エゼルベロス
- 知能
- 高い/動物並み
- 知覚
- 五感(暗視)/五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 言語
- 交易共通語、ドレイク語、魔神語、魔法文明語/なし
- 生息地
- 遺跡
- 知名度/弱点値
- 18/22
- 弱点
- 魔法ダメージ+2点/衝撃属性ダメージ+3点
- 先制値
- 18
- 移動速度
- 20(四足)
- 生命抵抗力
- 14 (21)
- 精神抵抗力
- 14 (21)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(人頭部) | 14 (21) | 2d6+17 | 14 (21) | 10 | 96 | 60 |
武器(人胴体) | 14 (21) | 2d6+15 | 12 (19) | 12 | 112 | 32 |
針(人尻尾) | 15 (22) | 2d6+13 | 13 (20) | 8 | 74 | 20 |
牙(犬頭部) | 13 (20) | 2d6+16 | 12 (19) | 10 | 99 | 35 |
牙(犬頭部) | 13 (20) | 2d6+16 | 12 (19) | 10 | 99 | 35 |
牙(犬頭部) | 13 (20) | 2d6+16 | 12 (19) | 10 | 99 | 35 |
なし(犬胴体) | ― | ― | 12 (19) | 12 | 110 | 20 |
- 部位数
- 7(人頭部/人胴体/人尻尾/犬頭部×3/犬胴体)
- コア部位
- 人頭部、犬頭部(すべて)
特殊能力
●全身
○融合魔神
部位ごとに異なる知能・知覚・言語・弱点・戦利品を有しています。
「人」とつく部位と、「犬」とつく部位はそれぞれ別個に行動判断を行います(行動順の決定権限及び「人」部分の行動決定権限は「人頭部」、移動の権限及び「犬」部分の行動決定権限は「犬頭部」が有しています)。
「人頭部」が知覚や意思決定に制限を受けても、「犬頭部」は影響を受けません。逆も同じです。
「人頭部」は言語を扱えますが、「犬頭部」は言語を扱えません。
「人」とついた部位の弱点は「魔法ダメージ+2点」、「犬」とついた部位の弱点は「衝撃属性ダメージ+3点」です。
「人頭部」が意識を失った場合、「人」とついた部位全てが行動できなくなります。「人頭部」が破壊された場合、「人」とついた部位全てが破壊されます。
「犬頭部」全てが意識を失った場合、この魔物は移動できなくなり「犬胴体」は行動ができなくなります。「犬頭部」全てが破壊された場合、「犬胴体」は破壊されます。
この魔物を撃破した際に手に入る戦利品は、「人」とついた部位と「犬」とついた部位で異なります。もし全てを回収しきる時間がない場合は、どこの部位から戦利品を入手するかを明示してください。
●人頭部/人胴体/人尻尾
○白い皮膚
雷属性または純エネルギー属性から受けるダメージを「-3」点します。
●人頭部
▶≫△真語魔法11レベル/魔力14(21)
○☑魔法適性
《ターゲッティング》《鷹の目》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大全て》《マルチアクション》
▶永き眠りの息/任意
戦闘には使用されない能力です。
●人胴体
☑魔刃一閃
近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃の対象を「この魔物が存在する乱戦エリア内の任意の対象全て」に変更します。
連続した手番には使用できず、使用するとMPを「8」点消費します。
○痛恨撃
打撃点決定の出目が10以上の場合、打撃点をさらに「+9」点します。
○攻撃障害(人頭部)=+4・+4
●人尻尾
○吸魔の針/13(20)/生命抵抗力/消滅
針の攻撃が命中し、「1」点以上の適用ダメージを与えた場合、全ての部位のMPが「5」点回復します。
ただし、MPが最大値の半分(切り上げ)以上である部位のMPは回復しません。
▶指差す針/13(20)/精神抵抗力/半減
「射程/形状:10m/起点指定」で「対象:1体」を針の先で指差し、「2d6+8」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
●犬頭部/犬胴体
○炎無効
●犬頭部
▶三種の息
「射程:自身」「対象:半径6m/20」に、以下の三種類のうちいずれかの息を吐き出します。
複数の頭部が同じ種類の息を吐いた場合は、1つの攻撃として扱われた上で強化されます。2つの頭部が同じ種類の息を吐いた場合、達成値は+2、算出ダメージは+4されます。3つの場合、それぞれ+4・+8されます。
1:火炎の息/11(18)/生命抵抗力/半減
「2d+12」点の、炎属性の魔法ダメージを与えます。
2:吹雪の息/10(17)/生命抵抗力/半減
「2d+8」点の水・氷属性の魔法ダメージを与え、30秒の間防護点を「-5」します(累積はせず、0点未満にもなりません)。
3:瘴気の息/9(16)/生命抵抗力/半減
「2d+6」点の毒属性の魔法ダメージを与え、30秒の間回避力判定に「-3」のペナルティ修正を与えます(累積しません)。
≫△限定練技
【ビートルスキン】【マッスルベアー】の練技を使用します。
「犬」とついた部位にしか使用できません。
●犬胴体
○攻撃障害(犬頭部)=+4・なし
戦利品
- 自動
- 悪魔の血晶(800G/赤A)×3
- 以下、「人」とついた部位から得られる戦利品
- 2~6
- なし
- 6~11
- 白い皮膜(2500G/赤S)
- 12~
- 乳白色の皮膜(9100G/赤S)
- 以下、「犬」とついた部位から得られる戦利品
- 2~7
- なし
- 8~12
- 縛鎖(500G/黒A)
- 13~
- 漆黒の縛鎖(3000G/黒S)
解説
魔法文明時代の一時期に行われていた「魔神どうしを融合させる」という実験の産物です。この路線自体はコストと安全性と完成品の性能全てに問題があったため早期に打ち切られましたが、しかし「魔神を何かに融合させる」発想自体は優れたものとされたのか、後にディアボロ族を生み出す基盤となりました。現在の融合魔神は、極めて稀に、試作されたものがそのまま番人に流用され遺跡を守っている姿を見ることがある程度です。
この魔神は、戦闘力が高い魔神2種類、それも「知能は高く様々な行動を行えるが、制御がしにくい」魔神であるエゼルヴと、「知能は低いが、融通の利く行動を求めない分には制御しやすい」ケルベロスを融合させることで「知能が高く、制御もしやすい」性質を得ようとしたものと思われます。しかし実際にはそれぞれの自我が別々に残ってしまった上にそれぞれが連携を取らず勝手に動こうとするため、移動の権限がケルベロス側にしかないことを利用してケルベロスと同じような番人として使うしかなかったものと推察されます。
しかし、いざ相対して戦うとなれば極めて強力な存在であることに変わりはありません。