解説

　生まれてから１００年未満のドラゴンの幼体です。子供ゆえに思考は幼稚で腹の立つことがあると周囲を破壊しつくすまで駄々をこねるのをやめません。知性は高いため機嫌を取れば意思の疎通は可能です。
　たいていは高密度のマナが込められたアイテムを収拾することが好きで＜守りの剣＞や高価な魔法の品を集めていることもあります。
　もっとも一般的なドラゴンは炎を吐きますが、亜種になると氷や雷、毒のブレスなどを吐くものも存在します。


　イシリアスは欲に駆られる性格で、この世界が最も貴重とするものはその知識であり、それゆえイシリアスの目には知識は大きな価値を持ちます。過去30年間をモクサーナ遺跡で過ごし、その広大な図書館を自分のものとし、時折エルフの姿になって都市へ出向き、蔵書を増やしています。モクサーナ遺跡では、イシリアスはほとんどドラゴンの姿のままで過ごしており、近寄りすぎる者を手早く始末しています。
　数ヶ月前、アルダストロンを訪れたイシリアスは、研究者たちが自らの研究のためにハッブルのデータを取っていることを知り、それを手に入れなければならないと考え、ハッブルの強奪とそれを理解できる研究者たちの誘拐を画策しました。イシリアスは、研究者たちが真空のエネルギーを安全に利用する秘密、つまり世界のエネルギー供給を効果的にコントロールできる知識を発見したと信じています。イシリアスは、この知識と、それに付随してもたらされる可能性のある力を手中に収めようとしています。