ボルトルスス
- 知能
- 動物並み
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- 山岳、森
- 知名度/弱点値
- 17/21
- 弱点
- 炎属性ダメージ+3点
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 25(四足)
- 生命抵抗力
- 15 (22)
- 精神抵抗力
- 13 (20)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 14 (21) | 2d+12 | 12 (19) | 5 | 700 | 10 |
爪(胴体) | 15 (22) | 2d+15 | 11 (18) | 10 | 380 | 10 |
発電器官(背甲) | ― | - | 12 (19) | 7 | 320 | 25 |
- 部位数
- 3(頭部/胴体/背甲)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
○雷無効、衝撃無効
○稲妻の猛攻
自身が雷属性の効果の対象となると、3分(18ラウンド)の間、その部位による近接攻撃を雷属性の魔法の武器として扱い、命中力に+1点し、与える物理ダメージを2点上昇させます。
この効果は3回(命中力+3、物理ダメージ+6)まで累積します。
○繊細な戦利品
刃武器、打撃武器、水・氷属性のいずれかで、一度に「20」点以上の適用ダメージを与えた場合、自動で得られる戦利品に〈最高品質の蜂蜜〉が1つ追加されます。この効果は1回まで累積します。
○大型モンスター
[コア部位:頭部]以外の部位が受けた適用ダメージの2分の1(端数切り上げ)は、[コア部位:頭部]への確定ダメージに変換されます。
また、自身は足場が悪い事による影響を受けず、常に《ターゲッティング》《鷹の目》を習得しているものとして扱います。
○怒り状態
[コア部位:頭部]のHPが、ラウンド開始時のHP現在値の半分(端数切り上げ)以下となった状態か、[コア部位:頭部]以外のHPが0以下となっている状態で手番を迎えた場合に発動します。
この魔物は興奮状態となり、すべての部位の行動判定および特殊能力の達成値に+2のボーナス修正を得、発生させるあらゆる物理ダメージが+6点されます。
これらの効果はこの魔物の手番終了時に消滅します。
●頭部
○限定2回行動
主動作を2回行えます。ただし、2回目の主動作では必ず1回目と異なる行動を選ばなければなりません。
この能力は「○怒り状態」でなければ効果を発揮しません。
○噛み砕く
牙による攻撃を加えた上で容赦なく噛み付き、その肉体を砕こうとします。
牙での攻撃が命中した対象に対し、「顎」による近接攻撃を加えます。
「顎」による攻撃の命中力は「13(20)」、打撃点は「2d+20」となります。
△≫咆哮/11(18)/精神抵抗力/消滅
周囲に咆哮し、この魔物の半径30m以内のすべての「分類:魔獣」以外のキャラクターは対象に威圧感を覚え、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
〈耳栓〉〈ゴールデン耳栓〉を装備していたり、聴覚が働きにくい状態(⇒『Ⅱ』81頁)にあるキャラクターは、この効果に対する精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を得ます。
この効果は精神効果属性であり、連続した手番には使用できません。
▶雷のブレス/13(20)/生命抵抗力/半減
「射程/形状:20m/貫通」で体内に蓄積された雷を吐き出し、対象に「2d+20」点の雷属性の魔法ダメージを与え、さらに対象を[雷属性やられ]状態にします。
この魔物が「○怒り状態」にあるときにしか、この能力は使いません。
雷属性やられ
対象は効果時間内における、そのラウンド最初の回避力判定を行うときに「-1/-2/自動失敗」のペナルティ修正を受けます。
この効果は最大3回まで累積し、累積ごとにペナルティ修正の効果が1段階ずつ進行していきます。
この効果は、1分(6ラウンド)の間持続します。
●胴体
○ベアハッグ
爪による近接攻撃が2回とも命中した場合、対象を抱え込みます。対象は移動ができなくなり、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を負います。
また、次の手番開始時から、この魔物は自動的に「2d+30」点の物理ダメージを対象に与えます。
対象が脱出を試みるときには、引きはがし処理(⇒『Ⅲ』341頁、『ML』65頁)に従います。
この能力によって対象を抑え込んでいる間は、この魔物は、他のキャラクターを攻撃できません。
この魔物自身が対象を解放したいときには、補助動作によって自動的に行うことが可能です。
○追加攻撃
爪での攻撃は1回の主動作で、同じ対象に2回行えます。
複数の対象を近接攻撃の対象に取った場合、そこから任意のキャラクター1体を選択する必要があります。
○部位破壊
[部位:胴体]のHPが0以下になった場合、[支給品ポイント]を追加で3点獲得します。
△≫リーサルストライク
10秒(1ラウンド)の間、[部位:頭部]または[部位:胴体](魔物側が選択)は命中力に+2のボーナス修正を得るか、打撃点を+4点するかを選択できます。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は1ラウンドに1回までしか使用できません。
☑渾身攻撃
打撃点を+8点します。リスクとして、自身の回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
☑乱撃Ⅰ
近接攻撃が可能な位置にいるキャラクターを任意に3体まで選び、それらすべてに攻撃を行います。
この命中力判定では-2のペナルティ修正を受けます。
この特技は1ラウンドに1回しか宣言できません。
●背甲
○堅い皮膚
打撃武器に対しては防護点が3点高いものとして扱います。
○部位破壊
[部位:背甲]のHPが0以下になった場合、[支給品ポイント]を追加で5点獲得します。
△≫チャージアップ
10秒(1ラウンド)の間、[部位:胴体]または[コア部位:頭部](魔物側が選択)は打撃点を+4点させるか、選択した部位のHPを「魔物レベル*10」点回復します。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は10秒(1ラウンド)に1回までしか使用できません。
▶放電攻撃/13(20)/生命抵抗力/半減
「射程:自身」で背甲から雷を放電し、「対象:1エリア(半径6m)/15」に「2d+20」点の雷属性の魔法ダメージを与え、さらに対象を[雷属性やられ]状態にします。
この効果は、連続した手番には使用できず、使用すると、MPを5点消費します。
雷属性やられ
対象は効果時間内における、そのラウンド最初の回避力判定を行うときに「-1/-2/自動失敗」のペナルティ修正を受けます。
この効果は最大3回まで累積し、累積ごとにペナルティ修正の効果が1段階ずつ進行していきます。
この効果は、1分(6ラウンド)の間持続します。
▶降雷の轟き/13(20)/生命抵抗力/半減
天に向かって咆哮し、自身の周囲に雷を落とします。
「射程:自身」で半径30m内から無作為(自身を含む)に3体まで選び、「2d+15」点の魔法ダメージを与え、さらに対象を[雷属性やられ]状態にします。
この効果は、連続した手番には使用できず、使用すると、MPを5点消費します。
この魔物が「○怒り状態」にあるときにこの能力を使用した場合、さらに対象を追加で2体まで無作為に選出できるようになります。
雷属性やられ
対象は効果時間内における、そのラウンド最初の回避力判定を行うときに「-1/-2/自動失敗」のペナルティ修正を受けます。
この効果は最大3回まで累積し、累積ごとにペナルティ修正の効果が1段階ずつ進行していきます。
この効果は、1分(6ラウンド)の間持続します。
戦利品
- 能力参照
- 最高品質の蜂蜜(1,000G/緑S)
- 自動
- 魔獣の厚鱗(400G/赤A)
- 2~7
- 魔獣の鋭爪(250G/赤A)×1d6
- 8~10
- 魔獣の堅骨(500G/赤A)×2
- 11~12
- 猛雷熊の剛毛(1,000G/赤金S)
- 13~
- 猛雷熊の蓄電殻(4,000G/赤金S)
解説
主に自然豊かな山岳地帯や森林の奥地に棲息する魔獣です。
雑食性且つ食欲旺盛な性格で近隣の村に気まぐれに姿を現しては、作物を荒らしたり虐殺を行う個体も確認されています。
ただし一番の大好物はハチミツであり他の魔獣よりも特異な点として、冒険者や狩人と対峙した際も、その人物がハチミツを所持していた場合には惨殺よりもハチミツを奪い取ろうとする行動に走ることもあります。
そうした食欲旺盛な性格からか縄張り意識が特に強いことでも知られ、縄張りに侵入した生物に対しては魔獣特有の容赦のない攻撃性を発揮します。
険しい山間部などの移動も行うためか、四肢は強靭な発達を遂げています。
また、その体躯は大柄なもののゆっくりとした動きから突然勢いのある攻撃を仕掛けてきたりなど、その動きは俊敏かつ軽快なもので、対峙した多くの冒険者や狩人たちが被害にあっています。
一番の特徴は背甲部分に発達した静電気を発生する特殊な器官であり、これに雷を蓄えることのできる特異な脂質と放電能力を有する帯電毛を総合することで、本来ならば幻獣などが用いるような人智を超えた「放電による攻撃」を可能としています。