効果範囲内に、ラクシアに由来しない魂、肉体、アイテムなどがある場合、術者はそのことを知ります。場所や数まで正確に感知することができますが、形までは分かりません。
　異界の知識を用いて作られたアイテムなどは該当しません。あくまで、異界から持ち込まれた存在に限られます。

　この魔法の効果を受けている対象同士は、互いの話している言語が、自分の知っている言語であるかのように聞こえます。ほかの言語が喋れたり、読文ができたりはしません。
　対象同士で声が届かなかったり、耳が聞こえないキャラクターなどには意味がありません。

　術者の手が白く輝き、他者に祝福を与えることができるようになります。
　効果時間中、術者が「対象：術者」の魔法を行使するとき、それを「対象：１体」「射程：接触」に変更して、魔法を行使できるようになります。そのため、盲目状態などでは魔法を行使することができなくなる点に注意してください（⇒『Ⅰ』178頁、『MA』57頁）。通常通り「対象：術者」として行使する場合は問題ありません。また、対象を変更した場合は、行使した魔法の効果において「術者」を「対象」と読み替えて適用してください。
　術者が《魔法拡大／数》を習得している場合、宣言することで、例外的に術者と対象１体に拡大（２倍）して、魔法を行使することができます。
　この魔法を行使する場合、聖印を「装備部位：手／その他」のいずれかに装備している必要があります。

　異界の力を用いて、一瞬だけ現実を書き換えます。
　術者は命中力判定に－２のペナルティ修正を受ける代わりに、次に行う武器攻撃のダメージが魔法ダメージになります。１度攻撃を行ったなら、この魔法の効果は消滅します。
　この魔法は、１日に１回しか行使できません。

　一時的に、２ランク以下の鼓咆の中から、いずれか１つが使用できるようになります。鼓砲の使用はランクや陣気コストの制限にとらわれず、いきなり２ランク鼓砲を使用することも可能です。また、その際、「軍師」は「術者」に読み替えます。
　一時的に習得した鼓砲は、指揮範囲を除いて通常の鼓砲と同じ制限を受けます（すなわち、術者自身に影響を与えず、発声が必要など）。指揮範囲は冒険者ランクに関わらず「全エリア（半径100m）」となります。また、鼓砲の効果時間は10秒（１ラウンド）です。
　一時的に習得した鼓砲影響を受けている状態で、術者がウォーリーダー技能を持っている場合、次ラウンドで一時的な鼓砲のランクを変更することは可能です。その場合、通常通りランクや陣気コストの制限が発生します（陣気も得られます）。
　選んだ鼓砲を１回使用したら、この魔法の効果は消滅します。