父:スウェイル（51歳）※現在行方不明※
母:リン（43歳）
長男:マッケイン（23歳）
長女:ミア（20歳）
次男:ローレン（18歳）
次女:ロザリー（17歳）
三男:ショーン（15歳）
三女:レーナ（13歳）
四女:フランチェスカ（12歳）
五女:メラニー（10歳）
四男:ジェイド（8歳）

スウェイル（現在行方不明）
レーナ、フランチェスカとその従者達（従者は各2名づついる。従者達の名前はまだ決まっていない）

エイランデン地方はレンドリフト地方、ハインラト地方の南、海を挟んだ向こう側に位置する地方でとても大きな島であるマニファク島とその近辺にある島々で構成されています。北部は緯度、近くに陸の近い海があることから比較的温暖で穏やかな気候ですが、一方で南部はかなり緯度が高い為に非常に寒い気候です。東部はやや寒く乾燥していますが、フェイダン地方と近くテラスティア大陸西部ともそれほど遠くない為、交通の要衝となっています。またマニファク島の東にあるやや大きい島は、東西を分けるようにしてエイランデン地方とフェイダン地方の境界線がありますが、これは魔動機文明時代初期に起こったフェイダン地方の国との入植競争の末、国境線が引かれた名残とされています。西部はそれほど寒くなく乾燥もしておらず、北部程ではないが過ごしやすい気候で、更に西部から、北〜西に海を挟んだ先には大小様々な島・諸島が点在しており、それらはエイランデン地方一帯を治めるインダストラ王国の自治領になっています。かつては直轄入植地だったのですが、大厄災の影響で直轄統治が管理の面から不可能になってしまった為、自治領にせざるを得なくなってしまいました。とはいえ、本国と自治領の関係は今の所は良好であり、足並みが崩れることは殆どないでしょう。また、魔動機文明には本土から非常に遠く離れた島々や別大陸の陸地にも植民地は存在していたようですが、大厄災の影響を受けて今では完全に本国からは分離・独立してしまっています。

マニファク島とその近くの島々を支配しエイランデン地方一帯を治める国で、魔法文明時代終期には勃興しており、魔動機文明初期におおよそ現在の領土になったという記録が残っています。現在王の座についているのはスチマー2世（37歳）で、彼はとても優秀であったものの突如急逝してしまった先代の跡継ぎとして先代が道半ばで倒れ一時期ストップしていた鉄道敷設計画を引き継ぎ成功させるなど、巧みな政治手腕を発揮しており、民からは先代と同じく有能な王なのではと期待がかかっています。一方で、体質の弱さも先代から受け継いでいるため、側近達は今の王もある日突然崩御してしまうのではと懸念を抱いています。
首都は本島の北部に位置するアグリカルで人口は約35万人です。都心部では商業と運輸業が、近郊部では農業が盛んです。他にも主要都市として本島東部にエンテルダム（人口:約62000人）（造船業と漁業が盛ん）、本島西部にディグデルブルク（人口:約76000人）（工業と鉱業が盛ん）があります。また自治領として島を無数に保有していますが、交通の要衝となっているものも幾つかあり、主に別大陸への航路の中継地点として使われています。
交通面に関して、陸路は本島ならば整備はされていますし、主要な道に関してはアルフレイム大陸から輸入した魔動機を使って鉄道をも走らせています。しかし、離島部は蛮族の脅威が残ってるため、整備が遅れているところもあるようです。
海路は地方内外問わず盛んで、特に地方外へのルートは多くレンドリフト地方、ハインラト地方やフェイダン地方への直通航路、更に中継地点を挟むことにより大陸を挟んだ反対側にあるザルツ地方、ダグニア地方等にも行け、レーゼルドーン大陸、アルフレイム大陸と言った別大陸への航路でさえも開かれています。

マニファク島は中央付近に東西に走るように山岳地帯が広がっていますが、それ以外は平坦な地形もしくは丘陵地帯が広がっています。本島に限ってみれば蛮族はほぼ駆逐されきっており、野盗などでない限り襲撃はほぼありません。大河はありませんが、川自体は多いので、生活・工業用水の確保、河川・運河の交通には困りません。
離島は島によって様々な地形が広がりますが、共通してる点として蛮族が闊歩する地域が残っていること、その為に冒険者の力が必要とされていることが挙げられます。例としてフェイダン地方との境界付近にあるザッケンブルクマナ鉱山、本島より西北西に約1200kmに位置するスルクピ島などが挙げられます。

ミリタル家はインダストラ王国の勃興から間もない魔法文明時代終期には存在していたという記録が残っており、戦乱続きだったエイランデン地方を今の王家一族達が統一するのに最も貢献したとして爵位を与えられたのが始まりだと言われています。地方内で強大な軍事力を持っていたことから地方統一後、王国から代々軍事に関係する要職を任され、近代的軍隊や軍需産業の育成、軍事研究、軍需品の大量生産等に携わりました。魔動機文明時代を通して質の高い兵器を数多く軍に安定して供給し続け、インダストラ王国はほぼ負け知らずだった為国内からの信頼・名声は厚いのですが、数多くの殺戮兵器を世に送り出し軍民問わず数え切れないほどの死傷者を出した為諸外国からは恨みと敵意を持たれていました。しかし大厄災の際、近隣地方に大量供与されたインダストラ王国の兵器は蛮族相手にも有効で、蛮族の侵攻を遅延させることに成功させ、人族の反攻の手助けにもなりました。大厄災における活躍から現在は諸外国からの敵対的な態度が軟化した為、新たな軍需ビジネスの開拓を狙って外遊を積極的に行っています。