魔動機文明時代が滅ぶ直前、大破局の頃に生み出された比較的新しい技術です。
　マテリアルカードの原材料である第一原質を変質させようという試みは、魔動機文明時代初期の頃から試みられた歴史があります。その歴史は、多くの失敗と挫折が繰り返された未だ未発展の技術であり、この流派も原質を自在に変質させることはできません。
　しかしならが、天変地異が起きた大破局の影響で研究者は、第一原質とは全く別の物質であるマナ、この２つは相互作用をもたらし第一原質のみでは物質が形成できないことが、逆に、マナだけでは物質が形成されないことを発見しました。そこで、研究者はマナの本質に近い精神的特質とエネルギー的特質に注目し、マナの擬似再現を試み不安定ながら成功することができたのです。しかし、その対価として研究に費やした時間は膨大であり、大破局が既に終戦間近まで迫っていたことと、バラバラに散ってしまった上に資源も限られた人々に、この技術を伝授することは叶いませんでした。研究者達は、せめてこの第一原質だけを用いた革新的な技術を記録だけでも残すべく厳重な警備の魔動機に任せ、眠りにつきました。
　そして現在、遺跡から発掘された研究資料を元に再びこの地に蘇った技術は、不安定ながらも容易に物質を変質できることから、取り扱いを間違えないよう細々とマギテック協会が管理しています。

流派装備