俺は、物心ついたときには独りだった。
孤児院で過ごしていたため、いつも周りには誰かがいたが、俺は独りだった。

父親は傭兵上がりの冒険者で、母親は街で出会った薬師の娘だったらしい。
母親は俺を産んですぐ病気で他界し、それからは父親と二人で暮らしてきた。
俺は優しくしてくれて、いつも冒険の話を面白おかしく話してくれる父親が大好きだった。

依頼によって仕事が長引いたり、護衛で遠くへ行ったりすることが多かったため父親が仕事に行っているときは、
”月神シーン”様の教会に併設された孤児院で預かってもらっていた。
作り方を教えてもらいネックレス型のお守りをプレゼントしたこともあった。

そしてある日、俺が4歳のときに父親は少し難しい依頼だから帰ってくるまでに時間がかかるかもしれないと、
俺を孤児院に預けたまま冒険に出たまま帰ってこない。
「きっと依頼が難航してて帰りが遅いだけだ」「きっといつか迎えに来てくれる」・・・そう思っていた。

10歳を超える頃には孤児院からの紹介で酒場で皿洗いや娼館で掃除などの仕事をするようになった。
そこに客としてくる冒険者に父親のことを聞いてみたりしたが、何もわからなかった。

13歳からは孤児院を出て酒場や娼館で雇ってもらいお金をためつつ、孤児院へと仕送りをしていた。

18歳の頃、貯金がそこそこたまりいつかなろうと思っていた冒険者になり、父親の痕跡や足取りを追い探すことにした。
心のどこかではきっとも死んでいるかもしれない。しかしどこかで父親は生きている。そんな予感もしていた。

20歳の時、たまたま訪れた街で父親とよく似た人物を見つけた。
妻らしき女性と俺と同じくらいの歳の姉妹とともに歩く父親らしき姿を。
・・・正直信じられなかった、裏切られたんだ。
ずっと冒険にでかけていると思っていた父親が妻子連れで現れたんだ・・・。俺を捨てて・・・。

人違いかもしれない、そう思って父親らしき人物が一人になった時を見計らってその人物の前にたった。
彼は、子供の頃に上げたお守りを首から下げていた。まさかと思い名前を聞くと「・・・そうですが、どちら様で？」と言われた。
俺の名前を伝えても、母親の名前を伝えても「・・・存じませんね。人違いではないですか？」と言い立ち去っていった。

そして数日後、父親の一家は殺害され亡くなった。鋭利な刃物で斬り殺されていたようだ。
男性の遺体の損傷は激しくなにかのトラブルに巻き込まれたのではないかということだそうだ。


俺は物心がついた時から・・・独りだった。

能力値・1回目
2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) ＞ 12[6,6]+7[5,2]+12[6,6]+7[3,4]+9[6,3]+6[1,5] ＞ 53　◎

能力値・2回目
2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) ＞ 8[6,2]+10[6,4]+4[3,1]+8[4,4]+3[1,2]+6[1,5] ＞ 39

能力値・3回目
2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) ＞ 5[3,2]+8[6,2]+6[1,5]+9[4,5]+7[3,4]+6[1,5] ＞ 41

【初期作成時:gr7】
SwordWorld2.5 : [2,6]->(敏捷度 or 精神力) | [4,6]->(生命力 or 精神力) | [2,6]->(敏捷度 or 精神力) | [1,3]->(器用度 or 筋力) | [3,2]->(筋力 or 敏捷度) | [2,2]->(敏捷度) | [1,2]->(器用度 or 敏捷度)
器用2、敏捷2、生命力1、精神力2

【セッション１後】
ログ取り忘れましたが、精神力1

経歴①A-4-2:裏切られたことがある。
経歴②C-5-1:物心がついた時には独りだった。
経歴③C-5-6:異性の家族がいない。

2-2:探しているものがある。

GMしろうさん　「道は見えねどタネはあり」　2020/11/29(日)13:00～
GMくまくじらさん　「水辺のざわめき」　2021/1/11(月)20:00～