名前

アルボ・レガーロ

生まれ故郷の言葉で「価値のある贈り物」という意味になる。
本人曰く、「どちらかといえば価値が重要」とのこと。
　

容姿

身長：182㎝
髪色：71㎏
瞳色：翠色

体格は良いが、運動神経は皆無。
職業柄、自衛と防御のために金属鎧を着ることもあるため、筋力はそれなりにあるらしい。

性格

1に金、2に金、3，4も金の根っからの商人気質。
金にがめつく、物事を投機の対象となるかどうかですべて判断するため
疎まれることも少なくないが、本人は理解しており気にしない性質。
聖職者というよりも商人であるが、一度かわした契約内容は必ずやり遂げるため
契約を結んだ事については義理堅く、アフターサービスも欠かさない主義。

好きなもの

ガメル硬貨、帳簿をつける事、黒字

嫌いなもの

損失、赤字、想定外の出費

趣味

他国、他種族の言葉を覚える事（新たな人脈を築くため）

経歴

経歴1：破産したことがある
経歴2：裏切られたことがある
経歴3：いまだ叶わないことがある
理由：一攫千金を狙って

背景

ランドール地方、ハルシカ商協国の出身。
元は商家の生まれであり、非常に裕福な家であったが
商売相手に裏切られ一気に没落、破産することとなった。

その際に、信仰していた“貨幣神ガメル”の神殿に厄介になったことから
神官としての技能を培うこととなったが、同じ信者のつながりで商売を再開し
商人としての経験を積むようになる。

厳格な商談の契約や、それを必ず履行することから少しずつ業界に名を売りつつあり
いくつかの交易ルートや商談相手を持ちつつある。
いずれは大商人として名をはせ、経済的な面から
このランドール地方に平穏をもたらしたいと考えている。

▼第5話にて追加

家族構成について

父、母、妹がいる。ハルシカ協商国にて元あった稼業を復興している。
父は52、母は45、妹は16歳。妹とは歳の離れた兄妹である。

もともとはアルボも実家の商家を継ぐ予定だったが、父が取引相手に裏切られ破産。
上流階級の暮らしから一転、極貧生活へと墜ちる。

ガメル神殿の保護を受け、家業を再開したものの
元ある商家復興に執念する父とは反対に、今までにない新規事業を切り開くことにしたアルボは
事業方針の違いから、袂を分かち、家を出た経緯がある。
それから、父とは険悪な状態が続いており、同じ町で活躍をしてるものの、家には戻っていない。

事業復興のために、あらゆる手を尽くし、自らの娘も取引の材料とみなす父のことを軽蔑しつつ
自分も同じ人種であることに嫌悪している。
実は妹のことをかなり心配しており、大切に思ってはいるが、そのことは顔には出さないようにしている。

それは、そのことを知られればいつどこで、それを利用されるかわからない。ということを知っているからだ。

アルボの手帳

普段から懐にしまい込んでいる手帳。
古びた手帳で、かなり使い込んでいるようだ。
日々のちょっとしたことから、取引先のこと、仕事のことなど様々な情報を纏めている。

=================================================

第十話「希望の光」

奈落の果て、髑髏城の最奥にて出会ったルカーシュ
それはかつて出会った、奇妙な占い師を操っていたものだった。
彼女から伝えられたのは、この数百、数千年の間歴史の裏に隠されていた
イグニスの怪物とリバティウォーズの真実だった。

……まさか、神話に語り継がれるような人々と共に戦い
その物語の幕引きを私たちの手で行うことになろうとは。

はじまりは、ほんの些細なことだった。
森で拾った小さな卵から、世界を変えるような大きな出来事へと物語は転がっていく。

今にして思えば、様々な人々と交流を持つ良い機会だったろう。

イグアス、グレイス、ラッヘ、プティ……それにトライアングルの皆や
剣を交えることになった者たちも。

……いかんな、妙に感傷的なものになってしまった
この新たな縁は、つぎからどんな物語を紡いでくれるだろうか。
願わくば、さらに新たな者たちへとつないでくることと
更なる富を築いてくれることを祈って。

=================================================

第九話「消えない心」

ルカーシュの居城、奈落の魔域の髑髏城。
きっと最後の戦いになるだろう。そのまえに、仲間と話すことができてよかった。
私は最初、商人として冒険者となり
プティを軸に、多くのもののたちと関わっていった。
その道のりの中で、多くの者たちと出会い、別れ、そして今この場にいる。
この先に、全てを知るものがいる。
そのものに聞かねばならない。仲間を救う、たった一つの手段を。
=================================================

第八話「疾風の如く」

髑髏城へと向かうため、我々は最短ルートとなる平原を踏破する道へと進んだ。
しかし、そこは蛮族領……ケンタウロスたちの支配地域だった。
前に来たことはあったが、今回は事情が異なる
なんとかなるかと思ったが、どうやら甘かったようだ。彼らの催しに参加させられることになるとは……
今にして思えば結局かなりの大回りだったのではないかとも思うが、妙な縁を結ぶことができたのはありがたいかもしれない。
それに、あの妙な先生とか言う人物。只者ではなさそうだが……

=================================================

第七話「今はもう、戻れない場所」

プティを取り巻く黒い瘴気、それを取り除けるのはグレイスの焔と、アンデッドの王ルカーシュのみらしい。
あの窮地から我々を救ってくれたプティ。
あんなにも元気に跳ねまわり、大量の食糧を食い尽くし、「パパ」と私のことを慕ってくれていたのが
ウソのように、いまはおとなしい。

ここから先は、金にならない仕事だ。
それも、自分の命を懸けなくてはいけない。
それは私のポリシーに反する行いだ。

それでも、今回ばかりはあの子を救いたいと思った。
……私が慈善事業など、あの父が聞いたら呆れるだろうが
命を救ってもらった借りは、きっちりと返さないとな。

まってろよプティ。

=================================================

第六話「災厄の訪れ」

地下世界への入り口、それにマルコの暗躍……
なによりもプティの暴走と“黒き竜”への変貌。

我々はどこに向かい、何をするべきなのか

プティをこのまま、保護し続けるべきなのか

一度、確認しなければならんな……

=================================================

第五話「爆進！ライディングデュエル」

Xの月　XXの日　晴れ
今回はライディングデュエルなるものに参加してきた。レース大会だ。
それなりに儲けることもでき、ついでに知名度も上げれて万々歳だろう。
マックス氏の弟さんを名乗る人物が現れ、一時はどうなるかと思ったが
どうやら、ラッヘとは丸く収まったようだ。
彼もなかなかに腕のいい商人のようだが、まだすこし青臭さを感じる。
しかし、元婚約者の弟ということはラッヘの将来的な兄弟となるわけで。
イグアスではないが、あの二人、結婚を前提に付き合ってはどうだろうか
中も悪くなさそうだったし、角も立つまい……と思ったが、口には出さないでおこう。

イグアス

レースは互いにお疲れ様、だったな。
まさか最後、あのゴーレムに突っ込んでいくとは思わなかったが
倒させそうなところまで行くあたり、さすがイグアスというべきだろうか。

グレイス

さて、今回の商品であるこの宝石だが、グレイスに加工してもらえば
かなりの高値で裁けると思うのだが……なに？　気が乗ればやる？
そういう女だったな、君は。
それと、私の家族関係のことだが、むやみやたらに言いふらさないでくれ。
どこで足がついて、面倒ごとになるかわからない世界だからな。

ラッヘ

弟さんとはどうやら丸く収まったようだな。
まぁ、元婚約者の弟という間柄、差し出がましいことを言うつもりはないが
一つ、わだかまりというか、問題が解決したようでよかったと思う。
これからも、いいご縁を保っていたいからな。君とも、ダイアモンド家とも。

=================================================

第四話「響き渡る思い」

Xの月　XXの日　晴れ、でも迷宮の中の天候は分からない
マルコット氏の依頼を受け、今回は魔剣の迷宮へと探索へ。
目的は、先遣隊の捜索と救助、そして迷宮の踏破だ。
だったのだが……この奇妙な迷宮の踏破は意外な展開で幕を閉じた。
どうやら、ここは魔剣の迷宮などではなくアンデッドたちの根城（？）だったらしい。
何かの目的で魔剣を創るための拠点としていたらしいのだが、真意は不明だった。
一応目的は達成できたものの、マルコット氏が何故この迷宮へ
我々を向かわせたのかは謎が深まるばかりだ。
もしかしたら、我々は踏み込んではいけない部分に触れてしまったのかもしれない。

イグアス

今回は直接的な戦闘の機会はなかったので、イグアスの本来の仕事はほぼなかったな。
とはいえ、犯人捜しのためにあちこちを奔走する羽目になったので
ラッヘや私と同じく、大変な目に合ったのだが。
暴れたりないかもしれないが、私としてはありがたいことだ。
その時が来たら、存分の力を振るってほしい。

グレイス

魔剣の迷宮……というか、今回の迷宮では大活躍だった。
基本的に、戦力として私はグレイスたちを雇っていたのだが、
剣の作り手として、本来のダークドワーフらしい一面を見ることができてうれしいと思う。
君は仕事として剣を創らないし、そういうことを強制される人ではないと思うが
もし売りたくなったら、遠慮なくいってほしい。仕事を取ってくる。

ラッヘ

なんだかんだで巻き込んでしまっているが、Win-Winの関係を保てていると思うので
今回も遠慮せずについてきてもらった。当然報酬ははらう。
しかし、今回の迷宮では貧乏くじを引かせてしまったようだ。
流石に君の死体が出てきたときは驚いたが、生きて帰ってきてくれてうれしく思う。
プティも君がいてくれると安心してくれる。プティの食費については、後程相談しよう……

第三話「食材探しは命がけ？　ハルシカ栄華祭り」

Xの月　XXの日　晴れ、いや途中で雨も降ったな
本日は晴天、途中雨も降った。
今年も開かれる栄華祭について、一枚かませてもらうことに成功。
まさかこのタイミングでカリンとまた出会えるとは、ガメル神の導きかもしれん。
食肉の確保からやる羽目になるとは思わなかったが、おかげで奇妙な男と出会うこともできた。
あのアンデッドの男、プティを狙っているらしい。
いくら出せるかと聞いたら、お前らの命を助けてやるから見逃せときた
これだからアンデッドの連中は嫌いなんだ。やはりあの時滅ぼしておくべきだったか。

栄華祭に関しては、一部アクシデントもあった者の、全体を通してみれば悪くない利益だった。
これでしばらくはプティの食費に頭を抱えずに済むだろう。
しかし、あいつの胃袋はどうなっているんだ？　竜の子は皆、あぁなのだろうか。

イグアス

力仕事メインで割り振ってたはずが、なぜか客引きエースになってしまった。
まぁ本人も楽し気に傘回ししてたからいいか……いいのか？
小さい子をメインにかなり多くの人の目を引いていたのは
やはりケンタウロスが珍しいからだろうか。
うーむ……今後はイグアスにのぼりでもつけて走ってもらおうか？

グレイス

栄華祭はお疲れ様、黒炎のスライスは大変売れ行きも良く高評価だった。
人族の領域でダークドワーフを見るのは珍しいからな、そのことも相まって口コミはとてもよかったぞ。
ただ、ドワーフ相手に酒のみ勝負吹っ掛けて酒を飲み干すのはやめてくれ。
客に振る舞った量と、お前が飲み干した樽の量が同等ってどういうことだ。
まぁ、ドワーフたちも悔しそうにしてた割にはうれしそうだったからいいか……

ラッヘ

栄華祭ではホールにキッチンにと大忙しだったな。とても助かった。
プティのアクシデントがあったが、すぐにフォローに入ってくれたのもよかったぞ。
うちの看板娘だからな、あまりくよくよされても困る。
あの子を支えるのにはラッヘ以上の適任者はいないだろうし、おかげでプティもよく働いてくれた。
それと、あのアンデッドとの戦いの件。助かった、ラッヘの腕を信じてなかったわけではないが
無事に帰ってこれたのは君のおかげだろう。感謝する。

第二話「拾って売って大金持ち？幸運の白き竜」

Xの月　XXの日　晴れ
本日も晴天。変わりなく特に商談の予定もなし。珍しく暇な日だった。
謎の小竜「プティ」に関して調べるべく国立図書館へ行ってみると、ミズガルズのクルクマとカルミアがそこにはいた。
どうやら、彼女らもここに滞在していたらしく、あの小竜のことについて商談を持ち掛けられる。

結論から言えば、これはもっと金になる話だ。たかだか10万ガメルでおわる話ではない。
あのカルミアというドレイク、見た目通りかなり交渉に不慣れなようだし
これはもっと稼げる話……だと思った矢先。
プティが人間に……？　これは一体どういうことだ、あの小竜は一体なにものなんだ……？

イグアス

今回はバトルお疲れ様。
今までに見たことがないほど押されまくっていたな、決闘装置は死なないとのことだが
怪我は残ったりしないのだろうか……

プティにはなぜか呼び捨てにされて。兄扱いされるかと思ったら、友達感覚なのだろうか？
ともかく、ゆっくり体を休めてくれ。
どうも争いはこれからも起きそうだからな。
後言っておくが、私の女性の好みは特に種族は選ばないぞ。
他種族で愛を育むことはバルバロス以上に人族は得意なことだ。特に、人間はな。

グレイス

今回はバトルお疲れ様。ん、イグアスと同じだな。
まさかああも押されるとは。少し想定外だった。
私も支援が遅れてしまって、悪いことをした。

プティから見たら姉扱いなんだな。ラッヘより年上のはずなんだか……
ラッヘとは異なる何かを感じたのかもしれん。だとしたらそれはとても重要なことに思える。
それとカルミアのことだが、魔剣に関して悩んでいるようだった。
ちらっと図書館で魔剣の本を読んでいたみたいだからな、そういうのはプロの言葉を聞かせてやった方がいいだろう。
時間があれば、いつか話してやってくれ。もし商談になるならば私が金の話をしよう。

ラッヘ

プティから見たらお母さんか。で、私がお父さんと。
どういう理屈化は分からないが、あの子から見たらそう見えるものなのだろうか。
それとも、一般的にそう見えなくはないのか……？

そういえば先日の酒場の件。なかなかに興味深い話だった。
マックス氏について君の口から聞いたのは初めてだったが、どうやらイグアスの認識と相違ないらしい。
彼は良い商人だ。君は良い人間だった。
だからこそ君と、彼に必要なのは、悪いことを考えられる商人だ。
悪いことを考えられるようになれば、悪い人間のすることも考えられるだろう。
それが君を救うかは知らないが。知っておいて損はないだろう。とくに復讐者を目指すなら。

この情報の支払いはまたいつか請求するとしよう。

=================================================

第一話「流れ星拾っちゃいました」

Xの月　XXの日　晴れ。
本日からハルシカ商協国入り。商協ギルドとの顔合わせや冒険者ギルドへの冒険者登録をしてきた。
グレイス、イグアスはいつも通りのようで安心した。

冒険者ギルドで出会ったラッヘという女性と一時パーティーを組み、ギルドの試験にいったはいいが
妙な出来事に巻き込まれる。
空から降ってきた流れ星、いや、卵か……？
孵化したそれからは、真っ白い竜の子が生まれる。名を「プティ」とした。

どうもミズガルズの連中も、この竜の子を狙っているらしい。
一体、この竜の子……いや、プティは一体何者なのだろうか？

イグアス

以前にもハルシカ商協国に来たことがあったらしい、といっても随分昔のようだが。
ケンタウロスはさ流石に珍しいのか、かなり奇異の目線を受けていたようだった。
シウスは流石に動じていなかったが、プロン少年はかなり怯えていたな
あまり脅かしてやるな、お前がやると洒落に見えんからな。
それと、どうやらクルクマなるサキュバスに好かれているらしい。
言われてみれば、イグアスの過去をそれほど知っているわけではないことに気が付く。
今度いろいろ、根掘り葉掘り聞いてみるか……

グレイス

グレイスはいつも通りだったな、というかあまり動じているところを見たことはないのだが。
まるで他のダークドワーフは変人、とでも言わんばかりだったが
どうやらグレイス自身がダークドワーフでいうとこの“普通”から逸脱した存在であることに
あまり気が付いていないらしい。それとも、わざとか？
なんにせよ、得難い仲間だ。ダークドワーフの連中は、基本穴倉から出てこないからな……
ラッヘとはそれなりにうまくやっているみたいで安心した。最も、私の方が敬遠されている気はするのだが。

ラッヘ

冒険者ギルドで出会った人間の女性だ。
あの年齢でありながら、夫であったマックス・ダイアモンド氏とともに、商売を切り盛りしていたらしい。
しかしつい1か月ほど前に殺害されたとか……
私も、この界隈にそれなりに長くいる。小さなころから丁稚奉公として様々な商人の元で働いたりもした。
非情に残念だが、商人同士のいざこざで命を落とす者はゼロではない。
イグアスの話を聞くに、彼は間違いなく“いい商人”で“いいひと”だったのだろう
そういう点で、イグアスの目には信頼を置いている。できることなら、復讐の道へ進ませたくはないが……

セッション履歴

第八話終了後