり拭い切れない。
それに……今の僕は、アダールさんとどうしてもそういうことをしたいってわけじゃないから、嫌だけどだめとは言えなかった。
アダールさんが夢の話を聞いてた時は、アダールさんがいなくなっちゃう気がして、すごく、すごくこわかった…。それ以上、考えないでほしかった。
ずっと、ずっと、考えてたのかな。話してくれること、全部。長い時間を生きながら、過ごしながら…。
それにしても……アダールさんは僕に自分のことをちゃんと大事にして、言ってほしいとか、隠さないでほしいっていうのに、アダールさんも僕のことばーーーっかり心配したり気に掛けたりするよね。
僕にそういうこと言うなら、アダールさんも僕にどうしてほしいとか、もっと言ってくれればいいのになぁ…。
……僕も、アダールさんのこと、言えないんだけどね。
アダールさんとお話をして、時間を2人で共有するだけで、それだけで充分しあわせだなーって思っちゃう僕って、単純なのかな…?
| お話した人 |
|---|
| アダールさん(MITAさん) |
6/15 リングの底に潜む闇 ※ ネタバレ注意! ※
※ シナリオに関する多大なネタバレが含まれています ※
※ 未通過の方は、閲覧にご注意ください! ※
リングの底に潜む闇
ギルドで依頼探しをしていたら、邪教の信者が暗躍してるから、それをどうにかしてほしいって依頼が貼り出されたの。
話を聞いてみたら、パトリックさんが新米の冒険者さんと一緒に1足先に調査に向かったらしいんだけど、途中で連絡が取れなくなって行方がわからなくなったって話も聞いたの。
その場にいたみんなで、一緒にパトリックさんたちの捜索込みで依頼を受けることになった。
ヤヤさんと、リヴァさんは初めて一緒に依頼に行くことになったんだけど、リヴァさんは僕のことを誰かから聞いたことがあるみたい。これだけたくさん人がいるんだし、誰かから聞いててもおかしくないよね。
早速依頼に出発、まずはパトリックさんが向ったらしい、邪教のアジトを調べることになったの。
そこで、見たことのないカード?みたいなものを見つけたんだけど、何処かに地下闘技場があるみたいだった。下町の酒場にいたおじさんが、お金がないフリとか、仕事がほしいって感じに見せてれば、招待状をもらえるかもって言われて、みんなでお金がないよーってふりをすることになった。
上手く行くかわかんなかったけど、闘技場の関係者の人の目に止まって、声をかけられたの。無事に招待状をゲットして、早速地下闘技場に向かったの。
そこで、まさかパトリックさんと戦うことになるなんて、思わなかった…。仲間と戦うのは、初めてで、どうしようって…攻撃、したくなくて、ためらっちゃった…。ルシエルにも、それが伝わっちゃったみたい…。
理由があって、闘技場に出てるはずだってわかってるから、手加減すればいいだけ、なんだけど…それでもやっぱり、上手く手加減出来なかったらって思って、怖くて、出来なかった…。
みんなのおかげで、パトリックさんが降参してくれて、何とか無事に終わった、と思ったら、乱入者が現れて驚いちゃった。
それにしても、乱入してきた人、強かったなぁ…。タイラーさん、って人。元冒険者で、今は闘技場で闘士をしてるんだって。
でも、どうして?って思ったら、穢れを受け入れた人、だったの。息子さんの為に、穢れを受けたんだって。
僕は、妖精さんたちが穢れを嫌うから、それが理由で穢れを受け入れないつもり、なんだけど…。でも、僕も、何か理由があれば、受け入れるかもしれないって、ちょっと、思っちゃった…。
その後、みんなでパトリックさんから話を聞いて、夜までにもう一つあるらしい邪教の拠点に行ってみたら、新しいことがわかって、一通り調べ終わってから闘技場に戻ったんだけど…。
タイラーさんの息子さんがいなくなったって、パトリックさんたちが慌ててたの。
急いで探しに向かったんだけど、やっぱり闘技場のリルドラケンの人が主犯だったの。
みんなで力を合わせて、魔物も倒して、無事にタイラーさんの息子さんも助けることが出来たんだ。
無事に助けることが出来て、本当によかった…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| リヴァさん(INABAさん)ヤヤさん(Reutaさん)シアーシャさん(暁ショーダイさん)アルトさん(マヨネズさん)コルサさん(鳥多さん) |
6/15 大鉄道祭の饗宴⑥【蛮族の凶行を食い止めろ!】
大鉄道祭までもう少し!なんだけど…。
当日に例の蛮族たちが、襲撃に来るらしいことがわかったの。
ここまで準備して来たんだから、邪魔は絶対にさせない!
ということで、当日までに、ダルクスゴラのアジトを抑えることになった。
パーティーを組み慣れたいつものメンバーで、早速出発!中にはいろんな蛮族がいて、過去に戦ったことのある蛮族たちがいたりした。
けど、みんなで力を合わせれば100人力!つてね。
途中でアルトさんが、魔法でダメージを受けちゃったり、ヴィゴさんが魔法のコストのダメージで倒れそうになったりすることもあったけど。
何とかダルクスゴラを倒すことが出来たの。
それでね、街に帰ってきたら、驚いちゃった。パレードみたいに、街を上げてみんなで迎えてくれたの。蛮族たちを倒した英雄だって、そんな風に言われるなんて、思わなかった。
嬉しかったなぁ…ふふっ。本当に、英雄になれてたらいいなぁ。
そして、大鉄道祭の当日!
頑張って食材を集めて、頑張って準備してきたから、きっと勝てるはず!みんなでお料理を彩りとかも考えながら選んで、コース料理を完成させる。
結果は僕らの勝利!頑張って食材を集めてよかったー!
みんな嬉しそうで、僕もね、すごく嬉しかった!
ご飯もすっごく美味しかったし、頑張ってよかったね!
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| アルト・ソアレさん(マヨネズさん)イドさん(かんづめさん)フロウ・サフィニアさん(ラウスさん)レティシアさん(サボテンさん)ヴィゴさん(ダイスケさん) |
独り言 その③
待っていてくれる人がいることも。
帰りたいと思える場所があることも。
僕にとっては、嬉しくて、嬉しくてたまらない。
だから、ちゃんと、思い出したいと、より強く思うようになったんだ。
今の僕にとって、ヴィルガロッドのみんなも、記憶の中にいるみんなも、大切だから。
つらくても、苦しくても…忘れてしまった過去も、取り戻して大切にしたいって、思ってしまったから。
少しずつ、少しずつ、パズルのピースが形になって、埋まって行く。
僕が、覚悟を決めたからなのか、ピースがハマりやすくなった気がする。
その片鱗に触れる度に、僕は懐かしさと、寂しさと、罪悪感に襲われる。
どうして、忘れてしまったんだろう。
どうして、僕だけが、ここにいるんだろう。
そんな思考が、ぐるぐる巡る。
少し前までは、もっと、純粋に思い出したいって、思っていたはずなのに。
だから、特別なものは、増やさないようにしたかったのに…。
でもそれが…大切なものがあることが、僕が帰って来る為の理由になることもわかっているから、余計に苦しいんだ。
ねぇ、君にとって、僕はどんな存在だったの?
君たちにとって、僕はどんな存在だったの?
僕は、君たちと、どんな風に過ごしていたの?
僕は、もっと、みんなと一緒に、いたかったよ──
6/17 お昼間、街にあるカフェで。
街に散歩に出かけてたら、リヴァさんに会ったの。
お茶しよーって話になって、一緒にカフェに行くことになったの。
リヴァさんが食べてたフランクフルトも美味しかったから、お店も教えてもらったし、今度買いに行ってみようかな。
カフェは、この間行った、ハーブティーが美味しいお店に行くことにしたの。
オススメのハーブティーと、ハニーブレッドを注文して、食べながらお話したよ。
僕のこと、どうして知ってたのかなって思って聞いてみたら、アダールさんとかから聞いたみたいだった。よく一緒に行くんだって。依頼で一緒になること少ないから、こうしてアダールさんの話を聞くのは新鮮な気がした。
けど…リヴァさんの様子がなんだか変な気がして、聞いてみたら…。
アダールさんが、んー…何というか、アニスさんって子のことを、困らせるようなことしちゃったみたいだった。クリストフさんも、例のことのあと、お部屋から全然出て来てないって聞いたし…。
僕が悪いわけじゃない、けど…でも、一応、アダールさんは僕の恋人なわけで…。謝っちゃったよね…。
僕の言うことなら、アダールさんに伝わるんじゃないかなって、言ってもらえた。それは、何となく分かってるし、僕が言わないと他に誰が言うのかなって、思うから。
それから…アダールさんが、また何か、迷惑かけたり、誰かを傷つけるようなことを言ったりしたりしてたら、教えてほしいってお願いもしたの。
リヴァさんは、快く協力してくれるって言ってくれた。
力を貸してくれる人がいるって、心強いね。
今日は、お話してくれたお礼も兼ねて、僕がお代を払うことにしたの。
リヴァさんとお話出来て、よかった。
ギルドに帰ったら、シャロンさんにお願いしてみよう。アニスさんとシャロンさんからも、お話聞かせてもらえるといいなぁ…。
| お話した人 |
|---|
| リヴァさん(INABAさん) |
6/17 トレイン教授と車輪の遺跡 ※ ネタバレ注意! ※
※ シナリオに関する多大なネタバレが含まれています ※
※ 未通過の方は、閲覧にご注意ください! ※
トレイン教授と車輪の遺跡
今日は、テルマさん、ランディさん、シュヴァルトさんと一緒に依頼に行くことになった。
何だか、テルマさんとランディさんの様子が変だなって思ったけど、依頼だし、そこまで私情を持ち込む人たちじゃないと思うから、大丈夫と信じて依頼に望むことになった。
途中で雨に降られたりして、テルマさんとシュヴァルトさんが風邪っぽくなっちゃったりもしたけど、何とか遺跡まで辿り着いたの。
中には罠とかがたくさんあって、上から天井が落ちてきたり、落とし穴があったり。
大変だったなぁ…。テルマさんは、何でか知らないけど僕に先行ってってしてくるし、罠にかかるの期待してるみたいなこと言うし。
僕そんなにドジじゃないもん!
宝箱開けようとしたら、みんなにため息つかれたのは何だったんだろう…。
いろいろあったけど…遺跡の奥、なのかな?
隠し部屋の中にいたゴーレムを倒すのが、大変だったの。
後ろの方を狙って撃てるようなものがあるなんて、って思っちゃった。こっちが遠距離狙撃出来るなら、敵側も出来て当然なのはわかるんだけど…。
あんなに、テルマさんが集中的に狙われるなんて思わなかったの。
でも、僕より、ランディさんの方が慌ててるように見えて。ランディさんが、いつもと違う感じがしたの。ランディさんが、テルマさんのことを大事に思ってるのは知ってたけど…本当に、何かあったんだろうなって感じがした。
何だか、僕の方が冷静で。回復を一人でしなきゃって、ランディさんが気負ってるように見えて、僕も回復出来るから、大丈夫だよって伝えたんだけど…伝わった、かな…わかんない、や…。
でも、なんとか無事に依頼は終わって、歯車も持って帰ってこれたから、よかった。
ランディさんとテルマさん、大丈夫なのかな。心配だけど…きっと、大丈夫だよね。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| テルマさん(ふゆつきさん)ランディさん(エンリさん)シュヴァルトさん(うわびーさん) |
独り言 その④
いろんなことが起きすぎて、何からしていいかわからなくなっちゃう。
大切なものが、どんどん増えて、僕自身がやりたいこともあって。
何から始めればいいか、わからなくなってしまう。
どうしようって、どうしても、悩んじゃうんだ…。
それで、ぐるぐるして、考え込んでたらね、ピジョンメールが届いたの。
誰からなのか、何となく、すぐにわかっちゃったの。
どうして、今なのかなぁ……。
読むのが、少し怖くて…開くまでに少しだけ、時間がかかった。
そっと、手紙を開いて、内容に目を通す。
団長さんはまるで、僕が今、どんな気持ちなのか、知ってるみたいだった。
どうして、わかるのかなぁ…。
わからないはずなのに、伝わっている気がして、暖かいものが、胸の中に広がって…。
気がついたら、涙が溢れてた。
一人で手紙を読みながら、止まらない涙を拭いもせずに、繰り返し繰り返し、何度も読んだ。
手紙を抱き締めて、うずくまる。
──帰れる場所が、他にもあったんだ
──僕を待ってくれている人は、たくさんいるんだ
忘れそうになってた、忘れてた。
僕には、ヴィルガロッドの他にも、帰れる場所が、帰りたいと思う場所が、あるんだ。
一頻り泣いて、漸く落ち着いて。
涙を拭って、手紙をきちんとしまう。
大切な宝物を、日記帳に添えるように、置く。
もう少し、頑張れるって思えたんだ。
今はちゃんと、目の前のことを…ヴィルガロッドのみんなのこと、大切にしたいから。
だから、こうするのが、一番いいと思ったから。
過去のことは…記憶のことは、一旦、忘れよう。一旦、しまっておこう。
今、大切にしたいって思うものを、優先したいんだ。
だからちゃんと、向き合うよ。
大切な人たちと、大切な人のために。
それが、僕のためにもなることだから。
団地さんからのお手紙
6/18 お部屋でお茶会。
今日は、シャロンさんとアニスさんとお茶会をする日。
アニスさんとお話するのは初めてだけど、時々イドさんからアニスさんのことを聞いたりするから、会ってみたいなーって思ってたの。
今日、会えるのが嬉しくて、いつものお店のハーブティーと、スコーンを買ってきた。自分でハーブティーを入れてみるけど、やっぱり店長さんが入れるハーブティーの方がいい香りがする。今度お店に行った時に、コツとか聞いてみようかな?
そんな風に準備してたら、シャロンさんとアニスさんが来てくれた。
可愛い人、最初の印象はそんな感じだった。
2人のこと、お部屋に上げて、座ってもらって飲み物を入れる。2人とも、ハーブティーもスコーンも、美味しそうに食べてくれたの。
しばらく他愛のない話をしてから、本題に移る。
アニスさんからは、アダールさんのことを知りたいって言われた。それを聞いた時は、正直、どうして直接、本人に聞かないんだろうって思った。
だけど、アニスさんがどうして僕から聞きたいのか、どうして知りたいのか、それを知りたいと思ったの。だって、アニスさんは、僕の知らないアダールさんを、たくさん知っている人だったから。
アニスさんは、僕の質問にちゃんと答えてくれて、教えてくれた。答えやすいような聞き方をしたから、っていうのもあったのかもしれないけど…。
だから僕も、ちゃんと応えたいと思ったの。
アダールさんと僕が恋人同士だってことは、知らなかったみたいだけど…。
アニスさんの気持ちを知って、僕も知ってること、言っても大丈夫と思うことを、伝えられたと思う。
他にもいろいろあったけど…今はきっと、伝えたことだけで充分だと思うから。
話せることを話して、シャロンさんも、シャロンさんが感じたことを教えてくれた。
アダールさんは、僕には嘘をつかないし、いつも真っ直ぐに僕のことを見てくれる。だからこそ、シャロンさんからの意見はすごくありがたかった。僕はその場にいたわけじゃないからね…。
2人とこうして、お茶をしながらお話が出来て、本当によかった。
仲良くもなれたし、今度はお買い物に出かけて、カフェでお茶するって約束をしたんだ。
これからも、仲良くしていきたいなぁ…。
| お話した人 |
|---|
| アニスさん(ましろさん)、シャロンさん(銅シャケさん) |
6/19 星が奇麗に見える丘で。
みんなから、お話しを聞いたあと、アダールさんとお話をしたの。
アダールさんは、僕が考え事をしてると、いつもそばに来てくれる。まるで僕が、何か悩んだり抱えたりしてることに、気づいてるみたいに。
そこで、リヴァさんやアニスさん、シャロンさんから聞いたことをアダールさんに話した。
アダールさんは否定しなかったし、その通りだって認めてた。
アダールさんが言ってることも、考えてることも、理解したいし、わかりたい。
だけど、納得出来るかって言われたら、全部に納得なんて、出来るはずがなくて。
僕がそれで、アダールさんから離れるかもって考えたりしなかったの?って聞いたら、それは仕方ないことだって言われて…。
気が付いたら、アダールさんのことを引っぱたいてた。叩いた手が痛くて、こんなこと、したかったわけじゃないのに…。
僕は、アダールさんが、自分で大切だって言ってる人たちを、僕にとっても大切な仲間たちを、大切だって言ってるはずのアダールさん自身がみんなのことを傷つけるようなことをしてるって、それが嫌なんだって伝えたの。
その後、色々聞かれたり話をしたりしたけど、こうして、お話をする度に、アダールさんのことを知ることが出来て、僕はそれがね、とっても嬉しいんだ。
僕はね、アダールさんが僕を必要としなくなるまで。
僕のことをいらないって、言うまで。
アダールさんのそばにいるよ。
| お話した人 |
|---|
| アダールさん(MITAさん) |
6/20 夜、麺屋さんの奥で。
累さんの様子がおかしいって聞いて。麺屋さんに向かってみることにした。
場所は聞いてたし、行ってみることにしたの…
そしたら、麺屋さんの扉が開いてて、中に入ってみたら、億の扉も開いてたの。
進んでみたら、そこに、血に濡れた累さんがいた。足を怪我してるみたいで、手には刀。
自分で刺したんだって、すぐにわかった。だって、他に誰もいないし…累さんの表情を見て、わからないはずがなかったから。
声を掛けても反応が鈍いし、それでもやっぱり放っておくのは嫌だから。そばに行こうとしたけど、刀を向けられちゃった。
でも、累さんは、僕を傷つけたりしないって思ったの。だから、躊躇わなかった。
近付いて、怪我を治して、少しだけお話したけど…累さんは深く話してはくれなかった。
それでも……出来るなら、自分を傷付けること、誰もいない所でなんて、してほしくなくて。叶わないとしても、言葉にしてしまってた。
困らせてしまうことは、わかってるけど…今の僕じゃ、累さんの支えになれないかもしれないけど…一人で、抱えていてほしくなかったんだ。
話が何となく一区切りした時、テルマさんとクリストフさんが来るのが見えたの。
いつも通りお話するだけ…って、思ったのに。テルマさんの様子がおかしくて、緊張の糸が張り詰めて…咄嗟に、累さんの前に庇うように位置取りをしてた。
──この人が、何をするかわからない。
仲間に対して警戒しないといけない、なんて…。
テルマさんは、累さんと僕に向かって話し始めて、正直、それの何がいけないのって思った。テルマさんが言ってることも、僕らの目の前でやってみせたことも、ただ、自分の考えを押し付けているだけにしか見えなかったから。
……ひどいことを、言いそうになった。言っちゃいけないことだってわかってても、我慢出来ない所だった。
クリストフさんは、テルマさんが何をしようとしてるのかわかってたみたいで、怪我を治したりだとか、そんなことをしてた。
お人好しだって言われたけど、クリストフさんも充分お人好しに見えるよ。
それで終わりだと思ったのに…今度はランディさんが来て、それで……魔神を呼び出そうとしてるのがわかった。
いつの間にか累さんに庇われてたんだけど、どうして?
んー、ランディさんの様子もなんだか変だったし、ピリピリした空気が消えなくて。
よくわからないけど、一区切りした所で帰ることになった。エトさんとすれ違ったけど…任せておいて大丈夫、だよね。
ただ累さんとお話して帰るだけだったはずなのに…。
こんなはずじゃ、なかったのに…。
………つかれた…。
| お話した人 |
|---|
| 累さん(みりゅう。さん)、テルマさん(ふゆつきさん)、クリストフさん(クレイムさん)、ランディさん(エンリさん) |
6/21 織姫の涙は流星となりて ※ ネタバレ注意! ※
※ シナリオに関する多大なネタバレが含まれています ※
※ 未通過の方は、閲覧にご注意ください! ※
織姫の涙は流星となりて
パトリックさんとカレンさんと一緒に、依頼に行くことになったの。
村の跡地に魔域が出来てるみたいで、脅威度もまだわかってないみたい。だったんだけど、カレンさんが脅威度を調べてくれたの。あんな風にするんだね、脅威度を調べてる所初めて見たや。
脅威度を測り終えて、魔域に入ってみたんだけど…幻影なのかな、星の中を歩くみたいな、そんな幻想的な光景の中で、男女が2人言葉を交わす、そんなシルエットが見えたの。何だろうって思ったら、気がついた時には過去の村に飛ばされていたの。
その村は、いろんな蛮族が集まって暮らしている村だった。ミノタウロスのナギさんって人が、一番信頼されてる人で、村長さんの娘さんであるツキネさんと、何だかいい雰囲気みたい。
これは、村の記憶。こういう魔域には入ったことがあるから、村で起きたことを辿っていくことになるのかな。
村の人たちからは、僕らは一人の旅人に見えてるみたい。
この村では、村の平和を願う儀式を行うらしくて、その儀式が明日に控えてるみたいだった。巫女様はツキネさんで、その衣装をナギさんが作ってるんだって。
村の中を探索して、いろんなお話を聞きながら過ごすのは、穏やかで楽しいって感じる時間だった。
夜は、パトリックさんとカレンさんと3人で川の字になって一緒に寝たの。パトリックさんが真ん中だったんだけど、朝起きてみたら、パトリックさんがちょっと眠そうだった。眠れなかったのかな?
村の人たちや、ナギさん、ツキネさん、いろんな人から話を聞いた。何となく、この先何が起きるのかは、わかってるし、わかってたの。
これは、過去に起きてしまったことだから。どうにかしようとしても、どうにもならないんだって、わかってた。だから…何が起きても、割り切れるって思ってたの。
思ってた、のに……。
死んでしまったツキネさんを抱き締めるナギさんの姿に、自分の姿が重なった。
ナギさんが悲しみと怒りに震えながら口にした言葉が、自分の声と重なった。
僕は、あの光景を知っている。
あそこにいるのは、ナギさんであり、僕だった。
ナギさんの気持ちが、苦しみが、悲しみが、痛いほどに伝わってくる。
悔しくて、つらくて、何も気付かなかった、何も出来なかった自分が、不甲斐なくて。
どうしていいかわからなくて、何もかも嫌になって。
違ったのは……どうにかして生きなきゃいけないって、そう、思えたこと。
魔神になってしまったナギさんに対峙する。
早く、解放してあげたかった。
カレンさんも、パトリックさんも、僕にとどめを刺してあげてって言ってるみたいだった。
ルシエルと一緒に、ナギさんにとどめを刺した。
その後どうしたのか、正直、あんまり覚えてない…。
ただ、ナギさんの角を何とか、綺麗に持って帰って、魔域を破壊した後に、村の祭壇跡においてきたっていうことは、ぼんやりと覚えてる。
多分、それ以上のことも何もなくて、それだけだったんだと思う。
気が付いたら、ギルドまで帰って来てた…。
記憶の断片が、重く、重くのしかかって、どうしていいかわからなくなっちゃった…。
どうして、僕は今、ここにいるのかな…。
どうして、生きなきゃって…思ったんだろう…。
何も、何も…わからない、や…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| カレンさん(ニナモリさん)、パトリックさん(ポンさん) |
6/22 誰ソ彼の声
何かしてないと落ち着かなくて、依頼に行くことにした。
みんな会ったことある人ばっかりで、お話しながら進むのは、楽しかった。
山道は、結構大変だったけど、僕はアシュさんを後ろに乗せて、ルシエルに乗せてってもらってたの。
そしたら、途中で魔物にみんなが襲われちゃって。ハロさんが攻撃されそうになってたから、ミストハイドを慌てて使ったんだけど…間に合ってよかった。
場所に近づくに連れて、声が聞こえてくる。
聞いたことのある声な、気がした。
バンシーがいて、コープスプラスっていう魔物がいた。いろんな魔物な会ってきたけど、すごく強くて…。
セレーネさんが、攻撃を受けて倒された時は、どうしようかと思った…。
仲間が倒れてしまうことには、慣れて来てると思ってたのに…。
昨日からずっと、記憶が、ピースがハマるみたいに、瞬間的に蘇ることが増えて、動揺してしまう…。
でも、戦いは始まったばっかり、だったから、慌ててる暇なんてなくて。気を引き締め直す。記憶のことは、今は、考えてる場合じゃないんだから…。
僕とステラさんで、前衛を張りながら、後ろからアシュさんに支援してもらって、ハロさんに撃ってもらう。そんな感じの陣形。
避けて、攻撃して、避けて…僕が倒れたら、みんなもやられちゃう、そう思って、必死で…。
途中で、バンシーの狂乱を受けちゃって。その時は、本当にどうしようって、思ったけど……。
僕が、誰を狙うかわからないから、妖精さんに何とかしてもらえばいいと、思ったんだ。妖精さんに、何度も何度も、助けてもらった。あんなにサモンフェアリーを使ったの、初めてだったかも。
でも、みんな、無事でよかった…セレーネさんも、無事で、本当によかった…。
もう、大事な人を…大事な人たちを失うなんて、そんなの、嫌だよ…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| セレーネさん(たからさん)アシュさん(蒼さん)ハロさん(lostskullさん)ステラさん(巽香遠さん) |
6/22 落書きの魔域⑯
ギルドでゆっくりしてたら、人手が足りないって言われて依頼に駆り出された。
向かってみたら、イドさんと、ペーストさん。それから、みらくるさんって人がいた。
冒険者になったばっかりの人みたいで、一緒に依頼に行くことになったの。
魔域が出来たみたいで、破壊の依頼だったの。
イドさんとは何度も一緒に依頼に行ってるし、大丈夫って、思ってたんだけど…。
魔域の中にいたオーガと戦闘になる。
魔法を受けた時に、全然、動けなくて…。イドさんが、すごく心配した顔で僕のことを見てた、気がする。
気付かれちゃった、かなぁ…集中出来てないって、こと…。
隠せないくらい、いっぱいいっぱいになってるなんて……。
どうしたら、いいのかなぁ……。
もう、わからない、や……。
お願い、だから…誰も、いなくならないで……。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| ペーストさん(おひるさん)イドさん(かんづめさん)みらくるさん(ミラクルさん) |
独り言 その⑤
記憶の断片が、ピースになって、はまるようになった。
自分の過去が重なる幻影を見た。
あれは、過去の自分だった。
だけど、本当にそうなら…どうして僕は、ここで生きているんだろう。
どうして僕は、生きなきゃいけないって、そう思ったんだろう。
仲間が倒れる姿にまた、記憶が重なって、だぶって見える。
手を伸ばして、泣き叫びたくなるような、そんな感覚がする。
違う。
泣き叫んでたんだ、過去の僕は。
──君がいない世界で、どうやって生きればいいの?
──みんな、お願いだから、僕だけおいていかないで…!
──僕も一緒に、連れてってよぉ…!
独りで、どうしていいかわからなくて。
でも、生きなきゃいけないって思う何があって。
だけど、独りでいることが、僕だけが生きることが、苦しくて。
だから、だから……、
僕は、この記憶に蓋をすることにしたんだ。
いつか、乗り越えられる日が来るから。
その時まで、蓋をして、大切にしまっておくことに、したんだ。
ねぇ、僕はどうして、生きようと思ったのかな…?
僕が思い出したい約束って、本当に、君と交わした『答え合わせ』のことなのかな?
記憶のピースは、1つ、また1つと、確実にはまって、埋まっていく。
6/23 万年の因縁
ギルドで過ごしてたら、急に揺れを感じて驚いちゃった。
何でも、元々あった迷宮が急に変化?して大きくなった?みたい。調査の依頼が出てたから、みんなで一緒に行くことにしたの。
迷宮が突然大きくなったりすることなんてあるんだね、初めて知ったや。
入ってみたら、本当に広くて、調べられる所がたくさんありそうだった。
通れなくなってる通路とかもあって、行ける所から行ってみようってことになったの。
途中で魔物に遭遇したりもしたけど、それよりも、お部屋の中に罠がたくさんあったのがびっくりだったよ。
焼けるくらい熱い熱風が吹いてるお部屋があって、最初はイドさんが開けてくれたんだけど、中にはいるのは危ないから慌てて止めたの。でもね、ジ・オードさんが中に入って行っちゃって…大丈夫かなって、心配だったけど、無事に戻って来てくれて本当によかった…。
宝箱を抱えて出て来てくれたけど、無茶はしないでほしいよ…。
他にも、部屋全体が落とし穴みたいになっていて、足場が少ししかないお部屋もあったの。
そこはね、僕とルシエルで行くことにしたんだけど。途中で罠があって、矢が飛んできた時は流石にびっくりしちゃった。ルシエルが上手に避けてくれて、楽々で鍵を持って戻って来れたんだけどね。ルシエルは本当にいい子だなぁ。
今回はセレーネさんも無事だったし、よかった。
僕ももう少し、役に立てるようになりたいなぁ…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| イドさん(かんづめさん)アシュさん(蒼さん)ジ・オードさん(うちす亭さん)セレーネさん(たからさん) |
6/24 双月は紅く微笑む ※ ネタバレ注意! ※
※ シナリオに関する多大なネタバレが含まれています ※
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双月は紅く微笑む
ギルドでゆっくり過ごしてたら、ジ・オードさんが依頼を受けてほしいってお願いされてる所に出会ったの。
特に何かしてたわけじゃないから、僕も一緒に行くことにした。
向かう道中で、一緒に馬車に乗ってた妊婦さんが破水して子供が生まれそうになって、それを助けたりとか、ジ・オードさんの武器が壊れそうになったりとか、色々あったけど、無事に目的の村に到着することが出来たよ。
村には薔薇の香りが満ちていて、すごく素敵な場所に感じられた。
依頼主の村長さんにお話を聞いてみたら、いなくなったのは攫われた花嫁さんだけじゃないみたいだった。
夜も遅いし、一泊してから捜索に向かうことにしたんだけど…見張りをしてたら、ジ・オードさんとラピネさんが、何かに気付いたみたいで、魔法で知らせて慌てて帰って来てくれた。
二人も大丈夫そうでよかったけど、何だかすごく、遊ぼう、おいでって誘われてる気がした。何処かから見られていて、手のひらの上で踊らされているような感覚がして、嫌な感じがした。
とにかく、早く行かないと攫われた村の人たちが危ないかもしれないし、急いでラピネさんが見た女の子のことを追いかけることにしたの。
森の中で、僕らで遊んでるみたいに、追い掛けてきてって言うみたいに、リボンが結び付けられてる。
薔薇の香りは嫌いじゃないはずなのに、この野薔薇の香りは好きになれないや…。
森の奥、そこにある屋敷の中に、白い女の子がいた。
幼い子供みたいに、遊んでほしいって言ってるけど、魔物だってことは間違いなくて。いつもなら多少話を聞いてあげる気になるのに、そんな気にもならなかった。
魔物の増援があったり、ラピネさんが危なかったりもしたけど、何とかなったし、よかった。
村の人たちも無事だった。
それにしても…あのお方って、誰のことなんだろう…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| ジ・オードさん(うちす亭さん)ラピネさん(よーげつさん)コダマさん(みやしろさん) |
6/25 全方位防衛戦 Part2
武器商人さんからの依頼を受けることになったんだけど、何だか今回の依頼、少し面倒そう。
待ち伏せされてる可能性があるって言われたんだけど、そんなこと初めて。
取り敢えず、救出してほしいって依頼を受けて、目的の場所を目指す。ボロボロの小屋の中には縛られた人がいて、明らかに罠っぽいなぁって思うけど、全員で乗り込こむ。
縛られてたその人は無事だったんだけど…、やっぱり罠だったみたいで、いつの間にか周りをたくさんのゴーレムに囲まれちゃってた。
こんなにたくさんの魔物に囲まれるの、初めてだったから、驚いたけど、すぐに襲ってくることはなくて、準備を整える時間があったの。
みんな冷静ですごいなぁって思った。
僕は、どうしたらいいかわからなくて、みんなの話を聞きながら出来ることを探すしかなくて。それでいい、とは思うけど、もっと何か出来ること、あるんじゃないかなって考えちゃう。
それにしても、今回はエコーが大活躍だったね。アシュさんが使う魔法の威力がすごいから、エコーもいるとアシュさんが2人いるみたいになるね。
それにしても…周りを囲まれながら戦うのって、大変だね…今回はいてくれたみんなが、範囲魔法を使えたり、魔法攻撃得意な人が多かったからよかったけど。
メンバーによっては、すごく大変なことになりそうだなって思ったよ。範囲攻撃って本当に助かるなぁ…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| カルネさん(くろはすさん)ランディさん(エンリさん)アシュさん(蒼さん)ガストンさん(ジャンギャバンさん) |
6/26 ランダム魔域シナリオ Part10
魔域が出来たらしくて、魔域の破壊の依頼に向かうことになった。
最近、アシュさんとよく一緒に依頼に行ってる気がするね。カルネさんや、リヴァさん、ガストンさんともまた一緒に依頼に行けて嬉しいな。
魔域に入ってみると、中は赤色の晶石がたくさんある場所だった。
不思議な場所だなって思うけど、同時に何だか変な感覚がした。警戒しながら進んでるうちに、この晶石が僕らの魔力を吸い取ってるってことがわかったの。
厄介な魔域だなぁって思うけど、その分、魔力に満ちてるからなのか、魔晶石がたくさん見つかったの。
魔域って、本当に不思議な場所だよね。
途中で不思議な商人さんに出会ったりもしたし、誰だったんだろうね、あの人。
戦利品を高値で買い取ってくれたから、優しい人、なのかなぁ、わからないけど。
魔域の中の魔物もしっかり倒したし、コアも破壊したし、一件落着!
アビスシャード、もう少し集めないとなぁ…。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| アシュさん(蒼さん)カルネさん(くろはすさん)リヴァさん(INABAさん)ガストンさん(ジャンギャバンさん) |
6/27 迷子の星と狂導の夜 ※ ネタバレ注意! ※
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迷子の星と狂導の夜
朝、ギルドでゆっくり朝ご飯食べてたら、シャロンさんが依頼書を持ってギルドに来たの。
その場にいたみんなも、それが気になったみたいで、話を聞いてみたら、シャロンさんが進行してる神様の、ハルーラ様が新しい神殿の場所をお示しになられたから、その場所の調査をするって内容だったの。シャロンさんも行くみたいでね、せっかくだからみんなで行くことにしたんだー。
夜になってから、神殿探しに向かったんだけど…スターガイドって、初めて見たけどすごく綺麗なんだね。シャロンさんの歌と演奏も聴き入っちゃうくらい素敵だったよ。
お星様に導いてもらって、目的の場所に向かってみたら、遺跡みたいなものがあったの。
新しく出来たというより、入り口に聖印が刻まれていたから、後から誰かが神殿として使えるようにした?みたいな感じっぽかった。と思ってたら…急に魔域が発生しちゃって、シャロンさんが連れ去られちゃったの。咄嗟にルシエルに追わせたんだけど、その後僕らも魔域に飲み込まれちゃって。
気が付いたら、魔域の中のハールーンにいたんだ。ルシエルも近くにいて、シャロンさんを見失っちゃったこと、落ち込んでた。追い掛けてくれただけでもえらいのに、ルシエルはいい子だね。
シャロンさんを探さないとって思ってたら、エトさんの肩にお星様がいたの。動いてて、不思議な子だけど、シャロンさんの名前に反応してるみたいだった。悪い子じゃなさそうだから、星の子を連れて、街の中を散策することにしたの。
そしたらね、裏路地で泣いてる女の子がいて、その子がシャロンさんにそっくりだったの。
話を聞いてみたら、お父さんやお母さんと喧嘩して家出して、途中で楽器をなくして迷子になっちゃったみたいだった。それに、やっぱりその女の子は子供の頃のシャロンさんみたいだったの。
みんなで小さなシャロンさんをなだめて、一緒に楽器を探して、お家まで送り届けることにしたの。ルシエルに乗ってはしゃいでるシャロンさん、かわいかったなぁ。
って思ってたら、いつの間にかクリストフさんがいなくなっちゃってて、代わりにクリスティーナさんって人が合流してたの。クリストフさん、何処行っちゃったのかな?大丈夫と思うけど…そのうち合流出来るよ、って思いながら、先ずは楽器を探しに広場に向かったの。
楽器は広場にあって、途中で魔物に遭遇したりもしたけど、みんな強くてあっという間に倒せちゃった。
お家の前に不思議な壁があったり、壁を解除するのに必要だから楽譜を探して、聖印を取りに行ったり。
色々あったけど、小さなシャロンさんのお歌のおかげで見えない壁はなくなって、無事にお家に帰してあげることが出来たんだー。
クリスティーナさんがクリストフさんだったことには、びっくりしちゃったけどね。クリストフさん、変装してたんだね。全然気付かなかったや。
あとはコアを破壊するだけ。
その場所に向かったら、そこには魔神がいたの。シャロンさんの姿を真似た魔神。シャロンさんの姿で、シャロンさんが口にしないようなことばかり言ってくる。まるで、煽ってるみたいだった。
記憶のことに触れられることが、すごく、不愉快だった…。自分の中にある熱がおりていく感覚がした。こういうのを相手にする時は、何も言わないのが一番なんだ、下手に何か言ったって、煽り返して来るだけだもん。
攻撃される前にも何か言われた気がしたけど、覚えてないや。聞く気がなかっただけかもしれないけど。
戦いは終わる。
また、なんて…もうごめんだよ。
魔域を破壊し終えた後、気を失ってたみたいだけど、気が付いたらシャロンさんがそこにいた。
無事みたいで、本当によかった…。魔域で出会ったシャロンさんが、シャロンさんだったのかな?それとも、星の子?
でも、シャロンさんにとって、楽しい夢だったならよかった。
依頼は無事に完了したし、今日はもう、帰って休もう。
| 一緒に冒険した人たち |
|---|
| クリストフさん(クレディアさん)ランディさん(エンリさん)アシュさん(蒼さん)エトさん(エディさん) |
独り言 その⑥
夢を、見ていた気がする。
あの魔域で出会った魔神の影響でも、受けてたのかな。
もしそうだとしたなら、あの魔神に、感謝しなきゃいけないかもしれない。
わからなかった、思い出せなかったあの場所が、思い出したかったあの場所が、今ならはっきり思い出せる。
──行かなきゃ
そう思ったら、身体が動いてた。
行き先は伝えない。行くことも、手紙でいい。
そうしないと、ついていきたいって言われる気がしたから。
行き先を書いてしまったら、君は、追いかけてくる気がしたから。
そう言われたら僕は、だめって言えないと思ったから。
待ってて、ほしかった。
これはきっと、僕からの、最大のわがままなの。
帰ってきた時に、おかえりって、言ってほしいから。
『待っているよ』って、言ってくれた君の言葉を、信じているから。
少しでも早く、帰って来たいから。
帰る場所があれば、僕は必ず、帰って来るから。
だから……、
ちょっとだけ、いってきます。
ちゃんと、帰ってくるから、待っててね。