《マナ拡散・朝靄》

　魔法を薄く広く引き伸ばして行使することで、広範囲に同程度の緩い効果を確実に与えます。
　この秘伝は下記3点を全て満たす魔法を行使するときに宣言することができます。
・「対象：1体(1体X、1体全、1体+1体は除く)」である
・「射程：1(10m)以上」である
・効果がダメージまたは回復効果のみである
　この秘伝の宣言により、その魔法は「対象：1エリア(半径6m/すべて)」、「抵抗：必中」として行使され、与えるダメージまたは回復量が「その魔法の威力(クリティカルなし)」点となります。消費MPは、その魔法の基本消費MPの2倍となります（《MP軽減／＊＊》などで軽減できるのは、2倍にした後です。）

《マナ拡散濃・朝霧》

　《マナ拡散・朝靄》と同様ですが、魔法の効果を与える対象を選択することができます。また、与えるダメージまたは回復量が「その魔法の威力(クリティカルなし) + 魔力 - 10」点となります。

《マナ纏絡・夕靄》

　武器による攻撃を通して相手に不利な効果を与えます。
　ダメージや回復効果を与えず、「抵抗：消滅」「抵抗：短縮」「抵抗：必中」である魔法でなければ、この秘伝は宣言できません。ただし、対象の手番終了時にダメージや回復効果が発生する魔法には宣言可能です（【ポイズン・クラウド】など）。
　この秘伝の宣言により、その魔法は「対象：1体」、「射程／形状：術者／−」、「抵抗：任意」として行使され、以下の効果に変化します。消費MPは、その魔法の基本消費MPの2倍となります（《MP軽減／＊＊》などで軽減できるのは、2倍にした後です。）

効果

　20秒の間(※1)、対象が近接攻撃、遠隔攻撃を行うとき、その攻撃で使う武器を魔法の武器として扱う。また、近接攻撃、遠隔攻撃が最初に命中した対象1体に、この魔法の元々の効果を「時間：20秒(※2)」、「抵抗：必中」で与える。

《マナ纏絡敏・夕霧》

《マナ纏絡・夕靄》と同様ですが、この秘伝を宣言した魔法は補助動作で行使できるようになります。

　なお、元の魔法が「時間：一瞬」である場合、（※2）は「時間：一瞬」となります。また、《マナ纏絡・夕靄》《マナ纏絡敏・夕霧》によって効果が変化した魔法の効果時間を《魔法拡大／時間》で延長する場合、(※1)の時間だけが延長され、(※2)の時間は延長されません。

《マナ浸透・夜靄》

　武器に自身のマナを染み込ませて一時的に魔法の武器にします。
　この秘伝は、魔法使い系技能、エンハンサー、ライダー、エンチャンター（一般技能）のいずれかが3レベル以上のキャラクターしか習得できません。また、種族がグラスランナーであるキャラクターは習得できません。自身のマナを能動的に放出できる者でなければ習得できないのです。
　宣言時に装備中の武器1つを選択します。対象の武器の必要筋力の1/4（端数切り上げ）だけMPを消費すると、その武器は一時的に魔法の武器+1となります。既に魔法の武器+nだった場合、魔法の武器+n+1となります。魔法の武器+1ではない魔法の武器(〈デスサイズ〉など)であった場合、既に魔法の武器+1であったものとして扱います。この効果は3ラウンド継続します。
　この効果は魔法の武器+2になるまで累積します。ただし、対象が元から魔法の武器+2であった場合は、魔法の武器+3まで累積します。

《マナ浸透即・夜霧》

《マナ浸透・夜靄》と同様ですが、《魔力撃》変化型の秘伝となっています。