・魔剣の迷宮で迷子になったことがある
・大きな失敗をしたことがある
・血縁者と死別したことがある

・まだ見ぬ世界を見るため

テラスティア大陸北部のザルツ地方に位置するフェンディル王国出身の少女。
主に遺跡の調査を行う学者と自称しておりギルド等には所属していないいわゆる"放浪者(ヴァグランツ)"としてアルフレイム大陸に単身旅をしてきたという。そのためかアルフレイム大陸特有の物(リカントやメリア)に強い興味を示したりする。
歳の割に古風な話し方をしたり自分より年上に見える者に対しても変わらず高圧的な態度を取る
独りで生きる為にテラスティア大陸にいた頃に弓術を教わっており弓の扱いが得意。
身長が低い事を若干気にしている。
気の強そうな雰囲気とは裏腹に閉所恐怖症であり密室に5分ほど閉じ込めておいただけでも大泣きしてしまうほど。
また魔法大国ユーシズでは知る人ぞ知る存在になっており時折『七色のマナ』魔動機術学科やマギスイーパーから勧誘されることもあるが自由を好む彼女はそれらをすべて断り続けている。

時は遡りおよそ250年程前、フェンディル王国首都ディルクール傍の小さな村の学者の家に生まれる。
優秀な学者であった両親の元に生まれた彼女はとても物覚えが良く知的好奇心が旺盛だったためか僅か10才にして国立の大学を首席で卒業するほどの成績を修める

そんな彼女も15歳の誕生日を迎え成人した彼女は誕生日に買ってもらった羽ペンとお気に入りの靴、その他旅の準備をして遺跡調査の旅に出る事になる。それが家族との最期の会話になるとは思ってもいなかっただろう

家を出て約2週間ほど歩いたところに魔剣の迷宮を見つけた彼女は何よりも好奇心が勝り単身迷宮に乗り込んでしまう。その結果罠にはまってしまい出入口が塞がれ敢然に出る事が出来なくなってしまうも内心ワクワクしていた彼女にとってそんなことは些細な問題であった。
迷宮の中の仕掛けを解きつつ奥に進む。何時間歩いてもどれだけ時間をかけて仕組みを解いてもちっとも疲れない状況に違和感を覚えつつも最奥部にたどり着くとそこには一振りの魔剣が台座に刺さっているのを発見する。
本来であれば罠を警戒したり用心したりするべきだったのだが実物を見たことのない魔剣の存在に思わず飛びついた彼女は勢いよくその魔剣を引き抜いた。適切に扱われず台座から乱雑に引き抜かれた魔剣は一瞬にして金属としての輝きを失い徐々に崩れ去ってしまった。
迷宮内には他の宝物等もなく骨折り損のくたびれ儲けとはまさにこの事か…等と考えていると主を失った迷宮は徐々に崩壊を始める。迷宮が完全に崩壊する前に何とか命からがら抜け出すことに成功するも何かがおかしい。迷宮内ではいくら走っても一切疲れなかったのに体感数十m程度走っただけで息が上がっている。それに体感では半月ほど迷宮の中にいた程度なのに迷宮の外は見覚えのない景色になっていた。

不自然に思いつつも一度家に戻ろうと思い地図を見ながら歩くも一向に村にたどり着かない。方角は合っているはずなのだがそれらしき村が見つからないのだ。
魔剣の迷宮跡地から約3週間ほど歩いたところに村を見つける。自分の故郷の村ではないものの近い村であれば何かしらの情報は得られるだろう。そう思い立ち寄り故郷について質問をしてみるも誰も知らないという。そんなはずはない、小さな村ではあった物のフェンディル王国でも名立たる学者を輩出しているのだから誰ひとり知らないはずはないだろうと思っていた。
そこで彼女は自身の父母について尋ねることにした。とても優秀でフェンディル王国に貢献した彼らの名前を知らぬ者はいないだろうと思っていたからだ。そうして彼女は父母について尋ねたところ思わぬ答えが返ってくることになる。

「あぁ、エトワール夫妻ね。確か…200年ぐらい前にいた学者さんだっけ。僕も授業で軽く聞いた程度だからこれ以上の事は詳しくないんだ。ごめんね」
同じ質問を複数人に尋ねても帰ってくるのは同じ答え。そんなことは考えたくはないが賢過ぎた彼女は嫌でも考えてしまう。そして一つの結論にたどり着き絶望した。しかし親族や友人にはもう二度と会えない辛さもあったがそれ以上に彼女はワクワクしていた。
しばらくは途方に暮れていた彼女だったが"あの魔剣の迷宮にいた半月の間に外の世界ではおよそ250年もの月日が流れていたことを"受け入れ放浪者として遺跡の探索や自身の知的好奇心を満たすために行動し始める事になる。

「ワシの生きてた世界から250年後の世界を、まだ見ぬ世界を謳歌してやろうではないか！父上も母上も知らぬ事をワシは知ることができる！これ以上に嬉しい事なぞあるものか！」

……とはいえ魔剣の迷宮での出来事は彼女にとってのトラウマになっているためか"魔剣の迷宮"や一人で閉所に閉じ込められる事に対して強い忌避感を覚える。

#1 [2,5]->(敏捷度 or 知力)
#2 [1,2]->(器用度 or 敏捷度)
#3 [2,3]->(敏捷度 or 筋力)
#4 [4,2]->(生命力 or 敏捷度)
#5 [3,1]->(筋力 or 器用度)
#6 [2,4]->(敏捷度 or 生命力)
#7 [1,3]->(器用度 or 筋力)

明鏡 虚(貧弱こんにゃく)
ライバック(あいすの棒)
レグルス(焼菓子)