容姿・経歴・その他メモ

生まれた環境：小都市の上流階級
ハプニング
1悲劇：家族を失った→子ども
2幸運：クジや賭博で大当たりして、盛大に使い切った
3秘密の背景：別の人格がある
旅に出た理由：神になる為
信条
1：栄光(家名、名誉)
2：身分(血筋、差別)
矜持
嘘をつかない

生まれはキングスレイ共和国に外れにある街の職人の家だ。
実家は復元師として近隣に名を馳せており、両親は毎日忙しなく働いていた。ディディも幼い頃より工房に出入りし、その技術を学んでいった。
そして成人する数年前には一人前といって差し支え無い技術を身に着ける。自身も復元師として仕事を受け始める。

そんな充実した毎日を送っている最中、ある事件が起こった。
なんと好色な貴族に襲われたのだ。
ディディに初めての指名依頼が入ったと思い、意気揚々とその場に向かったのだが、それは貴族の罠だった。
抵抗虚しく凌辱しつくされ、数日後には多額の金を押し付けられそのまま放りだされた。
そのショックから、家へと帰った後はしばらく自室へ閉じこもることとなる。
両親は必至で慰めるも、男性や外に出る事に怯えどうにもならず数ヶ月が経過した。

更に不幸は重なる。数日の凌辱の間に懐妊してしまっていたのだ。
気づいた時には既に堕胎するには遅く、産むしかなくなっていた。
豚のような貴族の子を宿してしまった事に嫌悪感と、我が子への母性がない交ぜになって、ディディの精神は更に不安定となる。
腹部を叩く事は日常茶飯事だった。腹さばいて抉り出そうと思ったことも一度や二度では無かった。
しかして腹を撫でつつ生まれてくるであろう赤子を慈しむこともあった。

そして、最後にはちゃんと産んで育てようと決心する。だが結果は死産。時折腹を激しく叩いていたことが原因だったのだろうかと、激しく悔やんだ。
そして気づいた時にはディディ精神は赤子の物となっていた。
死んだ赤子が乗り移ったのか、ディディが現状から逃避する為に産んだ人格なのかは不明だが、それからディディは2度目の人生を歩んでいくこととなる。

2度目の人生は、両親が過保護なまでにストレスを与えないように育てていった。
その結果、人を疑うことを知らず、天真爛漫な少女のまま月日を重ねていく。
天真爛漫と言えば聞こえは良いが、悪く言えば能天気で世間知らず。
18歳(精神年齢5歳)の頃、戯れに買った宝くじで多額の賞金を当てたことがあったが、初対面の親戚を名乗る者達の言われるがまなにガメルを使ってしまった。などと言う逸話もある。

そんなディディであるが、特に興味を持ったのは物語に出て来る英雄たちの活躍だ。
そして夢想した。自分も始まりの剣に認められるほどの人族になるのだと。諦めなければ自分なら必ず叶うと。
気づけば20歳(7歳)の誕生日、両親に冒険者になりたい事を告げていた。
両親は最初反対したものの、自分で自分を守れるだけの力を付けることが大切では無いかと思い直すようになり、その申し出を最終的には受け入れた。
かくして、体は(レプラカーンとしては)大人、頭脳は子どものディディの冒険が幕を開けるのだった。


信条：栄光、身分。後天的な人格の時はそれに憧れを持っているが、元の人格が表にでてくることがあれば、それらに対して激しい嫌悪感を覚える。
矜持：疑う事を知らず、自身も嘘をつかない。

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