"五身合体"No.3(ブルーティユース(左脚))
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による
- 言語
- 魔動機文明語
- 生息地
- 遺跡
- 知名度/弱点値
- 15/19
- 弱点
- 命中力+1
- 先制値
- 6
- 移動速度
- 40(車輪)/―
- 生命抵抗力
- 11 (18)
- 精神抵抗力
- 11 (18)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
プラズマ放射 | 10 (17) | 2d6+18 | 7 (14) | 15 | 100 | 83 |
ミサイルアーム | 10 (17) | 2d6+14 | ― | ― | ― | ― |
ユナイトブレード | 10 (17) | 2d6+26 | ― | ― | ― | ― |
特殊能力
○ブルーティユースの共通能力
[常]土、水・氷、炎、風、雷属性無効
[常]オプション:リアクトセーバー
「ミサイル」とついた行使判定を行う特殊能力を、移動方法に関わらず使用することができます。
[常]マナコーティング(6)
自身が受けるあらゆる魔法ダメージを「-6」点します。
[常]複数の攻撃手段を持つ
この魔物は複数の攻撃手段を持ち、任意にどちらを使用するかを決める事ができます。
[常]ターゲッティング&鷹の目
乱戦に飛び道具を射ちこんでも誤射しません。また、遮蔽越しに射撃攻撃を行えます。
[補]トランスユニオン
この魔動機群は5体で合体することで最大スペックを発揮できるように設計されています。
「合体」中にこの特技を使用して、メイン機の変更や合体解除を行う事ができます。
ダメージに対して「合わせて1体(1部位)」として扱われ、適用ダメージを部位数で等分(端数切り上げ)して全ての部位に振り分けます。
受動判定は全てメイン機が行います。
[常]ブレイク
死に瀕した彼等が見せる、底力とも言うべき覚醒状態です。
自身の手番に補助動作で使用するか、HPが「0」点以下になった際に自動的に発動します。
また、いずれかの部位が「[常]ブレイク」を使用した場合、他の部位も次の自身の手番開始時に「[常]ブレイク」を自動的に使用します。
死亡、気絶を無効化し、HPが「0」点以下の場合、HPを生命抵抗力の基準値と同じ値に回復します。
この特殊能力が発動すると、魔法、特殊能力、アイテム等による回復を一切受け付けなくなりますが、魔法、技能、特殊能力、アイテム、効果の使用に際して、本来払うべきMP、HPを全て無視することができるようになります。
この能力は1戦闘に1回まで使用可能です。
[常]小回りがきかない
身体が大きすぎて、同じ場所に攻撃を集中させられません。
同じ対象には1ラウンドに1回までしか攻撃を行えません。
[常]自壊
ぶっつけ本番の合体戦闘は、各部に大きなダメージを与えていきます。
ラウンドの終了時、それぞれの部位は、「最大HPの半分(端数切り上げ)」の確定ダメージを受けます。
このダメージは「合体」によるダメージの等分を無視して与えられます。
これによる減少でHPが「0」点以下になった場合も、「[常]ブレイク」は発動します。
省略された特殊能力
[常]オプション:タンクレッグ
先制値+6、打撃点+2、防護点+2
[常]オプション:増加装甲
先制値-1、最大HP+10
[常]オプション:補助コンバータ
先制値-5
[常]剣のかけら×2
生命抵抗力+1、精神抵抗力+1、HP+10、MP+2
[常]プラズマ放射
プラズマ放射は「射程/形状:2(25m)/射撃」で「対象:1エリア(半径3m)/5体」の射撃攻撃として扱います。
この攻撃は炎属性の魔法の武器として扱い、物理ダメージを与えます。また、自身の存在する乱戦エリアを対象とすることはできません。
[常]ミサイルアーム
ミサイルアームは「射程/形状:2(25m)/射撃」で「対象:1エリア(半径3m)/5体」、「装填数:2」の射撃攻撃として扱います。
この攻撃は炎属性の魔法の武器として扱い、物理ダメージを与えます。また、自身の存在する乱戦エリアを対象とすることはできません。
[主]大型レールキャノン/12(19)/精神抵抗力/半減
「射程/形状:2(25~45m)/射撃」で「対象:1体」に電磁砲を射出し、「2d+24」点の衝撃属性の魔法ダメージを与えます。
この特殊能力は魔法の行使判定と同様に扱い、知力、魔力、行使判定へのボーナス・ペナルティ修正が有効です。
移動も魔法の行使同様、制限移動に限定されます。「装填数:14」です。
[主]大型ミサイルポッド/12(19)/精神抵抗力/半減
「射程/形状:2(25~45m)/射撃」で敵に大量の誘導弾を浴びせます。
「対象:1エリア(半径3m)/5体」に「2d+22」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
この特殊能力は魔法の行使判定と同様に扱い、知力、魔力、行使判定へのボーナス・ペナルティ修正が有効です。
移動も魔法の行使同様、制限移動に限定されます。「装填数:2」です。
[常]アブストラクション
相手の行動を阻害するように攻撃を放つ、地面を撃って瓦礫を飛ばすなどして、その動きの出鼻を挫きます。
「射程/形状:2(100m)/起点指定」「対象:1体」の判定直後に使用を宣言する事ができます。その判定の達成値を-2します。
この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。
また、同名の特殊能力は1つの判定につき一度までしか使えません。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]レリーズ
対象を鼓舞する事で、その身を襲う害悪を取り払います。
「射程/形状:2(100m)/起点指定」「対象:1体」で受けている不利な効果を、達成値の比べ合いなしに一つ解除します。
どの効果を解除するかは対象が任意に決定します。拒否することもでき、その場合、使用したことにはなりません。
この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]観測手
基地内に設置されたセンサー、或いは他の機体からの情報を受け取ることで、正確な砲撃を可能とします。
この能力を使用した手番中に行う行使判定に+2のボーナス修正を得ます。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]マルチロック
火器管制システムへと処理を割り当て、一度に多数の敵への攻撃を可能にします。
この特殊能力の宣言後、最初の1回の攻撃にのみ有効です。
自身の行う、攻撃やダメージを与える特殊能力の対象を1段階拡大し、その上で任意に対象を選択可能にします。
「対象:1体」であれば「対象:1エリア(半径3m)/5体」に変更し、「対象:1エリア(半径3m)/5体」であれば「対象:1エリア(半径4m)/10体」へと変更します。
「対象:5体」であれば、「対象:10体」へと変更します。
この効果は累積しません。この能力を使用すると、MPを13点消費します。
[宣]同時着弾砲撃
遠距離の一点に向かって仰角と装薬を調整しながら何発もの砲撃を撃ち込み、それらが同時に着弾するように調整して制圧を試みます。
この宣言特技は命中判定または行使判定を行う特殊能力や攻撃方法に適用できます。
その攻撃対象を「対象:1体」に変更し、ダメージを+「3」点します。この宣言特技を使用すると、MPを9点消費します。
[宣]フルファイア
搭載された全ての火器の火力を一点に集中、猛烈な全力射撃を行います。
行使判定を行う特殊能力に限り適用可能です。その攻撃対象を「1体」に変更し、ダメージを+「24」点します。
この宣言特技は1戦闘に1度しか使用できません。この宣言特技を使用すると、MPを17点消費します。
[常]ミサイルスクーリィ
味方の攻撃に連携してミサイルを撃ち込みます。
装備している、弾数が「1」以上ある「ミサイル」とついた攻撃方法または特殊能力ひとつを指定します。
その攻撃方法の射程内の「1体全」に対して行われるダメージ算出の直前に使用を宣言することができます。
そのダメージに+「3」点します。この能力は使用すると弾数を1消費します。
[常]インターセプト
敵の攻撃に合わせて迎撃を行ない、その一撃を弾き落として威力を軽減します。
この魔物を中心とした「全エリア(半径65m)」の「対象:1体」が受けるダメージの算出直後に使用を宣言することができます。
そのダメージを「2d6+7」点軽減します。
この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]行動阻害排除
自身が回避力、生命抵抗力、精神抵抗力のいずれかに不利な効果を受けている場合に使用できます。それらを、達成値の比べ合いなしに全て解除します。
この能力は1ラウンドに1回まで、1日に2回まで使用可能です。
[補]魔力充填剤
自身のMPを「2d+53」点回復します。この能力は1日に1回まで使用可能です。
戦利品
- なし
解説
ブルーティユースの左脚になったディザスターです。合体によって性能が変化し、特に近接戦闘能力は目を見張る程の変貌を遂げています。
しかし、人間の魂を組み込むという非人道的な製造方法、変形、合体機構の代償に高騰した製造コストから、試作で終わりました。
かつて人だった頃の彼(または彼女)は、部隊のムードメーカーであり、No.4と揃って部隊で一番の問題児コンビでもありました。
故に委員長気質の部隊長アンジェラからの評価は芳しくなかったようです。しかしその長距離砲撃の精度は、No.4と共に部隊でも一二を争う程でした。
ブルーティユース
5機の試作魔動機達が変形、合体して構成された大型魔動機です。元々は、役目がない試作機達の再利用先を探してのプロジェクトでした。
しかし、試作機達は一部を除いて、試作に終わるだけの理由がある……有り体に言えば、欠陥機ばかり。そこで、互いの弱点を打ち消すべく、ユニオンの持っていた合体、変形能力に焦点が向けられました。各試作機にその機能を仕込み、なんとか合体するようになりましたが、今度は別の問題が発生します。これだけ複雑化した試作機は、事前にインプットする命令コードだけで動かすのは無理があったのです。
その解決のために、開発チームは道を踏み外しました。
かつて存在した「魔動天使」という存在を参考に、人族の意識を電子化して組み込む事にしたのです。選ばれたのは、社会的地位の低いナイトメアで構成された6人の傭兵達でした。しかし、そこまでの禁忌を犯してまで作成された試作機は、人道的観点からの批判が相次ぎ、計画はあえなく凍結。試作された機体達は"試作機の墓場"とも呼ばれる、秘匿爆撃機基地にモスボール処理されて放置されました。
しかし、彼等の命運は不思議な方向に転がりだします。派手な色に塗り分けられた機体に、変形、合体機能。それらに創作意欲を掻き立てられた人物がいたのです。
5色のヒーローが、必殺の合体アタックで悪を滅ぼす……
名前そのまま「ブルーティユースシリーズ」として発行されたその小説は、大きな反響を呼びました。これによって、彼等自身の扱いとは裏腹に、魔動機文明時代のテラスティア大陸では、高い知名度を持っていました。