“観劇神”イリス
(第二の剣/小神:アルフレイム大陸・コルガナ地方)聖印と神像
3本の線が渦巻くように円を描き、
その周囲に二重の円が描かれています
これは神の目を表し、万物を観測するとされています。
神像は不定形のローブを着た大人びた体型の女性の姿をしていますが、石像や絵に限らず、その顔が描かれることはありません。
神格と教義
「平等」と「策謀」を司る神です。
かつてコルガナ地方で大罪を冒し、数多の力を利用してはじまりの剣を手に入れようとした人族の女囚人がモデルです。その女性は多くの者を騙し利用したと言われています。しかし、種族や善悪を選ばず利用したことから、平等の側面もあるとされています。また、本来学者であったとされる彼女は、知識への興味のみで神格へ至る道を切り開いたとされ、勤勉な若者や学者に声が届くと言われています
顔がない理由としては、名前がなかった、内に秘めた思考を誰にも読ませなかった、魔剣を手に入れると同時に顔が消滅した、といった説があります。
コルガナ地方を中心に、人族・蛮族・魔神を問わず、徐々に信者が増えています。
格言
「総ての命に差はない。総ては私のためにある。」
「己が本能を恥じるな。思うがままに行動せよ。」
「貴方の子は最も身近な現し身である。時を間違うな。」
特殊神聖魔法
- 2
- 【レリード】
- 消費
- MP10
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 6時間/
3時間
- 抵抗
- なし
- 属性
- 精神効果
- 概要
- 効果時間中に読んだ文章や図の内容を記憶し、再現する
- 効果
6時間の間、読んだ本や文章、図の内容を記憶し、その後の3時間の間、記憶した内容をすべて再現することができます。
文章を他の本に書き写したり、誰かに話すことも自由です。
知識として知らない文字でも、形だけを覚えているので、書き写すことができます。
魔法の効果としては、記憶の6時間と再生の3時間となり、
この間は高い集中のため、すべての知識パッケージの行為判定が-4されます。
一度解除すると、残り時間に限らず、1日の間使うことができません。
- 4
- ≫△【リード・マインド】
- 消費
- MP5
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 2(20m)/
空間
- 時間
- 30秒(3ラウンド)
- 抵抗
- 必中
- 属性
- 精神効果
- 概要
- 思考の一手先を読む
- 効果
他のキャラクターの思考を神の啓示で読み取り、より有利に身体を動かすことが出来ます。
術者が対象となった時、回避、精神抵抗、生命抵抗のいずれかひとつを選び、
その判定において達成値を見てから+2することができます
しかし、選ばなかった上記2つと生死判定を除く他の行為判定は次の自身の手番の終わりまで-1されます
この効果は何度でも使用できますが、ペナルティはすべて上限なしで累積します
- 7
- ≫△【ファッジ・フェイス】
- 消費
- MP20
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
- 時間
- 1日
- 抵抗
- なし
- 概要
- 自身にまつわる情報を他人に誤認させる
- 効果
自分自身について真偽判定・魔物知識判定が行われる時、
その達成値をこの魔法の達成値+4とすることが出来ます。
- 10
- △【アンタイプ・ロコローション】
- 消費
- MP35
- 対象
- 1エリア(半径15m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
- 時間
- 一瞬/
3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 必中
- 属性
- 呪い
- 概要
- 空間内のすべての種族の垣根を壊す
- 効果
この魔法が行使された際に空間にいたキャラクターすべては、
効果時間の間、空間内にいるキャラクターすべてと種族を共有します。
仮に空間内に人族・蛮族・動物がいた場合、行使判定直後から3分の間、
キャラクターの種族は「人族・蛮族・動物」となります。
加えて、すべての種族が持つ弱点をそれぞれが共有し、弱点看破を持つ場合はその効果を発揮します
ただし同じ名称の弱点は累積しません。
さらに、それぞれが持つ種族特徴は効果時間中、新しく使用することが出来なくなります。
暗視や異貌などの魔法の行使前に発動している種族特徴は残りますが、
運命変転やHP変換のような任意で発動する種族特徴が使用できなくなります。
- 13
- 【リメイク】
- 消費
- MPすべて
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
- 術者が消滅する
- 効果
この魔法は例外的にどの文献を読んでも知り得ることができません。
13レベルになった神官は、それと同時にこの魔法が発動し、肉体が消滅します。
そのため、一般的には瞬間移動や消滅の魔法と恐れられていますが、信者からは「神に至る魔法」とされています。その正体は、
【神の人格の一部を移植して輪廻転生させる魔法】
です。
輪廻転生する魂を神の一部が乗っ取り、その記憶とすべての技能を失って、半径100km以内の最も近くの時期に生まれる人族の赤ん坊に乗り移ります。本来産まれるはずだった赤ん坊の魂は残りますが、無意識にこの神格を信仰するようになり、成人の頃には神の声が聞こえるようになります。
神官として歩みを進めるか、別の道を行くかは元の魂次第ですが、
神官を志した場合はより強く向上心を抱くようになり、やがてこの魔法にたどり着くかもしれません。
その時神はそこまでに至った人物の記憶と知識を奪い取り、再び0から再生させるのです。