容姿・経歴・その他メモ

経歴

　ソルプレーサ家に産まれたエルフの次女。
ソルプレーサ家は伯爵位のため、小さくはないがさほど大きくはない中堅貴族であった。
長男がおり、優しい兄で幼少期から兄にくっついて回っていた。
特に何もなければ、兄が家を継ぐ予定だったので、シェルムはこれといった責務は無く、
のびのびと育てられた。

　兄は好奇心が強く、興味の惹かれる物や、良いアイデアを思いつくとシェルムを連れて
家をよく抜け出していた。
　兄が連れて行ってくれる所は、いつもシェルムにとっては新鮮で沢山の刺激を受けた。
いつも良い所で執事に見つかり、おいかけっこをするまでが一連の流れである。
母はそのことに頭を悩まされていたが、父は元冒険者だったので
「好奇心に勝るものは何も無い！好きなだけ遊ばせてやろうではないか！はっはっは！！」
といつも笑って見守ってくれていた。

　父の冒険譚もとても面白く、習い事を頑張ったご褒美と言って兄と一緒に聞いていた。
この世界の成り立ちや、父の活躍の話を聞くうちに、冒険者に憧れを持つようになった。

　月日は流れ、「そろそろいいだろう」と父は言い、兄に領主の座を譲り
両親は残りの余生を過ごすことにした。
シェルムも20歳になり、家も安定したところで、冒険者になることにした。
母は心配していたが、父は喜ぶように賛成してくれた。
そうしてシェルムはまだ見ぬ世界を見るため元気いっぱいに家を飛び出していく...

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