解説

　体長1mほどのトカゲの姿をしており、6本の虫に似た脚を持っています。
　ヨーウィは、かつてカルディアによって生み出され、それに仕えていたとされる種族です。現在では、キルヒアら、カルディアに連なる神を信仰しています。
　ヨーウィは、カルディアが砕け散ったのは、ルミエルとイグニスに従う神々の争いが原因だったと信じているため、それらに仕えている人族と蛮族を激しく嫌悪しています。多くのヨーウィは、カルディアの復讐を企てており、そのために知識や魔法技術の収集を行なっています。
　ヨーウィは、24時間以内に死亡した者の死体から、生前、その物が持っていた記憶や知識を読み取り、自分のものにできます。元来、これは寿命を迎えて死んだ同族から知識を引き継ぐための能力でした。しかし、現在では、カルディアの復讐に必要な知識を収集したり、未知の技能を身につけたりするために、人族や蛮族を殺して、その記憶や知識を手に入れるためにもつかわれています。

　そんなヨーウィの中でも、彼女は幼いヨーウィであり、ある時病死した女性…ベルタの脳を喰らった事によって、「ルドルフへの強い恋慕」をそのまま取り込んでしまい、自分がヨーウィでありながらベルタという女性の価値観を同時に持ってしまいました。その為、彼女は人族に対しての嫌悪感を余り抱いていません。